双極性障害とは?ー過去の自分が今の自分をいじめる病気ー

※僕は医者ではありません。正しい情報は病院や、信頼できる文献から得てください。※

僕は、「双極性障害」という心と脳の間ぐらいの病気を患っている精神障害者2級の重篤なわりにへらへらしている病人である。

多くの人が双極性障害のことを知らないだろう。
別名を躁うつ病という。すなわち、躁状態とうつ状態が交互にやってくる病気である。

では、躁状態とはなんだろうか?
躁状態の時は全能感にあふれ、自分がなんでもできる気がする、そういう状態に陥る。そのためあらゆる思考が張りめぐされ、落ち着かなかったり、集中できなかったりする。また、大きな決断や大きな買い物をしてしまうことも多い。
僕は軽躁と呼ばれる躁の少し軽い状態であるためここまで酷くはないが、それでもこれらの症状の被害に遭ってきた。

うつ状態は、うつ病で馴染みがあるだろう。
心が弱り、何もやる気がなくなる。何もしてないのに心が悲しくなってくる、死にたくなる。あと、これはあまり知られていないが、身体も弱ってくる。一日中何もせず寝ているなんてザラである。歩くのがやっとの日もある。食欲も増減する。

これらの状態が波のように定期的に入れ替わるのが双極性障害である。僕の周期はだいたい4〜5ヶ月である。

この病気は完治しない。と言い切っていいのかは分からないが、ほぼ完治しない。
薬によって周期を伸ばし、振れ幅を小さくして、一般の人の状態に近づけるのが目的である。

では、この病気の難点はなんだろうか?それはサブタイトルに書いた「過去の自分が今の自分をいじめる」点である。
躁状態に色々やりまくって手を出しまくったまま、うつ状態に突入し、全て失敗する。自己管理が全くできないのである。

悲しいかなぁ、これがなかなか直せないのである。

また、相互の状態に変化する時、遷移状態というものに一時的になる。躁状態の病状とうつ状態の病状の一部が同時に現れるのである。悲しいけどやる気はある、やる気はあるのに体が動かない、などなど。これは体験してみないと分からない非常に苦しい期間である。

最悪なのはうつ状態→躁状態の遷移状態で悲しいけどやる気があるときである。うつ状態では希死念慮(なんとなく死にたい気持ち)が常に付き纏っているので自殺する可能性が高い。

なんだか文字に起こすだけでこの病気の厄介さが浮き彫りになってきて嫌になってきた。

これから僕が社会に出る日はやってくるのだろうか?

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