代替品の定義

マーケティングフレームワークにおける、その業界への新規参入をするかどうかを判断するファイブフォース分析。そのうちの一つに、「代替品の有無」という項目がある。

それでは、「代替品」とは何か。

代替品の定義は、「同じニーズを、異なる方法で充足する製品やサービスのこと」である。

例えば、ある消費者が、「喉が渇いた」という問題を抱えていたとする。この時のニーズは、「喉の渇きを潤せるモノ」だろう。

自社が扱っている製品が「緑茶」を提供していたとする。緑茶は飲み物のため、消費者のニーズである、「喉の渇き」に対応できると言える。

では、自社の「緑茶」の代替品とはなんだろうか。それは、コーラやサイダー、紅茶、タピオカ、天然水などが挙げられる。

喉の渇きを潤すための製品は、何も「緑茶」だけではない。「飲料水」である全てのブランドがそのニーズを満たせるのだ。

このように、自社製品にとって変わる代替品の有無を意識することが、競争優位を実現する一つの方法である。

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