ハイブランドは、なぜ高価格でも売れるのか

世の中には、「ハイブランド」とカテゴライズされるブランドがあります。

GUCCI、ルイ・ヴィトン、ポルシェ、
ROLEX、CHANEL 、、、

このように、ジャンルを問わず様々なハイブランドがあるわけですが、

今回は、「ハイブランドは、なぜ高価格でも売れるのか」について説明していきたいと思います。

例えば、ROLEX。

ROLEXといえば、時計というジャンルにおいて最高峰のハイブランドです。

その価格は150万円〜200万円。

時計というのは本来、「時間を正しく計るもの」であり、その目的が果たせるのであれば、もっと安い価格、なんなら1000円で売っている物でも良いのではないでしょうか。

時計であれば、「正確に時間を計れる」、
車であれば、「道路を走れる」、

このような、消費者がその商品に求める「必須で、最低限の機能」を「機能的価値」と言いますが、

機能的価値だけを求めるのであれば、安い時計でも良いはずです。

ではなぜ、200万円もするROLEXの時計は、需要過多とも言われるほど人気があるのか。

それは、「圧倒的なブランディング」があるからです。

Rolexの時計をつけている消費者は、おそらく以下の二つの価値を感じていると言えます。

①情緒的価値

情緒的価値とはつまり、「Rolexの時計を身につけている自分が好き」というような、その商品を身に付けたからこそ得られる「感情的な価値」です。

②自己実現的価値

自己実現的価値とはつまり、「200万円もする、最高峰時計ブランドであるRolexを買うことができた」というような、その商品を買うことが出来たという、「達成感から来る価値」のことです。

つまり、「圧倒的なブランディング」を構築した結果、消費者は最初に述べた機能的価値だけではなく、
情緒的価値、自己実現的価値を得ることが出来ます。

これが、ハイブランドが高価格でも売れる仕組みです。

圧倒的なブランディングは、「価格を引き上げる」ことが出来ます。

消費者が、「この価値に対してなら、高い金額を払ってもいい」と感じる価格。

つまり、「目に見えない価格」のことを「価格プレミアム」と呼びます。

圧倒的なブランディングは、この価格プレミアムを生むことができ、

圧倒的なブランディングの元にあるのは、

①圧倒的な「商品価値」

と、

②徹底された「品質管理」

があります。次回の記事で、この辺りの説明をしていこうと考えています。

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