鬼滅の刃の人気の理由 徹底解明!!

 こんにちは!突然ですが「鬼滅の刃」という漫画をご存じでしょうか?「あ~、あの鬼が出てくるやつね~」とか「全巻持ってるぜ~」とか、中には「俺は鬼滅に人生ささげてるっ!」というような熱烈なファンもいらっしゃるかと思います。

2016年に連載を開始し、2019年4月にはアニメ化もされました。2020年5月に漫画の連載が終了し、今年10月には映画化も予定されています。2019年4月の累計発行部数は350万部でありましたが2019年5月では6000万部以上と一年間で約17倍ととんでもなく増えていることがわかります。また、アニメの26話(最終話)の終了後全国の書店でコミックの売り切れが続出するという事態にも陥りました。

でも、鬼滅の刃をしらない人からしたら、

「なんで、こんなに人気なの?」

と思う方も少なくないでしょう。なぜこれほどまで人気になって一時期、社会現象にまでなったのか解明していきたいと思います。

1、鬼滅の刃とは

     

     『これは、日本一慈(やさ)しい鬼退治ー。』


作者は、吾峠呼世晴先生です。

まず、鬼滅の刃とは何なのかということについて述べていきます。簡単にあらすじを言うと「妹(禰豆子)を鬼にされた主人公(炭次郎)が妹を人間に戻すべく鬼を倒していく物語」です。

鬼を倒す剣士たちのことを「鬼殺隊」と呼び、呼吸を使って「」を繰り出します。型には水を初めとした11種類の型があり基本的に一人一つの型しか使えません。

対して、鬼には「血鬼術」と呼ばれる鬼それぞれが使える特技のようなものを持っていて、鬼は急所である首を切られない限り死にません。また、人間を鬼にできる鬼は「鬼舞辻無惨」といういわゆるボスにしかできません。

2、アニメ化

 では、なぜ鬼滅の刃がこれほどまでに人気になったのかということについて書いていきます。まず第一に挙げられることが、アニメ化です。

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上の図を見てもらえばわかるようにアニメで知った人という人が全体の約35%占めておりアニメ化でヒットしたということが一目瞭然です。さらに、アニメを見た人が友達などに薦めるなどして、ますます知名度が上がっていったのではないのかと思います。

アニメ化とは、人気がある漫画や小説をアニメ制作会社がアニメとして作ることのことです。鬼滅の刃は、unfortableという制作会社が手掛けました。それでは、アニメ化のどういうところが大ヒットの秘訣となったのか見ていきましょう。

3、キャラクターの魅力


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上の図を見てもらえるとわかるように、キャラクターが面白い(魅力的)という人が多いことがわかります。それでは、どんな魅力的キャラがいるのか紹介していきましょう。

主人公の炭次郎は、鬼に襲われ家族を失ったのにもかかわらずこの世から鬼をいなくならせるべく奔走する、諦めない勇気、強さ、優しさがあり、さらには鬼になった妹を人間に戻すべく行動している妹愛も特徴として描かれています。普通の人なら、鬼を倒したら「よしゃぁぁ~」とか「ついにやった~」などと言うと思いますが、炭次郎は「成仏してください」などと、もともとは人間であった鬼を慈しむようなことをしています。まさに

      『日本一慈しい鬼退治。』 

ですね。

また、道中で出会い同じ鬼滅隊の善逸は普段は怖がりで自分に自信を持っていないがところがあるが気絶しているときにだけ本来の力が発揮でき(めちゃめちゃ強い)、危機を救うという一面も見せます。

他にも鬼殺隊のトップである柱や鬼舞辻無惨の幹部である上弦の鬼などもいて一人一人の個性が溢れています。この上弦の鬼とのバトルシーンがなんといっても鬼滅の刃の一番の見どころといっても過言ではないほどものすごく盛り上がるシーンです。

バトルアニメの代名詞ともいえるバトルシーンが爽快でダイナミックな印象が強いので見てて自分が世界に入り込んでいるような錯覚になります!

このように、個性的で面白いキャラがたくさんいたり、ダイナミックなバトルシーンで見てて全く飽きないなどというところが見る人を虜にするのではないかと思います。

4、吾峠呼先生の世界観

鬼滅の刃は、バトル&ファンタジー漫画では珍しく日本を舞台にしており、さらに大正時代というこれまたあまり類を見ない時代設定になっているため先入観にあまりとらわれないで楽しめます。

大正時代にはもう海外からの文明も入ってきて、江戸のころとは違い妖怪や怪物などという存在をもう信じていなかった時代なので、そこに鬼が存在しているという非現実さが加わることによりできた「世界観の不釣り合い」がフィクション性をより一層強めて、物語に惹かれるのではないでしょうか。

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現に、作中で活躍をする“鬼殺隊”は、政府非公認の鬼討伐の組織です。

非公認である理由は、“文明が発達した今の時代に鬼という存在は認め難いものであるから“とされていますが、そうした作中の設定が、大正時代という枠内でとても活かされていますね。

そして、先ほども紹介した、十二鬼月とのバトルシーンは独特で禍々しく描かれていてあっという間に惹き込まれてしまうし、技の種類やその名前のセンスも抜群にいいです。これではまらない人がおかしいってくらいですっ!

この吾峠ワールドは老若男女問わず人気がでているのも頷けます。

5、鬼滅の刃のアンチ

今までは鬼滅の刃の人気の理由について迫っていましたが、どんな漫画やアニメやドラマにも非難する人(アンチ)は存在します。もちろん、鬼滅の刃にもアンチは存在していて「つまらない」とか「ありきたりすぎておもしろくない」とか「なんでこんなに人気があるのかわからない」などといろいろな声が上がっています。

つまらないなどといっている人は本当にそう思ていると思いますが、

「なんでこんなに人気があるのかわからない」

といっている人に着目してみました。

この中にも面白くないと思っている人はいるのでしょうが、これとは少し違うように思っている人もいると思います。それは、「たしかに鬼滅も面白いけど、もっと面白いアニメあるもん」というものです。まぁ言うなれば嫉妬ですね(笑)自分が推していて鬼滅の刃よりも面白いと思うアニメは何でもっと評価されないんだという気持ちはよく分かりますれどもね。

6、まとめ

鬼滅の刃の社会現象ともいえる人気っぷりは、その背景に他にはあまり見られない個性豊かで独特なキャラクターや世界観の独創性そしてそれを書いた吾峠呼世晴先生並びにアニメ化を実現させたunfortableの方々の努力のたまものであったということがうかがえます。


   今年の10月には映画化もされるので見てコロナうずを吹き飛ばして行きましょう!

参考文献