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マジムリ学園、AKB0048、AKB0048next stage

動画サイト登録しまくりだったので、Huluの未視聴を消化しました。

マジムリ学園

途中までで止まっちゃってたので、最終話までいっきに観ました。アヤネちゃんかわいいよアヤネちゃん

噂に聞いてた通り、最後ふわっと終わりましたね^o^戦争を止めるリリィの台詞に、どことなく「国境のない時代」を感じたのはこの時代のせいでしょうか。権力とか人気とかそういうの関係なく、お互いを尊重できる世界。あったらいいですね。

全体を通じて、敵が男性、しかもボクサーとか力士とかレスラーとかあるいは財閥とか、圧倒的に強い存在と戦うという設定は現実的には無理があったかもしれない。けれどきっと、このドラマで少女たちに与えられた戦うべき相手は、同じ校内や近隣校のライバルではなく、力も権力も平等ではない理不尽な「社会」。その意味をもたせたかったのなら、真っ当な相手だったように思う。

社会はそんな都合よく、女子高やキャバクラみたいに同じ体力をもった人たちが揃う場所ではないから。どんなに時代が進んでも、優位に偉ぶる男性を前にして少女の権利や気持ちは必ずしも尊重されず、従事する姿勢が消えないから。そんなニュースも聞こえる世の中だから、せめて空想の中でくらい、制服を着た少女が気持ちのいい血を流して男たちを倒したっていいじゃないですか。それを実現できるのがドラマなのだから。と思いました。

AKB0048、AKB0048 next stage

FFさんから作品としておすすめされていたのでこの機会に。頑張れば2日間で見られるもんですね。アニメほとんど見ない法則わかってない"アニメ音痴"でも楽しい作品でした。無印はオーデションからステージに立って故郷に凱旋するまで。next stageは総選挙と、社会との戦い、研究生から先へ…って具合な内容でした。

アキバスターとても綺麗な都市ですね。伊藤郁子さんが作画監督されたのもなんかわかる。77期オーディションを受けたみんながアキバスターに着いたくらいから、急激に楽しくなってきた。器用貧乏を好きになっちゃう性なんで、彼方と美森が好きでしたわ。楚方は正直最初鬱陶しかったが彼方を慕うのがとてもかわいい。織音のアンチのエピソード、好きだったな。あれは握手会泣いてしまうわ。初めて0048が来てくれてライブを観た時に、キラキラしたステージを観て怖がる気持ち、なんかわかるな。

登場人物の名前、顔、声優してるメンバーが全員は一致しないままで見てましたが←全然わからないから、もうこのまま見ちゃえ!と思って、エンディングで一瞬入るクレジットを追って、パズルみたいに覚えていきました。亜美菜とか麻友の声は本当にすぐわかったけど、凪沙だけはずーっと誰かわからなくて←華怜かー!全然わからなかった。すごいな華怜。

あと、襲名メンバーの優子とかたかみなとかゆきりんとは特に、キャラクターデザインと声優さんがすごい。キャラだけ見れば、声だけ聞けば全然そのオリジナルメンバーではないのだけど、キャラにはモデルメンバーの個性が確かに描写されているし、発声なのか声色なのかわからないけど当てられている声にも特徴が確かに刻まれてると思った。オリジナルメンバーを真似てオリジナルメンバーを作っちゃうなんてあれはすごい。

音楽に48楽曲がたくさん出てくることもあり、アニメ慣れしてなくてもするする楽しめた。挿入歌は、無印はシングル曲が多かったけど、後半からnext stageにかけてはチームK曲が妙に多くて嬉しかった。統計とったわけじゃないから数的にはそんなことないかもしれないけど、印象に残ることが多くて。

「1つの作品を作る」ということの深さに気づかされた作品でした。世界や物語、歴史の作り方がとても緻密で、広大で、シリーズを跨いで伏線を回収していく。あんまり最近のアニメを見ないから、良い作品とか悪い作品とかよくわからないけど、そのことをとても新鮮に思いました。

next stageの最終話でついに「この涙を君に捧ぐ」がしっかりと芽を出して物語に組み込まれていくところとか、好きだったな。劇場への道(階段)や、電車の幻夢も、画がとても素敵だった。どこかでみたことのある世界観ではあるけど、音楽として聴いてるだけだったNO NAMEの楽曲たちと関連づいていることがよーくわかったのでしっかり唯一無二の固有のものになっていた。

無印は、芸能禁止の星を0048がまわってライブを届けるというのが軸にあって、2011年から続けてる東日本大震災の被災地訪問の活動とリンクするものを感じた。自然災害の被災による不安定さと、芸能規制の武装による不安定な情勢は異なるものだけど、着想源がなんとなくそこにある気がした。

あと、これは2013年のアニメだから、その約2年後、世界情勢が不安定になったころにAKB48が歌うことになる「僕たちは戦わない」のメッセージの芽が確かにあったこと。秋元康の手掛ける仕事はどこかで繋がっているからおもしろいですね。

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