実名でnoteをやることについて

きっかけは、空手の先生に「在宅の仕事は終わったの?」と聞かれたから。
それに俺は「介護系の仕事なので在宅の仕事はないです」と答えたから。

俺の回答はほぼ嘘だ。
介護の清掃の仕事は当時休職中で、もう辞めるつもりだ。
けど、カッコつけた。いや、怯えた。だから嘘をついた。

35歳にして無職であることが、世間からどんな目で見られるか。
怖い。世間の目にもう人生の半分は怯えている。

けど、もしかしたら世間の目は俺の頭の中で生んでいる視線なんじゃないか。
実際に惨めな自分をさらけ出して蔑まれたり攻撃されたりしても、想像より痛くないんじゃないか。殴られる痛みより殴られる恐怖のほうが痛いように。

あと、嘘をつく自分に苦しくなった。
自分で現在の自分を誤魔化すことが、もう耐えられなくなってきた。
けれど他者の目の前で自分をさらけ出すことはまだ怖い。
だからnoteに書く。
ネットの片隅に載せて、自分を騙す痛みを誤魔化す。
少し自分を許せるといいな、という願いもある。


蛇足
『きっかけは、空手の先生に「在宅の仕事は終わったの?」と聞かれたから。それに俺は「介護系の仕事なので在宅の仕事はないです」と答えたから。』
ここの部分が意味不明だと思うので付け足し。
僕は「在宅の仕事は終わったの?」という問いかけを、「平日の昼間によくほっつき歩いているけど、最近は見ないね?在宅なの?それとも無職?」という意味に解釈して、怯えて介護系の仕事です、と誤魔化した。
という流れです。

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