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笑顔あふれるふまねっと運動

 6月8日火曜日。私は翌日の6月9日水曜日にオンラインのふまねっと運動に参加するための事前準備としてYou Tubeの「新聞紙でふまねっとの作り方」を視聴し、実際に作成した。

 作成を行うにあたり準備するものは、新聞紙12枚(約2日分)、ホチキスまたはセロテープである。作成方法としてはまず新聞紙を1枚使いそれを半分に折る。次にその折ったものをもう1度半分に折る。さらにそれを3分の1に折る。すると約5cmほどの棒状になる。同じものを6本作成する。これを先頭と底辺に1つずつ、側面に1つずつ輪が外になるように設置する。重なった部分をホチキスまたはセロテープで留める。そして中心に十の字になるように残りの2本を設置し、最後に重なった箇所を留める。これと同様のものをもう1つ作成する。この2枚を重ねホチキスまたはセロハンテープで留める。これで2×4マスの紙ふまねっと作成は終了である。

 実際に私も動画を視聴しながら同様のものを作成した。作成した感想としてはとても容易であるという印象を持った。ふまねっと運動には高齢者が多く参加するが、その高齢者の方たち向けの作成方法であるように実際に作成をし、感じた。

 6月9日水曜日午前9時。私はオンラインのふまねっと運動に参加し北星学園大学・大島先生のクラスの生徒として見学をさせていただいた。Zoomに入るとすでに多くの参加者が集っており、職員の方と「新型コロナウイルスのワクチン接種はもう終わったか」などの世間話をしていた。今回参加されていた方々は初回ではなくすでに何度か体験した方たちであるように見受けられた。参加地域は札幌市に限らず、赤平町や栗山町、岩見沢市や旭川市からなどの遠方の地域から参加している方も多数おり、これはオンライン教室だからこそできることであり、同時にふまねっと運動の影響力というのを感じた。

 今回私は「張り切り中級クラス」に参加した。今回進行を務めるのは、まだ経験の浅い新米サポーターの「トナカイさん」。たくさんの参加者の方から応援されていた。まずは「お家でふまねっと運動」の目的である「私たちの健康づくり、高齢者のオンラインキャリアの開設」について紹介されていた。次に約20名の参加者の自己紹介が行われた。自己紹介が終わり、注意事項が紹介され実際に運動に入る。まずは運動に入る前に簡単なストレッチが始まった。「スローストレッチ」という音楽が流され、8カウントのリズムに合わせたストレッチを行った。ストレッチが終わり、音楽に合わせて呼吸を整えマッサージが始まった。音楽に合わせたストレッチやマッサージとは主に運動に入る前の緊張をほぐすようなリラックス効果があるように見受けられた。

 本格的に運動に入る前に今回の教室での共通の目標設定を行った。それは「リズムを合わせるステップを行う上でまずは網を踏まないようにステップをする」という目標を設定した。実際に運動に入ると最初はリズムに合わせて1マスずつ左右にステップする運動を1往復行った。次にこのステップに合わせて手拍子を入れる運動を行った。実際に参加した高齢者の方々はこの最初の運動は容易にこなしていた。ここで次のステップに移動した。それは3拍子のステップに合わせて右のマスに右足から1歩、左のマスに左足から2歩歩くものであった。このステップを2往復行った。次にこのステップに奇数の時だけ手拍子を加える運動を行った。このステップも参加者の方々は容易にこなしていた。次のステップは「きしゃぽっぽ」の音楽に合わせて音楽を楽しみつつ目線と視線に気を付けてステップを行う運動であった。ここでは1マスに右の足から4歩ずつ、左前のマスに左足から4歩ずつ進む運動を行った。次にこのステップに1歩目の時のみ手拍子を入れる運動を行った。こちらも参加者の方は容易にこなしていた。最後は笑顔を大切にし、今までのステップをおさらいした。参加者の方々は笑顔を忘れずに最後まで網を踏まないように心がけていた。

 運動が終わり、息を整え本日の振り返りを行った。振り返りでは参加した方々全員が笑顔を忘れずに運動を終えることができたと感想を述べていた。
 私は今回初めて「オンライン ふまねっと教室」に参加した。参加する前は自分は若年世代であるため簡単なものであるという認識を持っていた。しかし実際に参加してみると、想像以上に頭を使いながら運動を行うため容易にはいかなかった。今回の参加者は最低1度は経験している人が多かったものの、容易にこなせているように見受けられ、ふまねっと運動の効果というものを実感することができた。またこういった運動が高齢者の方々のためにあることで運動機能の低下を防ぐことや認知機能の低下を防ぐことにも影響することを実体験から得ることができた。

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