自分の価値観が形成された経緯

「自分自身の価値が商品であり、自分でなくては出来ない仕事がしたい」
という風にここ3年間くらいずっと思ってきた。

もう辞めてしまったけど、大学入学時から
約2年半続けたスポーツクラブのアルバイトで、ある1人のお客様から言われた事があって、

「私は、月会費の8000円を、スポーツクラブではなく、岡村君に会うために払っているよ。」

って言っていただけた事があって、そこからバイトがとにかく楽しくなったし、「自分自身が商品」という考え方が少しずつ芽生え始めた。

また、大学2年生の春休みに自動車教習所に通った際、何回か指導していただいた40代後半の女性の指導員の方から、

「これまで何十年と、この仕事をしてきて、
岡村君と同じ20代の子を何百人と見てきたけど、これだけ歳が離れているのにここまで話が合った子は岡村君しかいない。」

みたいな事を言って頂けて、凄く嬉しかったのを覚えてる。


他にも沢山エピソードはあるんだけど、
主にこの2つの出来事が、冒頭の自分の価値観を形成したと言っても過言ではないと思ってる。

あとは、スポーツクラブのアルバイトで接客を頑張ろうと思った期間が約1年半あって、
「休学した時の思い出」というブログにもちらっと書いた気がするけど、
自分と話してくれたお客様とLINEを交換して、その日来館してくれたお客様全員にお礼LINEを送ったり、アルバイトの時間以外でもお客様とLINEを継続したりした。

本当は規則的にそんな事をしたらいけなかったんだろうけど、お客様が自分の価値を評価してくれた事がすごく楽しかったし、何より自分の成長に繋がる気がしてて、
もしバレたら辞めればいいから、それまでは全力でやる。っていう次元のモチベまで行ったのを覚えてる。

その結果、自分の出勤日には沢山のお客様が来館してくれて、自分との会話が楽しかったと言ってくれたり、岡村君がいるから楽しくジムに通えているという言葉を貰ったりした。

その時に、
・自分自身の価値が選ばれる仕事がしたい。
・自分じゃなきゃ出来ない仕事がしたい。
というような仕事の価値観が大きく育ったと感じてる。

その延長線上に、「サービス業」や、「営業職」という仕事が浮かんできて、
去年の半年間は営業職に絞って考えてきたけど、ずっと拭えない違和感があって、

それは、もし営業で「商品が売れた」として、
お客様が「何を選んだのか?」という話になった際、当然だけど営業マンとしての自分自身ではなく、「商材の価値」を選んでいるのだと思う。
ハウスメーカーの営業をしたとすると、商材は「住宅」だし、
保険営業をしたとすると、商材は「保険商品」となる。

選ぶ比率を考えてみると、
「営業マン(自分)の価値」=3
「商材の価値」=7
くらいの比率だと思う。

自分は、
「自分自身の価値」=限りなく10に近い仕事がしてみたい。

ただ、そういう仕事をしたいと本当に思うのであれば、この世にある仕事の中では本当に限られて来るし、中には世間一般からあまり良いイメージを持たれていない職業もある。

安定した人生を歩めるであろう道を選ぶのか。
それとも、
たとえキャリアがぶっ壊れてもその道を選ぶのか。

最後に決めるのは自分自身だからこそ、その選択にかかるプレッシャーや責任が重いなと感じてる。

さらには、もしその道を選んだとしても、
その道で成功出来るかどうかは分からない。

こんな難しい思考に陥るくらいなら、適当に大学生活を送って、適当に就活しておけばよかったなと思うくらい、選択が重くて辛い。

でも、こういう葛藤した時間も、いつか誰かが自分を見た時の価値として映ると信じてるから、この時間は無駄では無いと思ってる。



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