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世界には正解がたくさんある(手を飾るワークver.2)

1月2日、第2回 #自問自答ムンプラ を見終わると私は一目散に地元のドラッグストアに駆け込んだ。
もちろん「手を飾るワーク」を行うために。

好きな色が何色かいまいちよくわからなくなっていたから、ドラッグストアに着くまで不安しかなかった。

だけど、ネイルホリックとキャンメイクの前をうろうろしながら勝ち抜き戦をしていき、最後に残ったマニキュアがあった。そのマニキュアを見たとき、これが好きな色なんだ!とじわじわ実感が湧いた。

手を飾るワークはひとつのブレイクスルーポイントになったように思う。

その日からほぼ毎日このマニキュアを塗り続けた。
幸運なことにクリアベースのラメマニキュアなので、ムラも気にならない。ハゲても目立たない。
あとから気づいたけど、練習するにもぴったりなマニキュアだった。笑
何日か素爪の日があったのとペディキュア用に買ったネイルを試しにつけた以外は塗っていた。

何度塗ってもかわいいなあ👀と思って見ていたんだけど、3月の後半くらいからちょっとずつ他の色をつけてみたい、という気持ちが生まれた。
まだ、マニキュアは半分くらいしか減っていない。

私はこういう気持ちが生まれると、今までは無視していた。無視するだけでなく、自己否定を脳内でめちゃくちゃしてた。

結局その場のノリに流されて本当の好きを見極められてないじゃん。どうしてそんなにすぐに飽きちゃうの?周りの人はもっと一つのものを大事に好きでいるよ。

今回もそんな声が聞こえた。
だけど、反論するもうひとりの私がいた。

いやいや違うんだよ!いま毎日めちゃくちゃ自問自答してて、私すごい勢いで進化してるんだよ!だいたい好きな色ってずっと好きじゃないといけないわけ?マニキュアは300円で買えるし、もうひとつ買ったっていいと思うけど!

自分に自分でびっくりした。
初めて子どもに反抗された親のような気持ち。

ずっと好きな色が変わらない人が一本筋が通ってていいなーと思っていたんだけど、私はそちら側の人間ではないことにさすがに気づいてる。私は好きな色がたくさんあるし、コロコロ変わるし、単色より組み合わせが好きなことにも気づいた(これは別件でnote書きたいなあ)

そんな私がいま塗ってみたいなあと思った色はグレーとかカーキとか彩度の低い色に偏光のパールやラメを混ぜた色。

この色が頭に残ってるんだと思う

ネイルホリックかキャンメイクにあるだろーって思って、またドラッグストアに向かう。だけど、このニーズを満たすものって案外ない。オフィスで使えるようなヌードカラーにはラメやパールが入ってるものもあるけど、ほかの色は入ってない。あとはギラギラのラメになってしまう。こうやって解像度があがってきて、価格帯をあげるしかない状態がやってくるんだと初めてわかった。

変わった色のマニキュアといえば、思いついたのはオサジだった。ホームページを見ると、気になる色がいくつもある。あと、インスタで広告が流れてきてアディクションもネイルが出るらしい🤔こちらにもいくつも気になる色がある。ただ、どちらも(探した時点では)発売日がこれからだった。

一度気になるとすぐ変えたくなる性質なんだけど、気になるものはすぐには手に入らない。そのまま塗りつづけるのは微妙。なんかいい案はないか考えていると、手持ちのマニキュアに今つけているラメを合わせればいいのでは?と閃いた。手持ちのマニキュアはグレーともブラウンともいえる複雑な色で、そこに元々塗っていた金と銀のサイズもまちまちのラメを重ねると100点とは言えないけれど、75点くらいの仕上がりになる。ラメ単体より今の自分にしっくりくる。

一生同じ世界に縛られている必要はない。どんどん変化していく自分でいいんだし、そんな自分を愛しく思う。
でも、3ヶ月でマニキュアは半分しか減らない。ほかのマニキュアより容量が少ないネイルホリックなのに。
モノのために自分を犠牲にしたくはないけど、自分のキャパを超えた量のモノを持ち続けるのもやっぱり違うと思う。
マニキュア1本だって真剣勝負で、とびっきり好きなものを選ばないと使い切ることなんてできない、ということも理解した。

そう考えながらもう一度マニキュアを探す。そこまでの覚悟を持って探すと、どのマニキュアも買うに至らない。

とりあえず手持ちを組み合わせたマニキュアを塗り続けている。2度塗りを1度塗りに変えたらさらにいい感じになって、85点くらいだと思う。持て余していたマニキュアなのでこれを塗りながら探していく。探してる間に次の塗ってみたい色が見つかるかもしれない。そのたびに栞みたいにいつでも思い出せるように手を飾るワークを残しておきたいなと思う。

探すのも楽しい。
工夫するのも楽しい。
正解はたくさんある。
新しい正解を探してる毎日が楽しい。

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