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鳩のオトモダチができました

ぼくは毎朝7時ごろに歯磨きをする。
ユニットバスの洗面所へ、重いまなこをこすりながら行くと
鳩がバサバサと小窓の出っ張りに来て、留まる。
ほぉうほぉうと鳴いているときがあれば、
ただ羽休めをしている時もある。

訓練校を終えて18時ごろに帰宅し、
部屋の明かりをつけてMacでぽちぽちと文字を打ち始める。
そうすると、鳩がバサバサと小窓の出っ張りにきて、留まる。

そんなことが引っ越してきてから、2週間の間に何回かあった。

今、この原稿は訓練校から帰宅後に書いている。
バサバサっ。
今日も鳩がやってきた。
羽音がすると、やってきたことがわかる。

最初は偶然かと思っていたが、
ひょっとすると、「おはよう」や「おかえり」と
言ってくれているのだろうか。

ひとりぐらしは寂しいもので、
誰かにあいさつしてもらえることはない。
(職業訓練校とTECH:EXPERTが始まって
割と忙しいから寂しさを感じる暇はないのだが)
そんなぼくを気遣ってくれているのだろうか。

本格的にペットを飼ったことがないから、
この気持ちが正しいのかよくわからないけど、
おそらくペットを飼っている人は
毎日こんな安心感を味わっているのかな。
家で待ってくれているのが、人間じゃなくても
ちょっと嬉しい気持ちが湧いてくる。
鳩さんとはペットって間柄じゃないから、
ともだちって言った方がいいね。

毎日、決まった時間に挨拶する、ともだち。

小窓は透明じゃないので、顔はまだ見たことがない。
フォルムは見えるので、どんな鳩かは知っている。
典型的な鳩ぽっぽだ。
窓を挟んだ距離感がじれったい。
ベランダの方に飛んできてくれれば、
挨拶できるのにね。
むこうも恥ずかしがり屋さんだったりして。
なんて、想像をいろいろ膨らませてみる。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
想像の翼はどこまでも飛んでいくよ。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無職の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。


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