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プランスゴールドアービトラージ(PGA)などのポンジスキーム・HYIP(ハイプ)案件について思う事。

yuuです。

はじめてのnoteですが、早速本題に入ります。

その本題っていうのが、

プランスゴールドアービトラージ(PGA)などの
ポンジスキーム・HYIP(ハイプ)案件について


です。

ここ数年、僕のブログでは、
あまり人様の商品や案件について触れる事はありませんでしたが、
さすがにちょっとスルーできないレベルになっているので触れておこうかなと。

ちなみにこのプランスゴールドアービトラージ(PGA)、
被害者数と被害額が半端じゃない事になっているようで、
一人あたりの被害金額が数百万とか、数千万とか、普通にゴロゴロいるみたいですね。

200万人の被害者と57億ドルの被害額を生み出した
プラストークンにまでは及ばないかもしれないですが
プランスゴールドアービトラージ(PGA)も
被害者と被害総額が相当大きいんじゃないかなというのが個人的な印象です。
(日本国内だけで言ったらもしかすると同レベルかもしれません)


もちろん、

「プランスゴールドアービトラージ(PGA)って何?」

って方にとっては知る必要もないような話ですし、
関わらなかっただけ幸運だったと言えるかもしれません(汗)


ただ、今後あなた自身が
こういった巧妙化している詐欺案件に騙されない為にも
ひとつ「読み物」として一読頂ければと。

プランスゴールドアービトラージ(PGA)って何?


ちなみに、
このプランスゴールドアービトラージ(PGA)を一言で言うと

「仮想通貨の三角アービトラージ(100%利益確定)を高速で行うオリジナルのシステムを開発!」
「このシステムに投資すれば、システム任せに月利20%以上が入ってきます!」
「さらに複利運用なら、1年半で資産が45倍になっちゃうんです!」
「しかもしかも、人を紹介すれば紹介報酬として40%が・・」

といった案件になります。


細かいお金の流れやビジネススキーム(といっているもの)の構造、
オリジナルシステム(と言っているもの)の仕組みなどについては
今更ツッコミを入れても仕方ないし、本題から逸れるので触れませんが、

「100%利益確定」

という時点で「おかしい」と思わないと色んな意味で“ヤバイ”です


ただ、ターゲットが情報リテラシーの低い情弱層だったのと、
MLM(マルチ商法)のスキームも組まれている為、
ねずみ講式に被害者(及び加害者)が短期間で爆発的に増えていったみたいなんですね。


プランスゴールドアービトラージ(PGA)の運営が「飛んだ」


プランスゴールドアービトラージ(PGA)は
2020年の4月あたりから募集開始していたようですが、
僅か半年持たずに運営側が「飛んだ」と言われています。

しかもこの飛んだタイミングがタイミングで、
もはや確信犯と言えるようなタイミングでした。


というのも、
当初のPGA(プランスゴールドアービトラージ)は

「仮想通貨を対象とした三角アービトラージで月利20%以上が自動発生・・」

というものでしたが、
2020年8月9日に運営側から

「10月1日から月利45%のコモディティ(先物市場)のアービトラージもスタートします」

という先行キャンペーンを打ち出していたんですね。


そのコモディティ(先物市場)は

・仮想通貨市場に比べ「22倍」の市場規模である事
・レバレッジが掛けられる
・仮想通貨の三角アービトラージより大きな月利(45%・・!)を獲得できる

という事で、さらに膨大な資金を集めていたわけです。


ちなみにPGAの
仮想通貨アービトラージは最低入金額が1000ドル(約10万円)でしたが、
コモディティ(先物市場)アービトラージの最低入金額は2000ドル(約20万円)と
最低入金額が2倍に設定されていました。


・・で、その先行キャンペーンに乗っかった方からすると、

「よっしゃー!これで10月からは月利45%稼げるぜ!」

と思っていたわけですが、そんな矢先の事、
いざ10月1日になると同じタイミングで運営側から、

「2020年の10月15日まで出金停止する」

と発表されたわけです。


客観的に見て「最後に一儲けしてトンズラ・・」という図式が見え見えですね。


その後、出資者は大パニックに陥り、
大きな騒動になっていますが、
今現在も状況は変わらず泣き寝入りするしかないといった状況のようです。

プランスゴールドアービトラージ(PGA)が、半年持たずに飛んだ理由。


僕は日ごろからブログを通じて

・ブログ訪問者からの質問や相談
・特定の商品に関するレビュー依頼や相談

なども無料で行っていますが、
5月あたりからこのプランスゴールドアービトラージ(PGA)についての相談を受ける事もありました。


中には勧誘してくれる方まで。。(苦笑)


僕のブログやメルマガ読者さんは情報リテラシーがそれなりに高いので、
さすがにこの類の案件についての相談をしてくる方はほぼいませんでしたが
比較的新規の読者さんからは、

「プランスゴールドアービトラージ(PGA)やってますか?」
「プランスゴールドアービトラージ(PGA)ってどう思いますか?」

という質問や相談をチラホラ受けていたわけです。


僕としては当時から、
どう見ても「まさに」というレベルで
ポンジスキームの匂いしかしないHYIP(ハイプ)案件だったので
個人的に相談を受けた際は普通に注意喚起していました。

【補足:(ポンジスキームとは?)】
ポンジスキームとは詐欺師「チャールズ・ポンジ」の名前に由来した詐欺の一種で「出資金を運用し、利益を配当金として還元する」と謳うものの、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めた資金を既存の出資者に“配当金”として渡すことで出資者に配当しているかのように装う手法のこと。当然、自転車操業なので最終的には破綻するのがポンジスキーム。
【補足:(HYIP(ハイプ)とは?)】
HYIP(ハイプ)の正式名称はHigh-Yield investment Programで日本語で訳すと「高利回り案件」や「高収益プログラム」という意味。仮想通貨の普及とともに一気に広まった。


仮にプランスゴールドアービトラージ(PGA)が
本当にアービトラージで資産を運用していたとしても、
そもそもアービトラージは大きく稼ぐ事が難しい手法で、
「5%も安定的に稼げれば優秀なレベルだ」と言われています。


また、アービトラージは

「価格差での利ザヤを狙っていく手法」

になるので、
運用していく資金量が大きくなればなる程、利回りも少なくなる傾向にあります。


よってこの時点で

・仮想通貨三角アービトラージで謳う「月利20%」という利回り
・コモディディ(先物)アービトラージで謳う「月利45%」という利回り

という数字が非現実的である事がわかるわけですが
さらにプランスゴールドアービトラージ(PGA)は
MLM(マルチレベルマーケティング)による紹介報酬も発生しています。


以下がPGAで実際に公表されていた利益配分ですが、

PGA収益配分

・運営側:30%
・アフィリ(紹介)報酬:40%
・参加者(出資者):30%


上記を実現させていくには前提として

1、そもそも良くて月5%程度が限界のアービトラージで、
2、ユーザーに配当する20%~45%以上の利回りとは別に、
3、アフィリエイター(紹介者)に配当する30%の利回りも
4、“アービトラージだけ”で稼がなければならない

という事になります。


もちろん、その他運営にも利益を残していかなければなりません。


また、プランスゴールド(PGA)が
元本を抜かせない為に推奨していた「複利」での運用ですが、
推奨通り複利で資産を運用する参加者が多ければ多いほど
資金量が増えるので狙える利ザヤも少なくなっていきます。


このビジネススキームと利益配分を考慮すると、
言うまでもなく論理が破綻しているわけです。


それでも参加者やアフィリエイターに
上記規定の配当を行っていくとなると
出資者から集めた資金を配当原資に回していく他ありません。


つまりは文字通り自転車操業の「ポンジスキーム」の完成です。


まあ、そもそも飛んでいる時点で、
本当に運用していた可能性は低いと思いますが、
いずれにせよ実現不可能に違いスキームだったと言えるわけです。


それこそアービトラージ系の元祖配当型ウォレットである
プラストークンでさえ「月利10%」で飛んだのに、
「月利20%~45%」なんて無理に決まっています。


そりゃ半年持たずに飛ぶよな・・と。


HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームに騙されてしまう方について思う事。


そんなこんなで
プランスゴールド(PGA)についてざっくりお伝えしましたが、
冷静に考えればビジネススキームが破綻している事に気付けるはずです。


ただ参加者の方はそういった本質を見ずに
表面上の良い面だけを見てアツくなってしまい
冷静な判断ができなくなっているわけです。


もちろん、運営側も、
冷静な判断をさせないようにプレゼンして煽ってくるわけですが、
例えば先ほどの画像ひとつにしても、
何も疑わずにただただ信じてしまう方が多いんですね。

PGA収益配分

上記の要素以外にもツッコミどころはかなりありましたが、
いずれにせよこういった案件のプレゼンを鵜呑みにするのは超危険すぎるし、
まずは疑ってかからないとカモられてジ・エンドです。


実際にまだPGAが飛んでいない時期に
PGAについて相談→注意喚起していたのに、
それでも結局手を出してしまっていた方も少なくなく、
事後報告で被害に遭った方から連絡も頂いたりもしています。


もう明らかに当時は冷静な心理状態ではなかったわけです。


しかも意外?な事に
昔からの読者さんやコンサル生など数名からも事後報告が・・


・・いやもう、「えええーーー?!嘘でしょ?!」って感じですよ。。


だって、ブログ立ち上げてから一貫して、
この手の謳い文句は絶対NG(危険)だし、
まず「あり得ない」って口酸っぱく伝えてきたのに、
何のために情報発信してきたんだ・・っていう。


まあ、それだけ詐欺の手口も「巧妙」になってきているわけですけど、
情報を俯瞰視して冷静に見極める目を持っていれば、こういった

・ポンジスキーム
・ハイプ(HYIP)

案件はしっかりと見破れます。


当時アツくなって信じ込んでしまっていた方も
PGAが飛んだ今、上記の要素1つを見るだけで
いかに現実味の無い案件だったかは理解できるはずです。


そしてこれからの時代、
その最低限の情報リテラシーは持ってないと本当に“ヤバイ”です。


自分の身は自分で守るしかないわけですから。


HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームは騙される方も悪い・・?


上記の通り、
プランスゴールドアービトラージ(PGA)は、
発足から僅か半年足らずで運営が見事にぶっ飛んだわけですが、
こういったHYIP(ハイプ)案件や、
ポンジスキーム案件は他にもまだまだたくさんあります。


手を変え品を変え、多くの案件がSNSなどのネット上に蔓延しているわけです。


うーん。。


結構言いにくいんですけど、正直なところ、
プランスゴールドアービトラージ(PGA)に限らず、
こういうあり得ない利回りや高配当を謳うHYIP(ハイプ)案件に関しては、

「騙される方にも問題がある」

と言わざるを得ません。


もちろん、騙す側の人間(運営側や騙す気で紹介しているアフィリエイター)が一番悪いのは当たり前です。


でも極論、騙される側の人間がいなければ騙す側の人間もいなくなるわけですよ。


そもそも「人を騙すメリットが無くなる」ので。


それでも、騙される人が後を絶たない。


だからこういったポンジスキームやハイプ(HYIP)などの
詐欺的な案件が次々と出てきて、続々と被害者が生まれていっているわけです。


確かに、極論過ぎて綺麗ごとなのはわかっています。


でも、自分自身の資産を「守る」事はできるんです。


もちろん、詐欺の手口もかなり巧妙化しているので
それこそ“冷静”かつ“客観的”に情報を見極める目が必要になってきます。


ただ先ほどのプランスゴールドアービトラージ(PGA)の一例のように、
しっかりと情報リテラシーを持って、
冷静な判断ができればまず騙される事はなくなるんです。


とはいえ、悲しい事に、
その本質的な部分を発信してる情報発信者が少ないのも実情なんですよね。


それこそ、それらの案件でググる(検索する)と
その案件が盛り上がっている時期であればあるほど、
その案件を絶賛するブログやサイトが大半を占めるので。


だからこそ根幹にある自分の情報リテラシーを高める事、
つまりは「知識武装」をしておく必要があるという事。


それが自分自身を自己防衛する唯一の手段なんです。


HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームで最も「厄介」な事。


そしてこのプランスゴールドアービトラージ(PGA)のような
ポンジスキームやHYIP(ハイプ)案件の何がタチが悪いって、
マルチ商法(MLM)の仕組みによって

「被害者が意図せず加害者側に回ってしまう可能性もある」

という事です。


もちろん、騙す前提で勧誘してる人間は論外(クソ)ですが、
基本的に被害者の方は

「本当にその案件が本物だと(稼げると)信じてしまっている」

からこそ、大切な資産を投じます。


ギャンブル感覚で余剰資金を投じるのではなく
全身全霊を賭けて投資してしまう方も少なくありません。


そして心から信じているからこそ、

「人を紹介する事で、自分も、相手もさらに利益を得られるなら・・」

と、運営組織に人を紹介していってしまうわけです。


とくに対面で会っている(勧誘されている)ケースだと顕著ですが、
一種の宗教や洗脳のようなもので、
最初はそんな気が無くても大体の方がどっぷり浸かっていってしまいます。 


そして「この洗脳が最も厄介」だったりします。


僕自身、10年ほど前にマルチ商法で
そりゃもうどっぷり浸かりエグイほど痛い目を見ているので
色んな意味で嫌という程身に染みてわかりますが、
被害者はこの洗脳が深ければ深い程、
“自分が被害者なのに”他人の意見を聞かなくなります。


例えば、普段は温厚で正義感の強い人が
客観的にみて胡散臭いマルチ商法にハマっていたとしますよね。


それが家族や友人なら、
当然心配になって諭すわけですが、

・その案件や商品の良い(と信じている)側面だけを強調し自己正当化
・アップ(自分の上の位の人)がこう言っているから間違いないと信じ込んでいる
・何を言ってもアツくなって論理的に考えられない(他人の意見を聞く耳を持たない)

といった感じで、

「それ大丈夫?」

と普通に心配しているだけなのに謎に逆ギレされたりもします。


「そんな考えだからお前らは金持ちになれない」・・みたいな決め台詞を吐かれる始末だったりね。


もしもあなた自身や、
あなたの周りにこういう方がいる(いた)ならイメージできるんじゃないでしょうか。


基本的にマルチ商法は、

「被害者が周囲に否定されれば否定される程、仲間と結束を強めるサイクル」

が作られているので、
周囲からの説得は逆効果に働く傾向さえあります。


あちら側も多くの人を見てきた(ケースを踏んできた)、
いわばプロなわけですから、
どう言えば(何をすれば)被害者を固められるかを熟知しているので、
それを組織だって行っていく体制が整えられているわけです。
(この辺は話が逸れるので割愛しますが、需要があれば別の機会に記事にします)


なので基本的な情報リテラシーの無い初心者?はどんどん洗脳されていきます。


「免疫」がない分、簡単に洗脳されやすいんですね。


「恋愛」で例えるとわかりやすいですが、
DVや金銭面などの問題で、
どう考えても別れた方が良い相手とずっと別れない人っているじゃないですか。


そういう人に冷静にアドバイスしても
既に相手に心酔してしまっているので、
表面上はアドバイスを聞いていても、腑に落ちないわけです。


とくにこれまでいいとこ育ちだったお嬢さんなんかは、
恋愛に対する免疫が無いので、悪い男の恰好の標的になってしまいがちです。


免疫が無いから手玉に取りやすい(洗脳しやすい)んですね。


少し話がそれましたが、
重症化している恋愛と同じような感じで、
マルチ商法も重症化してしまうと何か大きなキッカケが無い限り
自分の過ちに気付く事がなかなか難しいのが実情です。


HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキーム被害者のその後の3パターン。


今回テーマに上げたプランスゴールドアービトラージ(PGA)のように、
運営側が飛んでしまったり、運営が逮捕されたような場合、
その案件が「詐欺」であったと認識する事ができるわけですが、
ここで被害にあった方は以下の3パターンに分かれると思います。


1、現実を知って「撤退」するパターン
2、「思考停止状態」でまた被害にあってしまうパターン
3、逆に「旨味」を知ってしまい加害者側に回ってしまうパターン


1、現実を知って「撤退」するパターン


これはそのままで

「やっぱり、そんなうまい話はないよな」

と現実を見て、そういった案件そのものから撤退するパターンです。


冷静な心理状態でその案件を客観的に見つめ直せば、
どこに矛盾があって、何が問題だったか、
そのスキームや仕組みがそもそも破綻していた事にやっと気づけます。


その経験によって免疫が付き、本質を見抜く力が備わるわけです。


よって仮に同じような謳い文句の案件が出てきても
しっかり自分でリサーチして冷静に判断を下せるので
少なくとも同じ轍を踏む事はなくなります。


普通に考えればこれが当たり前にかと思いますが、
実は次の「2」のパターンの方が多い印象を受けます。


2、「思考停止状態」でまた被害にあってしまうパターン


先の通り、多くの方はその案件のプレゼンを
そのまま疑わずに期待だけを膨らませて多額の資産を投じてしまう傾向にあります。


言われるがままに、思考停止状態で資産を投じてしまうわけです。


・・結果、被害にあった事で「1」のケースのように、
本質的な部分(問題点など)を理解すれば同じ過ちは犯さないわけですが、
そういった本質的な部分を掘り下げて理解する事なく、

「騙された・・!クソ!」

という感情的な部分だけですませてしまう方が、実際のところはかなり多いんです。


そういった方は、
自分が被害にあった案件のロジックを理解していないので、
また同じように

「あの人がこう言っているから」
「この企業はこの雑誌に載っていたから」
「今回は大丈夫だろう」

といった感じで何の根拠もなく
同じく思考停止状態で別の案件に引っかかってしまう傾向にあります。


前の失敗の原因がわかっていなければ、
新しい案件との類似点やツッコミどころも探せません。


その同じ失敗を繰り返さない(身を守る)為にも、
自分の情報リテラシーを上げる必要があるのです。


そしてタチが悪いのが


3、逆に「旨味」を知ってしまい加害者側に回ってしまうパターン


です。


ポンジスキームを用いたHYIP(ハイプ)案件は、
その自転車操業が破綻するまでは普通に回り続けます。


つまり、参加者の参加時期によっては、
投じた資金以上の利益を得ている方も少なくない
んです。


今回のプランスゴールドアービトラージ(PGA)も例に漏れず、
運営が飛ぶ直前まで荒稼ぎしていた参加者も沢山いましたし、
月数千万、億単位で稼いでいたアフィリエイターも少なくありません。


つまり末端に近づけば近づくほど、
投資額に対する被害の割合が大きくなっていて
早い段階で参加していた方は稼いでいる方も多かったという事。


最終的には運営に飛ばれたとはいえ、
そのMLM(マルチ商法)の「旨味」を知ってしまった参加者は、
例えポンジスキームだとわかっていても、

「運営が飛ぶ前にひと稼ぎできればいいか」
「前回の分をこっちで取り返そう!」

という考えで参加し、紹介者を集めるケースも往々にしてあるわけです。


まさに被害者が加害者側に回るケースですね。


そしてまた免疫のない被害者が増える。


これが本当の意味で一番厄介なのかもしれません。


僕としては、そういった方を止める事はできませんので、
こうしてブログを通じて情報発信し、
被害を受ける方を少しでも減らす事しかできないのが実情です。


投資に「100%稼げる魔法」は存在しない


僕が今回、この記事を通して一番伝えたいのは、

“投資に「100%稼げる魔法」は存在しない”

って事です。


当たり前ですが、
投資に「100%確実」があるなら、みーーーんなやってます。


しかもそれが、月利20%?45%?


それが本当なら、国民全員が、全世界の人がやってますよね。


言うまでもありませんが、そんな事が成立するわけないんです。


お金が生まれるという事は、そこにお金を払っている人がいます。


トレードで利益を上げたなら、その分損失を生んでいる人がいるんです。


逆に言うと、自分も損失を負う可能性はあるという事であり、
リスクなくして利益は得られないという事です。


それもわかった上で「投資」するんです。


これが普通であり、「あたり前」です。


もちろん、誰もが損なんかしたくないし、利益を得る為に投資やトレードを行います。


だから人は様々な投資法や有効性の高いトレードロジックを探し、学びます

そして実際に損失リスクを抑えたトレードノウハウや資産運用ノウハウはあります。


ブログではそういうノウハウも公開していますが、それでもそこに100%はあり得ません。

【続きはこちら】(ブログではより掘り下げて解説しています)



【上記の記事の目次】
1 プランスゴールドアービトラージ(PGA)などの ポンジスキーム・HYIP(ハイプ)案件について
2 プランスゴールドアービトラージ(PGA)って何?
3 プランスゴールドアービトラージ(PGA)の運営が「飛んだ」
4 プランスゴールドアービトラージ(PGA)が、半年持たずに飛んだ理由。
5 HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームに騙されてしまう方について思う事。
6 HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームは騙される方も悪い・・?
7 HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームで最も「厄介」な事。
8 HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキーム被害者のその後の3パターン。
8.1 1、現実を知って「撤退」するパターン
8.2 2、「思考停止状態」でまた被害にあってしまうパターン
8.3 3、逆に「旨味」を知ってしまい加害者側に回ってしまうパターン
9 投資に「100%稼げる魔法」は存在しない
10 これは投資だけでなく、ビジネスにも言える事です
11 投資もビジネスも「魔法」は存在しないが「近道」はある
12 【追伸】MLM(マルチ商法)の怖さ
13 【追々伸】HYIP(ハイプ)案件のKYC(本人確認)おける注意喚起




【編集後記】MLM(マルチ商法)の怖さ


先ほども少し触れましたが、
僕自身、10年ほど前にマルチ商法にどっぷり浸かっていた時期があります。


当時は20歳そこらでアフィリエイトで結果を出し始めた頃でした。


ただ一部のブログ読者さんはご存知の通り、僕の最終学歴は小学校で、
一般教養すら無いようなレベルの情弱も情弱なクソガキでした。


それこそMLM(マルチ商法)に免疫なんてないので、
最初のABC(紹介者が見込み客を上の人間に会わせる機会)の段階で

「こんな世界があるのか・・!」

とアホみたいに興奮していたのを覚えています(笑)


出された資料や言われた事全部をそのまま鵜呑みにして
ワクワクしながら書類にサインし、金を突っ込みました。


友人や仲間もどんどん紹介していきました。


で、僕の組織はどんどん大きくなっていったんですが、
実際の利益はイメージしていたよりもかなり少なかったんですよね。


こんだけ人と会って紹介して、
こんだけ高額商品売り上げて、これかよ・・
上のやつらどんだけ持っていくねん、みたいな。


しかも、このノルマなんだよ、くそダリい・・


そんなこんなで、
アフィリエイトに比べて労力対効果が全く割に合わないのと、
ダウンが稼げないのを見ていると申し訳ない気持ちになるのとで、
半年程度で僕の意欲はどんどん薄れていきました。


そんな状況で、アップ(上の人間)とトラブル。


詳細な事は書き出すとかなり長くなるので割愛しますが、
僕の数段上にいるアップと人間関係でトラブルが起こったんですね。


ちなみにその人は、
僕よりも遥かに上の層にいるのに月収300万程度でした。


僕は当時既にアフィリエイトだけで月収1000万レベルを稼いでいたので
もう面倒くさくなって僕は組織ごと抜ける事にしました。


僕のダウンには僕から直接損失分を現金で支払って退会してもらいました。


正直、なかなかの金額でしたが、
このまま上のやつらに僕の紹介者から利益が回るのが許せなかったんですね。


僕の組織が抜けると結構痛いレベルまで大きくなっていたので、
上には相当なダメージがあったとは思います。


僕自身も最終的には、それなりに資金的なダメージがありました。


が、それも今ではいい勉強代になったと思っています。


実際、得られた事が何もないかと言えばそうではないので。


あの当時の経験があったからからこそ、
MLM(マルチ商法)の仕組みや、
MLMにのめり込む人の特徴や心理を深く知る事ができました。


そして自分自身がそういった案件に騙されないような免疫が付きました。


ただ僕のように
MLMを辞めたくてもやめられない人もいると思います。


それが生活の大きな軸になってしまっていたり、
友人や家族を巻き添えにしてしまった手前、辞めれない人も多いです。


でも、そんな自分が嫌で変えたいなら、
「自分を変えられるのは自分しかいない」という事を自覚すべきです。


あなた自身が変わらないと、よくて現状維持なんです。


そしてMLMは結構、ハマっちゃう人はハマっちゃいます。


そして借金、離婚、拉致監禁、自殺・・
などなど結構ひどい末路を辿ってしまうケースもあります。


そんなキッカケを自分が作ってしまわないように、
自分自身で稼ぐノウハウとスキルを身に付けてみませんか?


このブログでは僕自身の10年以上の経験を踏まえて
初心者が結果を出す為のノウハウにのみ特化して情報発信しています。


「何もせずに・・」「100%確実に・・」といった情報ではありませんが、
あなたの「知恵」と「力」に少しでも役立てて頂ければ幸いです。


【追々伸】HYIP(ハイプ)案件のKYC(本人確認)おける注意喚起


PGA(プランスゴールドアービトラージ)に限らず、
HYIP(ハイプ)案件、ポンジスキームでは、
不正利用やセキュリティ強化を名目とした
KYC(本人確認)が出金時に必須となるケースが非常に多いです。


運営側としては出金の手間を増やす事が目的かと思いますが、
過去のHYIP案件で収集された個人情報が
ダークウェブで販売されていたというニュースもあります。


本当にハイリスクなので注意してください。


その意味でもやはりこういったHYIP(ハイプ)案件に足を突っ込むメリットは皆無ですね。


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