【LinerNote】～wind～収録曲のこと

12月になりましたね！

街はどんどんクリスマスムード。

私はというと。
6月に石巻の海で撮影した真っ青な写真を眺めながら、
遅れた夏を感じながら、制作に明け暮れる日々です！

遅れたというか、もう逆に最先端かもしれない。

または、私、南半球にいるのかもしれない。

きっとそう。うん。

チラホラと登場しているこの素敵な写真についても
また別の記事でお話しようと思っています😆

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▶まえがき

さて今日は、月末に発売の迫った

「花鳥風月シリーズ第3弾 ～wind～」

に収録されている｢曲の紹介｣をしてみようと思います。

ライナーノート、というやつです。

6月に発表されていた今回の収録曲。

1.Keep running
2.足跡
3.Playground

今回、色々あって大幅にリリースが遅くなってしまい。

1度転んだ足で再び歩み出すというのは
何も知らずまっさらな最初の一歩を踏み出すよりも

何倍も怖い

ということを知りました。

でも、どうしても完成させたくて。

待っててくれる人達がたくさんいて、
力を貸してくれるアーティストさんがたくさんいて。

何ヶ月もかかりましたが、

もう1回やってみよう！！！

そう思って改めて制作に取り掛かってみて。びっくり。

収録予定だった曲はどれもこれも、過去、

壁を前にして自分を奮い立たせたり

立ち上がれない中で、遠くの同じような誰かを思ったり

1人でダメなら別の何かに頼ってみよう、だったり

何かに挑戦しようとしては、もがき、苦しむ中で産まれた曲ばかり。

この私の数ヶ月を肯定してくれるような、
「待ってました！」と言わんばかりの曲たちでした。

不思議だなぁ。

やっぱり諦めずにやってみると、＂何か＂あるんだよなぁ。

「胸を張って逃げればいい」がうたい文句の私。

でも、人生にはそれだけじゃダメな瞬間もあって。

なにがダメかって。

「胸を張って逃げればいい」というのは、

できない時はそれでもいいんだよ。

の姿であって、本当だったら「できる自分」でいたいわけ。

そんな、｢なりたい自分｣になるためにはどうしても必要な、

腹をくくる瞬間。
挑戦してみたいけど怖い瞬間。
やっぱダメだったわ、の瞬間。
でもやっぱりやってみたい、の瞬間。
それがだめならこっちでやってみるか！の瞬間。

自信を取り戻すために避けては通れない、こんな瞬間に書いた曲たち。

私にしては珍しい(笑)、逃げずに立ち向かう気持ちを歌った曲ばかりが集まりました。

｢祐日さんの歌は、朝とか、仕事の前とか、気合い入れて掃除する時とか、そういう時に聞くと「ま、いっかー。」ってなっちゃうから寝る前に聞いてる。笑｣

と何度も言われてきましたが、もうそんなことは言わせません！！

祐日にも戦う時はあります。笑

さてさて。

そんな中で再びレコーディングしながら、
今の私だから乗せられそうな言葉や思いがどんどん浮かんできて。

どうしてもそれが入れたくなって、
新しく、今の気持ちを散りばめ、元々の曲に少しづつ手を加えながら、ようやく制作も大詰めを迎えました😊

わくわくしてる！
明らかに成長してる！はず！
自画自賛！笑

早くみんなに届けたいよー！

では1曲ずつ振り返ってみたいと思います😊

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１．Keep running

2016年の東京マラソンを走ることになり、
自分を奮い立たせるために、練習のお供に、
走るテンポに合わせて
はじめて｢逃げたらいけない｣ことを書いた曲。

2015年の10月頃作ったのかなぁ。

東京マラソン。怖かったんだよなぁ。
スタート前、何万人の人の中でぽつんと一人。
すごい緊張してて。

練習はしてきたはずだけど、
それが足りてたのかもわからないし、
これから自分に何が待ち受けているんだろう…って。
そんなこと外に出せないから、すごく虚勢張ってたけど。


走ってる途中、20キロ地点くらいでランウォッチが壊れてしまって。

区間ごとに足切りタイムがあるから、
それを超えないように走らないといけないのに、
今何時なのか、自分がどこをどのタイムで走ってるのかすら
全くわからなくなってしまって。


もうだめかも。と諦めかけたとき。

あの曲があったー！！！！
走るテンポで作ったやーーーつ！！

と、このKeep runningを思い出して。
そのまま頭の中で流しながら、なんとか42.195キロを完走して。

あとでタイムを見返したら、ほぼ計算通りだった。
という、ミュージシャンでよかったーーーーー！の思い出の曲です(笑)

そんな曲ですが、更に今回、大幅に歌詞を書き換えました。

元々作った時は、まだ東京マラソン挑戦前。

当時は頭の中にあった｢頑張るって、たぶんこんな｣みたいなものを曲にしたんだけど、

色んな山を越えて｢その時私が何を感じたか｣を入れたくなった。

今まで弾き語りではあんまり歌ってこなかった曲だけど、
この曲を出すための今回のCDだったと言っても過言ではないかも。

そのくらい思い入れの強い作品になりました。

今だから書けた歌詞、今だから歌える言葉、
今だから乗せられる想いがあります。

元の歌詞が気になる人はYouTubeに載ってるよ(笑)

鍵盤には、とっても繊細で美しいメロディーをのせてくれるUiちゃんを迎えました。

Uiちゃんの鍵盤の音色が、またたくさんのイマジネーションをくれて、新しい世界観で完成させることができたと思います！

１曲目にふさわしい曲に仕上がりました！お楽しみに！

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２．足跡

これも思い出深い曲だなぁ。

東京マラソンを走り終えた辺りから
声帯結節と薬の副作用で体調不良が続き、半年くらい歌が歌えなくなってしまった私。

結局手術することになり、声も出せなくて、
当時3年間毎月開催していた定期ワンマンライブも
お休みしなければいけなくなってしまって。

その復帰後、最初のライブで新曲として披露した曲です。

体が具合悪くてなーんにもできない間、
ただただ自分の心と向き合って、
毎日毎日、奥へ奥へずーっと焦点を当てていったら、
たどり着いたところは

こんな思いしてる人、他にもいるんだよなぁ。
しんどいだろうなぁ。

だった。

外から見たら元気に見える人、普段明るい人、
でも本当は、みんな色々抱えてる。

パッと見しっかりしてるように見られるけど、
ずっと世間になじめなくて、
思いっきり背伸びして生きてきたり
外からはよくわかんない病気になったり

そういえば私ってずっと、
見えるとこと見えないとこのギャップみたいな、
そんなとこが苦しかったんだなぁ。なんて思ったりして。

何かサインがある訳じゃなくても、
見えないところにも必ず人の想いがあることを忘れずにいよう。

そう思って書いた曲。

歌えなかった当時、すごく影響を与えてもらって、
何度も曲に救われて、
ミュージシャンとしても新しい表現を教えてもらっていた
オッッッッツェさんが今回、本当に暖かなトラックを作ってくれました。

星空と僕らのルール/オッッッッツェ

聞いてくれた人に寄り添える曲であったらいいなぁ。

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３．Playground

2017年の年末、

数年前からお世話になっている、
イベンターのCHO-1(ちょういち)さんの企画イベント
｢ランチキナイト｣に出演させてもらった時に、初披露した曲。

その時のイベントのテーマが｢Playground｣で、
｢祐日、このテーマで曲書いてよ！｣とお題をもらって書いたやつ。

その年の秋、
音楽を続けるべきか、向いていないから辞めるべきなのか、
｢もうこれで悩むのは最後にしよう。｣
と腹を括って決断を悩んでいた私。

色んなアーティストを近くで見てきたCHO-1さんに
客観的な意見を聞きたいなぁと思って、
珍しく人に相談してみることにしました。

「相談があるので、時間もらえませんか？」

とだけ連絡したのに、会って第一声

｢で、祐日音楽辞めるの？｣

と、全てを見透かされて言われたことに拍子抜けしたのを覚えています。笑

1人で悩んで、1人で煮詰まって、
全部1人で決めてきたと思っていたけど、

気付けば周りにはいつも隣に誰かがいて、
何なら自分より自分のことをわかっている人たちがいて。

私が心を開いて、信頼して飛び込んでいけば
あたたかく受け入れてくれる仲間がたくさんいました。

どんな形でもいいから、祐日がやりたいように音楽やったらいいんだよ。

そんな言葉をもらって、肩の力がすっと抜けて。

それなら私がやれることを、やりたいようにやろう。

その代わりエネルギーが切れる前にちゃんとチャージして、
あの手この手で上手に続けていこう。

音楽を辞めるって選択肢はそもそも無しにしよう。

そう決めました。

きっとそういう私の色々な心の変化を見越して、
それから、
私にとっての｢Playground｣がなんなのかを見越して、
CHO-1さんはこのタイトルで曲を作るように言ってくれたんだろうなぁ。

後になって、やられたー！と思いました😆

そして、普段からよく弾き語っているこの曲ですが、
今回レコーディングしながら、大変貌を遂げました！

スペシャルゲストをお招きして、
とんでもなく豪華な作品になりましたよ✨

聞いてみてのお楽しみ！！！

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さあ！windの魅力が少しでも伝わったでしょうか？？

早く手に取ってもらえる日を、私も心待ちにしています！！

年末のイベントから販売スタート！

こちらのライブの予約もお待ちしています！！

予約はこちらから！

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祐日4年間の集大成！
花鳥風月シリーズ 第3弾～wind～
2019.12.29(日) リリース決定！！！

3曲入り ポストカード風歌詞カード付き
￥1,500

収録曲
01.Keep running
02.足跡
03.Playground

｢目には見えないもの。でも確かにあるもの。｣

を、あなたに。

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