友を訪ねて石川県
2018年の9月、僕は石川県に旅行した。
大学時代の友人Sに会うためだ。
Sに会うのは7年ぶり。大学卒業後、お互い生活が激変して忙しく、連絡もほぼ年賀状のやり取りだけになっていた。
集合場所は金沢駅おもてなしドーム前。あまりにも久しぶりなので、少し緊張しながらSの到着を待っていた。あまりにも久しぶりすぎて、話が合わなかったらどうしよう、めっちゃ変わってたら嫌だなぁ、とかそういう不安を感じていた。
どきどきしながら待っていると、こちらに近寄ってくる人物が。Sだ。雰囲気も、髪型も、人当たりの良い笑顔も、大学生の時とほとんど変わらない。良かった!安心して緊張が解けた。
いやー、それにしても全然変わらないなー、懐かしいなー!なんて考えていると、Sは言った。「おー!久しぶりー!お前全然変わらないなー!」
千里ヶ浜、神子の里
Sの車に乗せてもらって、最初に向かったのは千里ヶ浜。日本で唯一、車で走れる海岸道路である。
こんなに長い海岸線は初めて見た。バイクやバスまでビュンビュン走ってる!8kmくらいあるらしい!すげえ!
そのまま北上し神子の里へ。ここのお米はローマ教皇へ献上されたらしいすごいお米らしい。収穫の時期にはこの棚田全体が稲穂で黄金色に輝いているらしいけど、ほぼ刈り終わっていた。お米も食べられなかったので次回こそは!
のどかな風景の中、ラジオから流れてきたのは打首獄門同好会の「日本の米は世界一」。タイミングが良すぎる!!
山中温泉
そして次の目的地、山中温泉へ。名前の通り山の中にある温泉である。
こちらはあやとりはし。S字型にカーブしている珍しい形。
(画像提供元 : 山中温泉観光協会)
続いて鶴仙渓。川沿いの遊歩道を歩くのはすごく気持ち良い。木漏れ日とさわやかな風に癒されるー!
今回はじっくり見られなかったこおろぎ橋。次は紅葉の時期に行きたい!!
(画像提供元 : 山中温泉観光協会)
そして、ゆげ街道。新しい街並みと古い街並みが混ざり合ってて、散策すると楽しい。この通りにある精肉店のコロッケがめっちゃうまかった!!
この日山中温泉では「こいこい祭」が開催されていた。温泉街の祭の雰囲気めっちゃいいな…。
夜はこいこい音頭を広場で踊って、
途中でこいこい音頭のロックバージョンが演奏されて、みんなノリノリ!!
山中温泉は、新しいものと昔ながらのものを上手く取り入れて混ぜているなぁって感じた。
足湯に浸かって、
仕掛け時計や、
山中温泉の伝統芸能や工芸品が見られる山中座や、
祭の様子などをカメラで撮りまくる。
一通り写真を撮りまくった後、山中温泉の共同浴場「菊の湯」へ。
ここは「まっとうな共同湯温泉番付」で東の横綱に選ばれている。お湯の温度は高めで、湯舟は深く腰までどっぷり浸かれるくらい。極楽!!
(画像提供元 : 山中温泉観光協会)
温泉に入っていると、外から祭の音頭が聞こえてきた。祭りも温泉も好きな僕にはとても贅沢な時間に感じた。
こうして、一日目は終了。この日はSの実家に泊めてもらった。Sの実家では海の幸と地酒をふるまってもらった。今まで食べてきた光物の中で一番おいしかったし、お酒にもすごい合う!最高の晩御飯だった!!
湯涌江戸村、にし茶屋街
翌日は湯涌江戸村へ行った。ここは、江戸時代の農村や武家の生活を見たり、体験できる施設だ。この日、火縄銃の演武が披露されていた。
発射されるたびに大きな音と、振動が伝わってきてすごい迫力!
こんな小さい火縄銃でも音がでかい!ちょっとビビった。
演武の後は村内を見て回った。
こういう昔の生活様式に触れられる機会はなかなか無いので、来てよかった。
さらに移動して、にし茶屋街へ。金沢は歴史のある街並みが色々なところに残っていて、写真を撮りながら散策するのがとても楽しい。
兼六園、金沢城
こんなに美しくて大きな庭園は初めてだ。帰りの時間を気にしなくていいなら、一日かけて園内を回るのに!
立派な松の木だなぁ。樹齢何年くらいなんだろ。
ここで紅葉見るのも良いだろうなあ…。
良い景色だ。
こんな感じの茶屋通りもある。良き良き!
金沢は歴史のある街だからなのか、和装をしている人をよく見かけた。今度来るときは和服で観光もいいかもしれない。
そして金沢城へ。
城門を越えていくと、
そこには…櫓と、
五十間長屋!!屋根瓦も城壁も真っ白でお城かっこえええええ!!!
お城の中では模型で構造も観られた。木組みの様子も細かく見られて、昔の人の技術力と知識にはただただ圧倒される。
金沢城とキングギドラって妙に親和性あるな!
最後に、玉泉院丸庭園。今回Sが案内してくれたおかげで、こんなに素晴らしい庭園にたどり着くことができた。ほんとにありがたい。
こうして1泊2日の石川県旅行は幕を閉じた。
Sには二日間車で色々連れて行ってくれて、実家に泊めてもらったり、観光地も案内してくれたり、本当にお世話になった。ただただ感謝の気持ちしかない。
そして移動の間、大学時代の思い出、同級生の今、将来の話など8年分くらいめっちゃ話した。じっくり話ができただけでも遊びに来た甲斐があったよ。
Sのおかげで石川県の良さを知って、もう一度行きたい思えるくらい大好きになった。
次行くなら、桜が咲き誇る春がいいかも。
夏に行って、登山やキャンプをしても楽しそうだ。
秋の紅葉の季節も惹かれるなぁ。
冬、雪化粧に包まれた庭園もきっと魅力的だろうな。
春夏秋冬それぞれに魅力があって、いつ行っても楽しそうだ。
あ、石川県の歴史や名所について勉強しておこう。きっとそのほうが旅はもっと面白くなる。
そして、妻と一緒に遊びに行きたいな。Sに紹介しないと。
オマケ
そういえば、この石川旅行では美味しいもんめっちゃ食べたのに全く写真撮ってなかった。金沢カレーも!パンも!スイーツも!新鮮な海の幸も!地酒も!コロッケも!何も!撮ってない!!
唯一撮っていた食べ物?の写真がコチラ↓
訪れた日に発売されたばかりのクラフトビールに使われていたホップ。せめてビールの写真撮れ。
石川県の絶品グルメの写真を撮って、味わうためにももう一度行かなくては…。
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