【王道】setParamで1から連続音の原音設定をする方法【2024年最新版】

こんにちは!

私は天才ゆ鳥ちゃん、なないろニジ・ジルベールの中の人をしています。
UTAU音源製作においては一家言あるこの私が初心者の皆さま向けになるべくかみ砕いて原音設定のイロハをお伝えしていきます!

setParamの自動推定でたたき台のoto.iniを作成する方法

 →原音設定ってなに?(工事中)
 →setParamの導入方法(工事中)
 →【最新ツール】vLabelerで1から連続音の原音設定をする方法(工事中)

読み込み

音源が保存されているフォルダを選択したら「パラメータを自動的に生成する」を選びます

1からつくるので生成を選ぼう
連続音のoto.iniを作るので連続発声データ

超絶最重要設定画面

ここの設定をしくじると、まったく必要ない苦行が爆増してしまいます!

一番やばいのは⑤

①収録テンポ
ガイドBGMを使って収録した場合に使います。使ったガイドBGMのBPMを入力しましょう。ガイドBGMを使わなかった場合で、大体同じような速度で収録している場合、テンポが推定しやすい「か行」の原音などをWaveToneなどのテンポの測定できるソフトで解析してもいいですね。(→WaveToneで原音のBPMを調べる方法(工事中))

説明前後しますが
③収録テンポから各値を初期化
BPM100,120などのオーソドックスなテンポであればポチっと押して終わりでOK
それ以外もひとまず押しておきましょう

④【持論】オーバーラップと先行発声
(スルー可)
私ゆ鳥としては収録BPMめっちゃ遅いorめっちゃ速い場合でもできるだけ
オーバーラップ100~80
先行発声300~240
くらいの範囲にとどめておいた方が美しいんじゃないかなと思っています。
あればあるだけええやろ!派や、別にテンポ通りでも構わんが?派もいます
必ずオーバーラップと先行発声は1:3にしておきましょう。

②発声開始位置
ガイドBGMを使って収録した場合に使います。ガイドBGMを使っていても、DAWなどのUTAU録音支援ソフトでないものを使って収録した原音の場合は声以外の無音の区間の長さが各音によって違うため利用できません。(それでもなんとなくそろっているかなという人は巽さんのブログが詳しいです!)

ガイドBGMの設定テキストから録音開始時刻を確認します。ガイドBGMと同じファイル名のテキストファイルが一緒に入っていると思うのでそれを開きます。

1をmsecにすると1000

から③の先行発声の値(画像だと300)を引きます

録音開始(1*1000)-先行発声(300)=先行発声開始位置(700)


⑤エイリアスの設定
最重要項目です。連続音ではとてもたくさんのエイリアスが重複します!!
必ず「付ける」にチェックを入れましょう
通し番号の数字 1~3くらいが妥当かも。ここはお好みで。1にすると1通りだけなので数字が付いているエイリアスは発現しません。
5なら数字なし&2~4が付きます。0はあればあるだけエイリアスを追加してくれるのでo ん29とかも生まれます
接尾辞に関しては後からつけることができます!!通し番号の数字を2以上or0にするとおかしな順番になるので入れない方が無難です。悪いことは言わないので空欄にしておきましょう。

⑥_の扱い
基本無視するで大丈夫です。
一部の録音リストの「_かか_きき_くく_けけ_ここ」など途中で休符を挟むしるしとして_が使われている場合1モーラ分の休符とみなすにチェック
1モーラの区切り記号とみなすはアルファベット表記の外国語の録音リストなんかで使います。

パラメータ生成とチェック

設定し終わったらパラメータが生成されるのを待ちます。
のちの苦難を少なくするためにあらかじめ自動生成の結果をチェックしておきましょう。
①設定するべき音からずれていないか?

無音に設定されている
1音ずれたところに設定されている

この場合は②の値がいまいちだったときになります。間違った音に設定すると歌詞を違う音で歌ったりする危険性が出てきます。ガイドBGMアリの場合は自動推定の②を直すか、左ブランクの値を一括で変更するとなおります。
(→たたき台のoto.iniが全体的にずれているのを直す方法(工事中))
ガイドBGMなしで無音部の長さがまちまちでこのようになる場合は切り出し方を工夫するか、必ず原音とエイリアスが同じ音かどうか確認しつつ原音設定をしていきましょう。Ctrl+スペースで設定している範囲(左ブランク~右ブランク)の音が鳴ります。

②重複したエイリアスが多すぎないか?

後ろの方までスクロールして確認

[a ん」など「ん」が重複していると必要ない行をたくさん設定することになります。画像では「りんりりるりれり」に「i ん」の行がないため成功です。

連続音の原音設定をする

ここだけやたら長くなるので別のページで解説します。
 →【Lv.1 最低限】連続音の原音設定のやり方【先行発声】(工事中)
 →【Lv.2 気配りを大事に】連続音の原音設定のやり方【固定範囲・右ブランク】(工事中)
 →【Lv.3】連続音の原音設定のやり方【先頭単独音・VC拗音回避・高速BPM】(工事中)
 →癖のある原音別原音設定指南(工事中)
 →連続音からCVVCの切り出しをする(工事中)

接尾辞(suffix)をつける

表情音や音階を示すsuffixにはルールがあります!

順番が大事

必要ない部分はスペースなどなくそのまま縮めておk
 表情なし a あ_C4 1音階のみ a あ3強

原音パラメータ一覧の画面を右クリック→エイリアス一括変更
元々のエイリアス(%a)+接尾辞(suffix)
全wavに対して実行するとこのように!

多音階の場合は再利用しよう

同じ音源(ガイドBGM・録音リストが同じ音源)で別の音階を設定する場合、oto.iniを使いまわすのが便利です!なぜなら同じ人の発音は似るので動かす必要のあるパラメータがぐっと減ります。
設定済みのoto.iniをコピーして別音階のフォルダへコピーします。
コピーしたoto.iniをテキストエディタで開きます。

もしくはCtrl+H
置換!これはよく使う技なので覚えておこう!
次の音階からはoto.iniを読み込もう!(D&Dでもいいよ!)

要らないファイルを消す

配布前には要らないものが入ってないかチェックしよう

最後に

ながれをさら~~っと書いただけなのでわからないところがちょいちょいあるとおもいます!随時アップデートしていくので、つまづいたところがあればゆ鳥まで教えてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?