なぜ人は楽器を始めるのか

いつも不思議に思う。

人はなぜ楽器を始めるのか。


実際今の世の中ロボットの方が優れた演奏ができるほど世の中の音楽シーンは進化してる。
そしてもうこれ以上新しい音楽と呼べるものは出てこないのにも関わらず人は楽器を手にする。
(※もし良ければ、YouTubeでCompressorheadと検索してみて欲しい)


コロナになる前の5月ごろに一本のギターを売りに行った。その時に仲のいい店員の方がこう発言してくれた。

「今楽器始めるのが多いのとプラスして、楽器を売る人が増えてるんですよ。やっぱりこの感染病が出てきてみなさん収入減があるみたいですね。」

なるほど、確かにそうだと思った。
ただ、不思議に思った。

なぜ楽器を今始めるのか。

人は暇になったら何か新しい趣味を模索しようとする。
だからといって楽器を始めるのは結構仕切りの高い方だ。

ここで取り上げられるのは「チープだが質はいい楽器」。

例で、私が普段使いしてるFender社のギターで取り上げてみよう
実はFender社のギターはうまく言えば消耗品であり、電化製品としては割と優秀な方である。
そして生産性が速いため、手が届きやすいモデルから高額なカスタム・ショップ製のハイグレードなモデルまである。

ただ、生産製が速いからといって処理をきちんとしなければならない。
そこの管理はFenderは杜撰ではあまりない。むしろキチンと処理はされている方だろう。

そして万が一壊れた場合のパーツが豊富である。
機械で言うチューンアップが容易にできることだ。

話を戻そう。
チープだが質がいい」この言葉をよく覚えておいて欲しい。

実際にFender社では、アメリカ西海岸にあるカルフォルニアだけでなくメキシコ、中国、インドネシア、そして日本などにも工場がある

ここでメキシコと日本が出てきた。そう、このメキシコと日本がかなり肝なのである。

最近Fenderのギターを初心者に向けて作られたPlayerシリーズというギターが出ている。
ちなみに基本的にメキシコで作られてるギターなので、人件費が安く、パーツも本格的なものを使いながら調整をキチンとしている。
なので質が良く、いい音で楽器を始められる

そして日本製のギターだ。
こちらも質が良く、尚且つ調整がとてもしてあるギターだが、2020年になってから急にモデルの幅が広がった。

トラディッショナルなモデルからビンテージとモダンな仕様を組み合わせたハイブリッドモデル。ビンテージに近いものから、モダンなモデルまで急にドサっと出したのだ。
これには私も目を回したが流石だと思った。幅が広がるということはやりたい音楽の幅も広がってる。

企業としては至って普通のことかもしれないが、改めて考えると初心者から良い楽器を手に取ることがとてもいいことだ。

そして今楽器を始めるのにも理由を感じる。

昔から人は音楽というものと肩を並べて歩いてきた。吟遊詩人、琵琶法師、盆踊り、クラシック、ジャズ、メタル、プログレ、パンク、AOR………などと言った目まぐるしいほどジャンルは増えてきた。

そのため、とても幅が広がっていて音楽というものが親しみやすくなっている、なので誰でも楽器が始めやすくなった。というのが最終的な私なりの答えだ。


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