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お金の話(2)

おはようございます🌞

世界に目を向けると、3日ほど前に新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が最多を記録したそうで、日本の衛生意識の高さを再確認したとともに、第二波が間違いなく来るだろうなと感じています。

さて今日は前回の続き、

お金の話です。

こういう話って日本だと結構タブーに扱われてしまいます。

「あいつ金金うるせえな。下品だ。」

こういうのも全て歴史的背景が影響しているということを前回お話ししました。

今回は実践編。

目次
▼お金って何?
▼なぜマネーリテラシーがないといけないのか▼現代のお金とクラウドファンディング
▼お金を増やすたった一つの方法

こんなテーマで進めていきます。
なんか起業家とかビジネスマンみたいですけど、そんな堅苦しい話じゃありません。

では参ります。

▼お金って何?

お金がどうやってできて、銀行がどうやってできたかを前回の記事で歴史的な背景を交えながら書いてきました。

じゃあそもそもお金ってなんなんだって話です。

お金は一言で言うなら「信用を可視化したもの」だと私はいつも言います。

物の価値というのは定義したり、わかりやすくすることが難しいです。

例えば、あるアーティストの曲を好きな人もいれば嫌いな人もいる。

これは好きな人からすれば、その曲を聴く価値がありますが、嫌いな人からすればその価値がない。

完全な個人の主観で価値が決まっています。

どんな曲でもどのアーティストが精一杯作ったものに間違いありませんが、精一杯作った曲だからといって全ての人にとって価値があるというわけではないということです。

お金も同じです。

お金はお金だから価値があって当然というわけではなく、日本人だったら円に、アメリカ人なら米ドルに価値があると信用しているからこそ価値が担保されています。

一万円札をアフリカの先住民族に渡したら多分鼻紙か火をつけるために使われます。

彼らにとって円は価値がないからです。

このようにお金っていうのはフィクションです。

価値があると信じているから価値があるだけで、お金自体に価値はありません。

そんなお金ですが、主に3つの機能があると言われています。

①支払決済手段
②価値尺度
③価値保蔵

の3つです。

この3つにあるようにお金自体に価値はなく、手段やツールでしかありません。

そしてこのお金(円)の価値は日本国が長年に渡って諸外国との外交や、経済的成長、その他様々な不断の努力の結果成り立っているものですが、その価値が安定しているから機能しているものです。

もっともっと話すべきことがありますが、調べれば簡単に手に入る情報なので次に進みます。

▼なぜマネーリテラシーがないといけないのか

マネーリテラシーとは簡単に言うとお金についても常識とか知識のことです。

日常生活でお金についての知識が必要になる場面なんてそうそうこないと思います。

1万円という値札がついていたら1万円札を出せばいいし、100万円のものが買いたいけれど、お金が足りないときには貯金してから買えばいい。

あまり意識したことがないと思います。

マネーリテラシーが必要である理由を端的にいうなら「損するよ」という一言しかありません。

私は両親やおじいちゃんおばあちゃん世代の人からよく貯金しろ言われてきました。

マネーリテラシーが一切ない頃には「そうだね〜、何かあったときに大変だもんね〜。」なんて適当に受け止めて貯金を少しだけしてみたりしましたが、このまま年老いていたらいくら損してたかわかりません。(怪しいビジネスの勧誘じゃないので安心して続けてお読みください)

例を挙げながら話します。

例えばあなたは10年後に1000万円のフェラーリを現金で一括で買おうと20歳で決意します。

単純計算すれば1年で100万円ずつ貯めて、それに銀行の金利(ゆうちょの普通預金なら0.001%くらい)が少し上乗せされるので10年間貯め続けると、1年後には100万10円、その次の年にはさらに100万円と金利が乗って200万30円…

みたいな感じで貯まっていって、最後の1000万円目を貯金したときには1000万450円になって金利で450円増えるだけに留まります。

しかし現在日本のインフレ率は約1%。

1000万円の自動車なら1年後には1010万円にという具合に上がっていき、10年後にはなんと約1104万円にまで価格が上がっていく計算です。

「そんなの嘘だ!そんなはずはない!」

というふうに思った人もいるかもしれませんが、それがマネーリテラシーがないという状態です。

つまりたった10年であなたの持っているお金の価値は10%落ちたということです。

貯金というのはお金が貯まっているように見えて、お金が減っているということなんです。悲しいですが現実です。

だからこそ正しい知識を得て、損はしないようにしなくては!!!

▼現代のお金とクラウドファンディング

壮大なテーマを掲げてみました。

現代のお金とつい最近までのお金とは決定的に違うところがあります。

それはつい最近までは影響力(フォロワー)=お金であったのにもかかわらず、現代ではそれがまた信用=お金に戻ってきていると言うことです。

SNSのインフルエンサーなんかがつい最近までのお金稼ぎの典型的な例です。

「あの有名人が使っているから私もあれを買って使ってみよう。」

そんな商品の買い方をしたことがあると思いますし、つまりは自分自身もフォロワーを増やせば、お金を稼ぐチャンスがやってくるということを現代人は知っているのでフォロワーが増えるような投稿をしようと心がけます。

こういう世の中の経済状況を評価経済と言ったりしますが、これまでは「フォロワー数=お金」になっていました。

そして昨今世間を賑わせているのが、クラウドファンディングというシステムで、これはまさに“信用をお金に両替する装置”です。

クラウドファンディングというのは、インターネット上である企画をプレゼンして、その企画に賛同したいとか支援したいと思った人がお金を支援するという仕組みです。

ここでは、企画やリターンの内容以上に企画を立案した人の人間性や信用にお金が集まります。

有名人はクラウドファンディングでうまくいかない

現在クラウドファンディングで総支援者数、総支援額共に日本記録を持っているのが、キングコングの西野亮廣氏です。

彼がクラウドファンディングで成功を収め続けている理由は一つで、信用があるからです。

彼がその信用を得るためにしたことはたった一つで嘘をつかないことでした。

当たり前じゃんって思うかもしれませんが、ここに他の芸能人やインフルエンサーがクラウドファンディングにことごとく失敗する理由があります。

彼らは残念ながら嘘をつく環境にずっと身を置いているからです。

芸能人がグルメリポートで本音で「まずい」とか感想を言ってしまったら、単なる放送事故ですので彼らはその味が美味しくても、美味しくなくても口を揃えて「美味しい」と言います。

同じようにSNSのインフルエンサーも特に好きでもないものを広告・宣伝してしまいます。

これは全部環境が原因ですが、その行動が結果的に信用を失ってしまい、クラウドファンディングの失敗を招いてしまっています。

そのために西野さんそういった環境を捨てることを選択して、結果的に信用を勝ち取ることに成功しました。

こう言った信用度が価値を生む経済のことを信用経済といい、これが今のトレンドです。

これはクラウドファンディングに限ったことではなく、私たちの日常生活にも密接に関係することで、嘘をつかないでギバーでいることが信用の獲得につながると確信しています。

▼お金を増やすたった一つの方法

先ほどの「▼なぜマネーリテラシーがないといけないのか」の章で、貯金はバカ真面目にやってしまうとお金が減っていくだけだよっていう話をしました。

お金を使ったときに起こることは3つしかなくて、

・上手く使って増える
・下手に使って減る
・貯金して少し減る(インフレ)

この3つしかありません。

生活していく上でいろいろ買わなきゃいけないものや、固定費を引いて残ったお金のことを可処分所得と言いますが、ここを増やすことが=お金を増やすことです。

「仕事を頑張って給料を増やしたらお金も増える!」

これはお金が増えたわけではなくて、給料が増えただけです。

つまり上の3つから見るとお金を増やす唯一の方法は「上手く使う」以外にありません。

使い方についてはいくつか選択肢がありますが、一般人の私たちにできることは投資しかありません。一択です。

これは単に株を買うべきだとかそういう話ではなくて、困っている友人を助けるために使ったり、それこそ株を買うための知識を得るために本を買うのも全部投資です。

「上手く使う方法」はひとそれぞれで十人十色です。

お金がないから身を粉にして働くという発想ではなく、「どう使えばこの500円が550円になるか」みたいなことから考えていくと、時間的制約からも経済的制約からも解放されると思います。

みんなで人生勝とうね😁

長い長い文章を本日もお読みいただきありがとうございました😊

ではまた!!!








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