あの日のキミが忘れられない(仮)

なんかこういうギャルゲとかアニメありそうだな (偏見)

2024年1月8日、いつものようにわたしはTwitter(X)のおすすめTLを起きしなベッドの上で永遠に見ていた。

【成人式】…【成人式】…【成人式】………【成人式】

成人式のワードがひたすらに出てくる。
今日は成人式の日って…ことなのか!?
わたしは成人式に良い思い出がなく、見事に闇落ちをした。

今は覚えてるから写真はいらないってエモく浸れるけど、忘れていくんだよ、そのことをわたしは沢山知っているので、いまから書き残す。
体験したことは、全て大切なことなんだ。
恥ずかしくても大切に残した方がいいし、知らぬ間にその人の存在は、いまのわたしを構成しているんだろうと思う。
人の影響力は天にも地にもなるんだ。

現に今、泣きながらビールを飲みながらnoteを認めています。

友達からもらった和製アンチョビと家にあったビール。

成人式は、心底嫌だった。行きたくなかった。怖かった。
でも、性格が悪いのでしょうか。負けず嫌いなのでしょうか。
行かなかったら自分に負けた気がするし、後悔したくなくて、そして何より地元の中学の同級生たちがどんなツラして生きてんのかをどうしても見たくて、東京ボッパーの厚底+自分で着物リメイクしたセットアップ(喪服イメージで黒)を着てゴリゴリKERA!的な格好+金髪ショート+煙草を吸いながら行きました。校門の前でふかす。

ちなみにその時に吸っていたタバコは確か「ワイルドカード」。
封を切った時に舞うコーヒーの香りが、とても良いのです。
その瞬間のためだけに買っていた。
(数年前に改めて吸ったけど、甘ったるくて秒で飽きました。)

その時の病み堕ち成人式の写真は、結局いくら探しても見つからない。
G-SHOCKのG'zOneのスマホにあるかも知れない。
※ あったら追記する。
でも、敢えて撮らなかった説が濃厚です。まだ尖っていたしね。
昔から肝心なところが刹那的ですべては幻なんだよな…。

成人式で、一番会いたかった人が居た。
当時の中学校の別のクラスでいじめられていた、当時好きだった新田くんだ。
居たのかも知れないけど、当たり前に成人式に居るはずもなかった。
顔だけ見たかったけど、そんな映画みたいなことは起こらないんだよね。
分かっていました^^

ちなみに中学生のその当時、わたしは黒髪で髪を伸ばしていました。わたしもわたしでいじめられていて、抜毛症がありました。いまはたまにしかないよ。女同士のめんどくさいアレだよ。だから男友達が多いのです。(近年は色々あり、女友達も作り始めたけど気軽なのはやっぱ男友達ですね。なんも考えなくて良いからさ。)
で、そのいじめてきた友達ヅラする女にハルヒ描いてと言われて描いたら教室のわたしの席の近くに捨てられていたり。わたしは馬鹿馬鹿しくて自分でまたゴミ箱に捨てました。2度目を自分で始末してしまった。
画鋲だのハブられだの味方につくとかつかないとかでいじめられ、本当に胸が抉られたよ〜〜クソガキが。
それでもほぼ毎日学校へ行った。ムカつくし、負けた気がするからね。

話は戻り、そんな毎日の心のオアシスだった新田くん。
彼は掃除用具入れに閉じ込められても、いつもニコニコ笑ってヘラヘラしていて、とてつもなく健気に感じ、尊敬し、そして大好きだった。
わたしも頑張ろう!と思えた。恩返しをしたかった。
毎日彼を陰ながら応援し、ドア越しや遠巻きに観察したり眺めていた。
生態を見ることで、生きていることで元気をもらっていた。

多分、いじめられていることすら自覚していなかったキミは元気だろうか。
自覚してようがしてまいが、どっちでもよかった。
そんな天然なところも推せて、とても可愛くて尊かった。
イケメンではないが、犬っぽい感じだった。

彼はみんなからはキチガイ厨二病ヲタク的な感じで呼ばれていたし、一部ではわたしが彼のことを好きだということは認知されていた。
動きが確かに厨二病ではあった。涼宮ハルヒの憂鬱の古泉的な…^^;

付き合うのは無理でも、友達になりたくて、インキャの女友達に応援してもらい、手伝ってもらって、遊んだり、アニメの話をした。幸せだった。

彼の親友(絵に描いたようなヲタク)の家で何度か一緒に、東方の話、スパロボの話、ハルヒの話、ガンダム08の話、ひぐらしの話、ポップンの話、面白フラッシュやニコ動の話をした。ギャルゲ、エロゲの話をして遊んだ。

このときに彼が08が好きだというので、私もガンダム08ms小隊でYahooメールアドレスを取得したんだ。
単純で良いじゃないか、捻くれているよりも。

相手のスペックとしては柴犬を飼っており、確かお姉さんもいた気がする。
方向が違っても、一緒に帰りたくて友達と尾行したり、待ち伏せをしたりしていた。今思うと、罷り間違ったら不審者というかストーカーばりのことをしていたけど、その内容は至って健全な中学生の可愛らしい恋、そのものだった。

やがて、震える声でメールアドレスを聞いた。
彼のメールアドレスはハルヒ涼宮+自分の誕生日のYahooメールアドレスだったのを今でも覚えている。
彼をいじめていたイキリDQNから、わたしに彼のメールアドレスで「好きです」とか送られてきたのを覚えている。許さん。あいつらの名前は忘れた。なぜなら好きな人にしか興味がないから!
わたしのせいでいじめられているのもあるのかもと思い、それで闇落ちしていたこともあったな。

どんなにアタックをしても人間よりもアニメな人だった。
アニメとか見すぎて恋愛とかよくわからなかったのだろうと思う。
そんなことを思い出している。

付き合いたいとかは無いけれど、顔をひと目だけ見たい。
元気にしてるかなって。
できれば話してみたい気もするけれど。
どうしているかな。

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