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読書の記録 vol.1「さみしい夜にはペンを持て」

あらすじ

中学生のタコジローは、ある日公園でヤドカリおじさんと偶然出会う。そして、おじさんに悩みを話し始めると、日記を書くことをすすめられた。文章を書くことで自分との向き合い方を知り、自分を知っていく物語。


本を読んで

タコジローは文章を書くのが苦手。そんなタコジローにヤドカリおじさんは、文章の書き方を教えてくれます。

同じく文章を書くのが苦手な私は、物語としてこの本を読みながらも、「こう書けばいいんだ!」と学ぶことばかり。

いつも簡潔にまとめ過ぎるか、ダラダラと文章が長くなってしまうんですよね。

頭に思い浮かんだ、ありきたりな言葉を使いがちで、感じたことをイメージ通りに表現できないこともしばしば…

本の中には、様々な文章の書き方が出てきます。すぐに全部は無理でも、いくつかのポイントを押さえるだけで、今までとは違った文章を書けそうだと感じました。

私がやってみようと思ったことは、

・まずはノートを開いて、いつでも書ける準備をする。
・自分の考えを書き出してみる。そして、納得がいく考えが出てくるまで、何度も書き直す
・文章に流れる時間を、スローモーションで考える。
・ただ「読む」「見る」だけじゃなくて、「書こう」と思うことで物事をより具体的に見る。

イメージ通りの文章になるように、試行錯誤しながら書いてみる。そして行き詰まったときは、この本を何度でも読み返すでしょう。
自分の文章がどう変化していくのか、楽しみです!


私の好きな一文

ぼくは、ぼくのままのぼくを、好きになりたかった。

「さみしい夜にはペンを持て」より

日記を書き、自分と向き合う。自分のことをより深く知ることで、本当の自分が見つかる。

会社での自分、家族や友達といる時の自分…どこか演じてしまっているものを全て取っ払った、「ありのままの自分」を知り、そして好きでありたい。

これからも文章を書き続けたい。
そう思わせてくれる一文でした。


さいごに

友情についても描かれていて、感動できる物語でありながら、文章の書き方や自分との向き合い方を学べる、そんな一冊。
文章を書くのが苦手な方に、ぜひおすすめしたいです!




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