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【本を読もう ⑪】「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営

岩瀬先生と
ちょんせいこ先生の本です。

振り返りジャーナルとは
一体何でしょう?

本書には
2つ書かれています。

1 成長を記録するツール 
2 教師と子供をつなぐツール


1 成長を記録するツール について

記録をとることで、
1週間前やあの時の自分と
比べることができます。

そうすると、

自分の思考や行動の変容を
見ることができます。

それは、

失敗かもしれないし、
うまくいった成功法則かは

分かりません。

振り返ることによって、
何かしらの変化をしているのです。


2 教師と子供をつなぐツール について

一人ひとりを学校のみで
つながるのは中々に難しいです。

どんなに意識していたとしても、

授業
トラブル
行事ごとなどに追われ

気がつけば
「あー、終わちゃった・・。」
となりがちです。

また、
先生が見えている子供の姿は、

一部でしかないのです。

見えていない姿こそ
本来の子供の姿であり

その姿こそ
教師はつながって行く必要が
あるのです。

本書にはこう書かれています。

振り返りジャーナルは、
子供たち一人ひとりの物語に
先生が好意的な関心や興味、
共感をもって
寄り添うツールです。


一人ひとりの物語に
寄り添うツール!!

なんて素敵な言葉でしょう。

振り返りジャーナルで
「書く力」をつけよう!!
なんて考えていましたが、

これは振り返りジャーナルの
目的からは少し逸れてしまいます。

「物語の共有」


こそ大切にしたいです。



振り返りジャーナルで
身に付けたい2つの力

について紹介します。


1 振り返る力

起こった事実を確認し、
さまざまな関係性や感情、意見を整理して、
次の行動に活かせるようになると、
子どもたちに課題解決力が育まれ
成長が促進されます。


これが、

振り返りによって生まれる成長のサイクルです。

それには、

よき読者
よいモデル


が必要です。

よき読者はもちろん教師です。

やはり
ポイントは「共感」なのでしょう。

本書では、
振り返りジャーナルへのコメントの仕方が
詳しくのっているので

参考になります。

よいモデルは
クラスの子の振り返りを紹介することです。

最初は、

テーマを朝に発表して
黒板に書いておくそうです。

また、

初期では、良いことを振り返ることも
大切だそうです。

そして、

それらの振り返りから一部を
紹介していくのです。


2 メタ認知する力

メタ認知とは
自分や自分の起こった出来事を
客観的に見ることです。。


「何であの時、あんなことしちゃったんだろう。」
「あんなに嬉しいのはどうしてだろう?」

と振り返りジャーナルを書くことで、

自分の行動や出来事を
振り返れるようにしていきます。

メタ認知する力は当然、
振り返る力とも関わってきます。

本書では、

振り返りを深めるとして、

「成長に応じたチャレンジを設定する」

とあります。

具体的には

1 自分の成長についてのチャレンジ
2 友達関係の広がりや深まりのチャレンジ
3 クラスとしてのチャレンジ


の3つです。

自分→友達→クラス
関係性を広げて振り返りをする。

その中で、

メタ認知をし、
振り返る力が

高まってくるのだろうと思います。


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