【振り返り】2021.5.3 「5月3日は、ござの日です」(配信)
2021年5月3日…もともとは、ござさんが満を持して有観客で開催しようとしていたコンサート開催日。
このnoteは、その2021年5月当時、ファン歴の浅いわたしが、ござさんの音に触れた感動をなんとか言葉にしようとしていた、最初期のござさん推しのツイートを再編集した文章になります。
今と比べると当時はピアノの感想といいイラストといい至らないもので恥ずかしくこれまで未発表でしたが、コロナ禍の配信ライブという業態を一般人がどう受け止めたか、その受容史として書き残すべきだろうと思いました。
そこで少し長くなりますが、前置きとして当時の状況をおさらいしておきます。
この年の2021年2月、印象としてはごく唐突に、あの新型コロナウイルス感染症が日本でも流行り始めました。海外由来のウイルスがここまで流行するという現象に、そのときの日本人はほぼ全員初めて遭遇したのではなかったでしょうか。
「5月3日は、ござの日です」(2021年)は、ござさんが満を持して有観客で開催しようとしていらしたコンサートで、開催日を5月3日と定めていました。会場は「GrandMaisonORENO 俺のフレンチ」(著者注:その後2022年にリベンジ開催)。
しかしこの正体不明の感染症という、歴史書やSFにしか現れないと思っていた思いがけない侵略者が、しかも命に関わる威力で広がりつつあったために、残念ながら配信のみの開催となったのでした。
わたしは引き篭もりのゴールデンウィークの真っ最中でしたが、Twitter界隈には、ござさんファン数人がイラストを描き切り絵を上げ、とても賑やかで活気に溢れていました。わたしも、その流れに乗って、ござさんの手のイラストを上げた…のがこの頃(2021.5.1)です。
再編集するにあたっては、時系列でつぶやきを並べています。
なお、5月10日以降のツイートについては、5月8日に山梨県河口湖で行われた「Pianic」というイベントにござさんが出演されたことから、新規のござさんファンに向けて、その時同時に開かれていた「ござの日」アーカイブを宣伝しようと、当時のわたしが一生懸命推し活をしていたものであること、Twitterには改行は付しておりませんでしたが、読みやすさを最優先して改行を入れたことを補足しておきます。
1 つぶやき(2021.5.2)
明日の動画視聴のための準備万端。オーディオバランスや視聴画面も完璧。肌あたりの良いガーゼ地のハンカチOK。明日のござの日ライブの成功は目に見えてる。
大丈夫だいじょうぶ。明日の今頃は幸せの乾杯の最中…
2 つぶやき(2021.5.3)
感想いっぱいあるけど、ござさんの魅力が充分伝わるソロライブだったと思います。「海の見える街」と「葛飾ラプソディ」は、このバンド編成のままぜひ音源化してほしい。「海の見える街」は、PlatinaJazz様にも負けてないと思うんだ…
誰か…偉い人…
ござさんのバンマスとしての器の大きさも感じられる、いいライブだったなぁ…
オリジナル曲2曲(筆者注:「清新の風」「アネモネ」)については、遠慮なく音源売ってほしい… きっと時間をかけて愛されて育っていく曲だと思います。新曲(筆者注:「アネモネ」)落ち着くわ…
ござさんを認識するずーっと前から、Twitterで流れてくる動画は見ていたりするから、もはや歳の離れた姉の気分で感情移入しちゃう…
音ズレについてはアーカイブからでも直ったらうれしいけど、どんな契約なのかな。
ただここは最高到達点じゃないとござさん本人も思ってるはず。次につながる前向きな判断をするための意見として(運営様には)取り上げてほしい。
3 つぶやき(2001.5.4)
「ござの日 」アーカイブ見てる。珠玉の名曲の数々…特にピアノソロの「どんなときも。」「シークレットベース」は涙が抑えきれない。ござアレンジの妙とダイナミクスの波。どんなに彼自身がこの曲に支えられてきたのか思わずにいられないから。そして私も救われていると、いつか生のライブで伝えたい…
一転して「宝島」からは彼のリズム感が活かされる曲が続く。ピアノ一本でも感じるグルーヴを、細分化して割り振りしたように、サポートメンバ一の仕事が的確....カコイイ...
真ん中の3曲(筆者注:「新宝島」「海の見える街」「葛飾ラプソディ」)は、もっともござさんらしいアレンジと言えるかも。特に「葛飾ラプソディ」はJAZZの名品に仕上がっていて、ござさんが楽しんで弾いていらっしゃるのにときめく。
ソロ回しもめちゃくちゃ楽しい。ピックなしの熊吉郎さんのベースエモいし、パーカッションの直井さんの全開の笑顔と、ドラムのハルカさんのクールさの2画面展開は、紅白?HOT&COOL?の対で楽しめる。
このバンドでJAZZ堪能したい!いつか!
4 つぶやき(20215.06)
配信(筆者注:2021.5.5のYoutube振り返り配信のこと、メン限)ありがとうございました!
ライブアーカイブ何回も何回も見てます。「緊張感の中の静かな表現」、受け取りましたよ!
プレーヤーとして「どんなときも」「シークレットベース」は最高峰だったし、アレンジャーとしてのござさんには「海の見える街」「ダニーボーイ」で別世界を見せてもらえたし、「夕さり」「清新の風」ではコンポーザー・ござの矜持を感じました。
一曲一曲、練習の苦労や選曲の背景を聞いて、一層ライブが楽しめそうです。
そして、バンマスとしてJAZZMANとしてのござさんには、「葛飾ラプソディ」のあのグルーヴ感で持っていかれました!ござバンドカコイイ...早くコロナが収まって、ツアーして下さい!
ところで鼻声でいらっしゃいましたか?
まだアドレナリン放出中かもですが、おつかれを取ってPIANIC頑張ってくださいね!
5 つぶやき(2021.5.7)
本当にござの日ライブ天才の所業でどれもこれもよすぎですけどお酒飲んで必ず泣くのは「どんなときも。」ですねよすぎてどんな顔して聴いたらいいのかわからない
彼がどんな思いでライブを迎えたのか仕事で怪我しながらどんなときもピアノを弾き続けて来たか転調2回の上がり方見てると泣け文字数
6 つぶやき(2021.5.10)
PIANICで、我が最愛の推し・ござさんに目覚めてしまった人々よ…
あなたが見たいござさん、ここにあります…eplus様で今すぐ「ござの日」を検索するのです…涙なしには見られないパフォーマンスがここにあります…けど…今晩だけです(筆者注:アーカイブ期限が5.10の23:59までであったことを指す)…
今から #ござの日 ライブ 語ります…
ござの日予報の時間です。
PIANIC勢に見せたパリピ具合は、一旦置きましょう。あなたが触れようとしているござさん のござの日ライブは、曲は割合しっとりです。でもMCは想像通りほんわかして楽しいでしょう。
本人の天気は穏やかで、曇りひとつないピアノ🎹を聴かせることでしょう。やや天然色も見えるかもしれません。ただし、演奏には度肝を抜かれることでしょう。
1曲目、ワルツです(筆者注:「月のワルツ」)。(ご新規様のためにセトリ伏せます)
出だしがかっこいいでしょう。挨拶がわりの高音から低音までの跳ねるような指が見られます。ゴースト表現が素晴らしいでしょう。跳ね回る手に注目です。ござさんが浮き上がるような照明にときめくでしょう。
配信のよさで、跳ね回る左手も小指の腱も、その手の震えも見えます。
2曲目(筆者注:「どんなときも。」)凝ったというよりもリハモの美しさに度肝を抜かれるでしょう。泣く人もいるかも知れません。
「ええ曲やで」とござさんが似非関西弁で語る曲。勢いじゃなく目新しさがあります。テンポは自在です。
その自在さの中に感動があふれるのは、クラシック寄りと本人が述べるほど、一音一音が揺るがせにできない緊密なつながりがあまりに美しいからでしょうか。
また言いますが、左手の腱が美しいです。個人的趣味です。
3曲目(筆者注:「secret base」)LED照明が美しく照らす中、静かに始まります。ござさん本人が「ふりかけ」とおっしゃる、キラキラ✨感満載の始まりはじまり。俺のグリル様のヘリンボーン敷の床材に、ブルーの照明・グリーンの照明が当たってきれいです(個人的趣味)。
下支えする左手のベースとリハモが感動的な曲。間奏はアドリブなのか、軽やかでこれまたすごくいい。息がつけないほど濃密な三曲です。
ここまでのところおおよそ25分。
さてさて。読む人のほとんどないござ予報、4曲目は有名なアニソンです(筆者注:「宝島」)。
最近(筆者注:2021.4.26)作曲家様(筆者注:T-SQUAREの和泉宏隆さん)が亡くなられたことに触れつつ、湿っぽくならないように「曲が好きだし、楽しみたい」と始まります。ござさんのこういうところは、日差しのようにポカポカしますね。
前奏がわりのアドリブがめちゃくちゃかこよく、この辺からござさんがJAZZMANになります。左手の保続音が心地よくリズムを刻みます。というか、リズム感の鬼ですね。死ぬほどリズムがよい。
軽やかなパラパラの音数に度肝を抜かれることでしょう。 …度肝って何ですかね…こんなに何度も抜かれても、人間生きていけるんですね…
5曲目(筆者注:「新宝島」)ここからバンドが加わり、ござアレンジの真骨頂のスタートです。
後半、ドラム以降のエモさったら…アドリブも必見です。ござさんのバンマスの顔も見えます。
ござさんは、興福寺の阿修羅像のように丹精でめんこい(かわいいの意)三面六臂を持ってる気がします。いくつもの顔を持ち、腕は2本じゃ足りないんですもんね(?)
もう予報から離れてますね。
さて6曲目は有名なアニソン(筆者注:「海の見える街」)ですが、ともかくアレンジが秀逸すぎる!選曲理由として「編曲のしがいがある」と挙げていましたが、こんな編曲あり?なプロフェッショナルなジャズワルツ。3拍子と6/8拍子の変拍子も凄い。転調エモい!!!
7曲目(筆者注:「葛飾ラプソディ」)町内とか、駅のホームで電車の到着音とかに使ったほうがいい!明るくなるし楽しくなるし、ともかくすてき。
ござさんも本領発揮だし、ベース!小学校の床のようにピックに削られたベースから鳴る音がエモすぎる。濁ったリハモで応えるござさんもエモい。ソロ回しが神…!楽しさ満載!
テーマに戻って安心しながら満足の吐息が漏れる。ソロ回しのパーカッション直井さんとドラムの高橋さんの掛け合いは、とーっても楽しいです!ホットとクールの対比で技術満載、心地よい。ござさんもやり切った感で嬉しくなります。
8曲目。クラシックをボサノヴァアレンジ(筆者注:「シチリアーノ」)こういうアレンジがほんとに神。キメキメで濃すぎる。
というか、MCも濃すぎる…根っからのエンターテイナーなんだと思うのですが、会場をほんわか温め、バンドマンたちを笑わせて、めちゃくちゃ真面目な曲を弾く。
こういうメリハリの効いた舞台はなかなか…
9曲目。ござさんオリジナル曲「夕さり」。こんな古く床しい曲名つけるござさんのセンス!曲はジャズ的アプローチから展開していくもので、かっちりした譜があるわけではないみたい。2月24日ツイートで、ござらーにはおなじみ。リリカルでセンチメンタル。
10曲目は、PIANIC2日目にも弾いた(らしい)「清新の風」さん。繰り返されるフレーズは、音が下がっていくと思いきや、美しく高音に駆け上がっていく譜。さわやかで心地よい、河口湖畔にぴったりの曲だったのでは。
アンコールは有名なアイルランド民謡(筆者注:「Danny Boy」)。ベースソロから始まるこの曲は、懐かしくて素朴な雰囲気でありながら、ハッとするようなピアノの音が混じり、思索するピアニストござさんの背中に魅了される。ほとんどアドリブらしいのもすごい…
ということで、ご新規さんに届くのか?ござの日予報という仕立てを途中で忘れるほどのめり込んでしまうライブでした!ともかく緊張感の生む緊密な音の響きが素晴らしいです。これがもう聴けないなんて、惜しすぎる。
関係の皆様にぜひ円盤化をお願いするものでございます! #ござの日 #ござ
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