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はじめてのフラワーエッセンス

初めて服用したフラワーエッセンスは「ゴース」でした。
今から22年前、世の中ではミレニアムを騒いでいた1999年のことです。
当時、私は「24時間働けますか」という会社で、日々激務に邁進していました。そのため、定期的に鍼灸やマッサージで体のメンテナンスをしており、その鍼灸院でエッセンスを紹介されたのがきっかです。

ゴースは低木のマメ科の常緑低木で、
「自暴自棄になってあきらめている人に希望をもたらす」エッセンスです。

どちらかといと内向的で、自分自身を閉じることで、対人関係や社会的な活動を無難にこなしていく人に効果があります。見た目は、ある程度の社会活動を送っているように見えますが、内面はゴースが生息する荒野のように冷たく不毛な状態です。あるいは、そうした不毛な内面を甘受する癖を持っていたりします。

しかし、当時の私には、このゴースのメッセージは、全く理解できないものでした・・・諦めている?一体、何をどうあきらめているのだろう?

むしろ、いつもこんなに頑張っているのに。
もっと野心を持って、仕事をしないといけないのか?
あるいは、そもそもこの仕事は向いておらず、何か別の道があるのか?
そんなふうにしか考えることが出来なかったことを、よく覚えています。

中でも、「自分がどうありたいか」に気づくことが「希望」に直結するという考え方には、当時の私には「そうなの?!」と、驚きを隠せませんでした。なぜなら、社会に出て働くためには、それは余計なものと考えていましたので。

22年が経過した今、その頃のことを振り返ってみると、様々なことが腑に落ちるようになってきます。

「自分がどうありたいか」という自我を封印していたこと。
荒野に咲く黄金色の花と甘い香りが内面を開き自我が目覚めていったこと。
その自我の芽生えが、現実の世界を少しずつ動かしていったこと。

こうした考え方は、当時の自分自身の視野には全く入っておらず、また、その頃の感受性では、エッセンスの振動を感じることもありませんでした。

でも、今はよく理解できます。
バッチは7ヘルパーズの状態を

「本人は自分の性格の一部だと考えている」

と言っています。

ですので、そうした自分自身の思考や感情の癖を認識するのには、結構な時間が必要です。私の場合は、自分自身のゴース的な面を理解するまでは、10年位はかかったかもしれません。

ちなみに、はじめてのエッセンスで「ゴース」を服用したその後のことなのですが、それから何度もゴースが処方され、飲み続けていきました。
そうすると、どんなことが起こったのか?
――なんと、会社を辞めたくなってきたのです。

入社して10年、退社の意思など全くなかったので、この心境に変化には戸惑ったものでした。しかし一度、意識のベクトルがそちらに向かうと、出来事や体調、気力など全ての状況が、面白いもので、退社の方向に流れていくようになります。結局、そのエネルギーのベクトルが、現実という三次元の枠組みに落ちるまでには(退社という行動に出るまでには)、4年の歳月がかかることになるのですが。

ゴースから始まったエッセンスの旅は、今こうして自分自身の道を歩むに至るまでの大きなきっかけとなったことは間違えありません。
しかし、この後は全て順調だったのかといと、そうはいかないものです。
ゴースの体験は、自らをエッセンスの学びの入口へと誘ったものでした。
本格的なエッセンスの学びは、それから始まり、また、まだまだいくつもの難関が続いていきます。それはまた後日、お伝えしていきたいと思います。https://www.instagram.com/floweressencekisetsunows/

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