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担当と結果の価値 ─1年と5年─ 

ご覧いただきありがとうございます。
ユティルと申します。
noteを書くのはこれで2回目です。
もしかしたら前回記事を読んでいただいた方もいらっしゃるのでしょうか。

今回もミリシタについての話になりますが、攻略やイベント対策などの話は一切ありません。
面白みのない自分語りになります。
私よりミリシタをやり込まれている方は大勢いらっしゃいますし、実績や経験に乏しい私が自分語りなどおこがましいとも感じますが少し自分のこと、自分の考えを話してみたくなりました。
話の内容が前回記事と重なってしまう部分も多々ありますが、毎周年は私にとって大きな一節のため補足と思ってどうかご容赦ください。
稚拙な文章ですが、お暇なときにでも読んでいただけると幸いです。




※これは個人の価値観、思想をただ綴っただけのものであり、正当性の主張ではありません。
 また、他者への攻撃、価値観の否定、強要する意図は一切ありません。


過去遍歴

1.ミリオンライブとの出会い

出会いの日

私はミリシタからミリオンライブに入った組だ。
アイドルマスターはなんとなくアニメは見たが当時はそこまで興味が沸かず、ミリオンライブについては失礼ながらずっと存在すら知らなかった。
そんな私がミリオンライブ、ミリシタを知ったのは盆に集まった友人との飲み会の最中、リリースされたばかりのゲームがあるからやろうと誘われたことがきっかけだった。
私はそれまでスマホゲームに一切興味がなかった。
まわりの皆は本気にしろ触るだけにしろデレステやスクフェスなど流行りのゲームをやっていたけれど、飛び交うその金額に見合うだけの価値があるとは到底思えなかった。
今考えても、ミリシタをインストールしたのは酔った勢い。そして、やっていたMMOを辞めて暇を持て余していたからだったと思う。
ミリシタを始めてみるも、39人も知らないキャラがいるものだから新参者の私には誰が誰やら。ただ下手ながら音ゲーは面白いなといった感想だった。

始めて2日目。劇場で前を通り過ぎる名前もわからないアイドル(昔はNカードの初期所持もなければアイドル詳細もなかった)、スキル無しばかりのユニット、担当も決めていない。そんな状態だったため1回くらいは良いかと思って10連ガシャを回すことにした。
出たのはSRが2枚、残念ながらSSRはなかった。

SR1枚目は誘った友人が担当だと言っていた篠宮可憐
SR2枚目は百瀬莉緒だった

友人との担当被りは避けたかったため可憐は担当にできなかった。
私は莉緒のソロ曲"BeMyBoy"を聴いてみることにした。
「おー歌上手いし、いい曲じゃん」
そんな感想だっただろうか。
そして次に"WHY?"を聴き、




私は百瀬莉緒を担当にすることに決めた。

WHY?は私の心の1曲





しかし、そんなにやる気は出なかった。
莉緒の衣装が貰えた"STANDING ALIVE"イベントはPRを獲ったが、他のイベントは音ゲーを楽しむだけで順位なんて気にしてなかった。
走る方法を調べもしなかった。

莉緒参加ユニットであった夜想令嬢もこの結果

報酬が労力に見合わなければ無意味だと感じていたし、称号が光るだけのTPRになんの価値があってやるのか理解できなかった。
上位ランカーといわれるような人たちは住む世界が違うのだと感じていた。

それからも僅かながらの課金でミリシタで続けていたが、幸運にもダメ元で申し込んだミリオン5thライブDay2のチケットをネット先行で握ることができた。

すぐ辞めるだろうと考えていたミリシタ。
しかし、初めてのアイマスライブで楽しめたこと、そして5th現地で会った方から勧められてTwitterを始めたこと。



少しずつ、なにかが変わり始めていた。




2.ラウンジ加入と転機の周年

Twitterを始めたこと、ゆっくりだが元気回復の超過がないように続けていたため、ある程度のレベルになっていたことからか"ラウンジに参加しませんか"と声をかけていただいた。
オンラインゲームでは知識がない状態で組織に加入して無知ゆえの負担を与えることを避けたいがために自分から加入することは考えていない私にはありがたい話だった。
後述の話はあったが、誘っていただいた旧ラウンジマスターには今でも深く、深く感謝している。

そして私にとって多大な影響を与えた出来事があった。
それは1周年イベントだ。
普段のイベントと大きく違う点は、やはりアイドル毎のランキング、称号がある点だろう。
1000位以内で称号。100位以内で光る称号。
ここまでは理解できたが、10位以内に入るとエンドロールでコメントが載せられるというよくわからない報酬があった。
そんなもの残して何になるのかと思っていた。
10位以内と100位以内の違いはコメントだけなのだから、当然私はコスパの良い100位以内に"入ることができればそれでいい"と考えていた。
イベント期間中はミリシタに触っていたが必死になったのはボーダーが加速した最終日くらいで、それ以外はボーダーに合わせて100位以内をキープするというような形だった。
お仕事を使い始めたのがこのイベントからだったし、倍消費も使わずコスパよく走っていた。
丸一日触らなかった日もあった。

結果は目標の百瀬莉緒45位と100位以内に入ることができた。
だが、満足感や達成感はほとんど感じられなかった。
当然だ。大した努力も犠牲も払っていないのだから。

イベントの自分の結果より、きっと同担の人を意識したことが大きかったのだと思う。
私の人見知りもあり、5thライブでは片手で数えるほどしか百瀬莉緒Pに出会うことはできなかった。
だが、これだけ多くの同担。そして、ランキング上位でエンドロールに名前を残したその姿は何か私に刺激を与えるものがあった。
私は大した順位でもPLvでもなかったが1周年10傑に入った方々にフォローを飛ばしたら、フォローバックしていただけた。きっとあの時邪険にされていたら今の私はないのだろうと思う。


周年が終わった後にも様々な変化があった。
入ったラウンジは新進気鋭ともいうべきか勢いがあった。
私の後から加入する人達はPR、TPRを獲るような人が集まり続け、TPLに届くようになり始めた。
走る人に刺激され、周年イベントでミリシタへの意欲が高まっていたこともあった私もPR を狙うようになり、莉緒参加のTB三姉妹カフェではギリギリながらも初のTPRを獲ることができた。

初めてのTPR
ポスター本当に好き

Discordでの交流もあり、時間があれば通話に参加していた。イベントについて真面目に話したり、くだらないことで笑いあった。ラウンジに、ミリシタに包まれた毎日だった気がする。



しかし、楽しい時間はそう長くは続かなかった。



3.ラウンジの崩壊と初の担当1位


いつ頃からだっただろうか、ラウンジの中で衝突が起こり始めた。
Twitterで攻撃する様子を見ては頭を抱え、"またか"と私は思った。

過去、MMOなどのオンラインゲームを転々としていた私だったが、辞めた理由はそのほとんどが人に関するものだった。
誹謗中傷、迷惑行為、組織内分裂などゲームの内容とは関係ないところで嫌になって辞めてきた。
ギルド内の迷惑行為を行うプレイヤーを止めようと行動し、同ギルドであったことから共謀していると誤解され私まで掲示板で晒されるということもあった。
もう人同士のいざこざでコンテンツのやる気が削がれるのはウンザリだった。

衝突が起こった後はすぐだった。
瞬く間に城は崩れ、ほとんどのラウンジメンバーが抜ける結果となった。
それぞれが考える方向性の不一致、なによりお互いの理解不足だったと私は考えているため誰かを恨んだりはしていない。
いつかは直面する問題だったのだろう。ただ、それぞれの事情がわかっていた私にも、もう少しできることはあったのかなという苦い後悔だけが残っている。


ラウンジは悲しい結果となったが、私としては2周年イベントで百瀬莉緒1位を狙うという目標があったため、前だけを見つめて2周年に挑むことができた。

家ではレンタルしたipad proを、それ以外ではiPhoneを使って、ほとんど休みのないスケジュールの中でイベントを進め、なんとか紙一重の差で百瀬莉緒1位を獲得することができた。

本当に嬉しかった。
ミリシタから始めた何もなかった私が、ようやく百瀬莉緒担当だと言えるなにかを掴めた気がした。
私のミリシタの目標であった担当1位を達成できたことで、引退しようかとも考えた。
しかし、アイドル別のランキングは1位でも総合ランキングでは98位。
自分の担当が総合1位にいることを夢見た欲望は、その逃げを許しはしなかった。


4.迷走の3周年と"夢"の終わり

Twitterのミリシタ界隈はあいも変わらず他愛もないことでひりついていたが、更にガシャ補填の運営の不手際もあり特に界隈全体が荒れていたように感じていた。
私はというと、嫌な空気を感じながらも気持ちは3周年に向かっていた。

3周年前に転職することにしていたため、イベント期間中は全休という状態だった。
前回は休みがない中頑張って担当1位が獲れた。
端末も物資も準備もした、休みもある。
総合狙って頑張ろう!なんて意気込んでいた。




しかし、そう甘くはなかった。
やればやるだけ置いていかれる。

"どうすれば速くなるのか"
"何が違うというのか"
"勝ち目のない勝負を続ける価値があるのか"

そんなことばかりがグルグルと頭を駆け巡る。
更にオートパス睡眠で寝過ごす失敗も重ね、心は完全に折れてしまっていた。
正直ここで投げ出して逃げてしまいたかった。

何をやってるんだ私は。
好きでやっていることさえ全力で向き合えていない。
逃げたいけれど、ここで辞めることは走っている他の方々に失礼だ。途中で降りることは許されない。

最悪に自分が嫌になった。
手は止められないが、なんでイベントを、ミリシタをやっているのかもよくわからなくなっていた。

その後、気分が落ち込んで考えたのは

"何で百瀬莉緒が好きになったのか"
"なんで担当にしたいと思ったのか"

ということだった。

おそらく今までの自分は、
"本当には好きになれていなかった"のだと感じた。
"はしゃいでいた"のだと。
恋に恋い焦がれるかのように。

供給されるコンテンツに、新しい刺激に狂喜し、まるでそれが好きであるかのように錯覚していただけではないのかと思った。

"夢"は冷めていた。

そんな時思い出したのは、これ

初めて見たのはいつかのTwitter

私はミリオンライブのアイドルはそれぞれが違った劣等感コンプレックスのような悩みを抱えているが、その自己分析の短所が長所に繋がっていたり、他人にとってはそれ自体が長所であったりして互いに補完したり、自己肯定に繋がり成長するというのが全体としてのコンセプトなのかなと考えています(先輩方間違っていたらどうぞお叱りください)

私は百瀬莉緒のキャラクターコンセプトをイベントを進めながらも真剣に考えた。そして自分の中で答えを掴みかけるとともに、"WHY?"を聴いてようやくどうして百瀬莉緒に惹かれたのかわかったような気がした。

結果として3周年イベントは百瀬莉緒1位、総合19位という順位に終わり、総合順位という目標を達成する事はできなかったが結果よりも大事なものに気づけた。
そんな気がした。


5.総合1位と空虚な心

前回の周年の反省を活かし、4周年ではせめて自分で全力でやりきったと思えるくらいの熱で挑もうと思った。
お仕事の調査や設定の見直しなどを数ヶ月前から行い、機材も揃え、仕事もなんとか休みを取り、本番に望むことができた。
その結果、総合1位を獲得することができた。

イベントランキングで競争する中でやりがいのような、白熱する楽しさを感じていたし、結果としてもこれ以上ないものだった。
結果を見たときは自分でも震えたし、ついにここまで来ることができたかと自分を褒めてやりたい気持ちだった。
それからはTwitterでもミリシタのイベントランキングで名前を見るような人達からフォローしていただき、色んな方との交流も増え、ほんの少しだが名前も知って貰えているようになった気がした。

その後開催された8thライブは6thがチケット落選、7thが当選するも中止、7thRチケット落選だった私にとって5th以来の周年ライブであった。
お会いしていただいた方はずっと自分がランキング下から見上げていたランキング上位に名を連ねるような人たちが非常に多く、なんだか自分が場違いのような気さえしていた。
久しぶりの、自分がミリオンライブに熱くなってからの初めてのライブは声は出せずとも、とても楽しく、感動的で、まるで夢のような時間だった。


…だが、自分が目指していたのは本当にこの場所だったのだろうか。
より良い結果を求めたことは間違っていないと思うし、高い情熱を持った人たちとの繋がりができたことは本当に嬉しいことだと思う。
だが、もともと順位だとか知名度だとかそんなものを求めてミリシタを始めたわけじゃない。
私が歩きはじめた理由は、目指したかった場所は何だったのか。
総合1位と言われる時、照れるような嬉しい気持ちと同時にどこか満たされない心に生温い風が通り抜けたような気がした。


6.原点と順位

時は巡り、5周年イベント"私たちのR@inbow!"
前回に続き今回もできる限り高い順位を目指そうと意気込んでいたが、躓いたのはすぐだった。
イベント開始30分と経たないうちに、前日まで問題なかったはずの有線LAN接続用のハブが故障していた。
接続し直すとしばらくは正常に動作するという点から原因を特定することにも時間がかかり、初日にして発生したロスは致命的だった。
その後も予期せぬ事態により触れない時間が出たりと全体としてはボロボロだったと思う。
年を重ね、周年イベントに参加する人の練度も上がり、速度で巻き返すことも難しく総合順位はイベント半ばにして厳しい状態だった。だが、心は痛みもしなかった。

自分の順位や他人との速度差を気にして神経質になる。そんなことより、百瀬莉緒ランキングを見ていることが楽しかった。
この年の百瀬莉緒10位ボーダーは例年に比べてとても高かった。また、なんと表現すればいいのか分からないが競争相手であると同時に仲間でもある一体感のようなものを感じていた。
2周年から続けてきてこんな事は初めてだったかもしれない。

9thライブにて
10人(1人友人代理)集まることができて本当に嬉しかった


総合順位としては準備不足などの後悔はあったが、結果は自分のツメの甘さの現れであって妥当だと受け入れられた。というより、それほど気にならなかった。

その後開催された"プラチナスターチューンオルタナティブ~Everlasting~"
百瀬莉緒上位報酬イベントとして実にSTANDING ALIVE以来であり、TPRはもちろん10位台に入るくらいには頑張りたいと思っていた。
だが、イベント初日の夜急激に体調が悪化。翌日病院に行くと結果は陽性。いつの間にか私は流行り病に罹ってしまっていた。

当然仕事は休み。イベント期間はほぼ休みとなったが、そんな理由で休んだ手前イベントを進める気にもなれず煮えきらない形となってしまった。私は他の莉緒Pが頑張っている姿をただ眺めているだけだった。なんだか情けなかった。

その後、イベント慰労で百瀬莉緒Pで集まって食事会を開くことになった。

5周年イベント百瀬莉緒色段

なにを話したかなんてあまり覚えていない、そんなに大したことじゃなかったと思う。
それより百瀬莉緒担当として同担とこの場所にいれることが嬉しかった。
5周年、Everlastingと自身の結果には不完全燃焼が続き、不甲斐なさを感じていたが決して否定されることはなかった。
自分が同担界隈になにか貢献できたわけじゃなかったが、自分の目指すべき場所がわかった気がした。


それぞれの価値観と"担当"

〜担当って便利な言葉ですよね。
そのキャラクターが好きというステータスをプロデューサーの業界用語風に言い換えただけのものだと思うのですが、その認識には個々人で大きく乖離があるようにも感じます。
Twitterでは時々「〜が担当の条件」だとか「〜でなければ担当とは言えない」と話題が持ち上がります。
共通見解を持つことはそれぞれ千差万別の考え方から不可能ですし、結論は出ているとも思いますがそれぞれのこだわりがあるから再浮上する話題なのでしょう。

"好き"といえば担当なのか
"お金"を落とせば担当なのか
"順位"で結果を示せば担当なのか
ならば、SNSで声が大きいだけの人が正義なのか
学生や金銭的に厳しい人にはその権利がないのか
身体的理由でゲームなどが不利な人は資格がないのか
そんなことはないはずです。
条件なんてあるはず無いんですよね。
※"〜に参加した"とか"何位以内"だとかの区別は自己を選民思想に加えるためだけの詭弁なので論外だと思います。


ただ1つ答えがあるとすればそれは"人からそうであると認められる"ことなのかなと私は考えています。
お金をいくら落として、ゲームの順位がどれだけ高かくて、知識に精通していようと他者から厄介者扱いされるようではなにか違うのかなと。
類を問わず自分より順位や立場が上の人が、人として認められるのか、そうでないのか。それによって尊敬する存在にも、排除したい敵にもなりえます。
趣味として同じものが好きな仲間としては認めたくないという意識でしょうか。

そのため、〜担当というものが最初は自称から始まるものであっても、人からそう言われることでそのステータスの本当の証明になるのではないでしょうか。


ここまで言っている私自身も自分がどっちなのかはわからないんですがね。他の人から見た姿だけが真実だからです。


イベントを走る意味と結果の価値

ミリシタ6周年のイベント中で接続不具合が起きた際、その対応についてで論争が起こっていました。
それに限らず、Twitterでのミリシタ界隈は時折ゲームに真剣な人達とそれを揶揄する人との対立が起きます。
実際はそのほとんどが主語の大きい人達がご意見番のように振る舞うからだと思いますが…

不具合でゲームの公平性が崩れれば、真剣にやっている人ほど痛い目を見ますし、そこに神経質になる理由もわかります。
特に今のミリシタ周年イベントの総合ランキング上位はポイントを"稼ぐ"というより"理論値から可能な限りロスしない"という領域に来ています。
1秒を削る争いですね。私には出る幕もありません。
ただ、その価値を測るものさし自体が違えばベクトルも違うのだから、理解しようがないと思います。
そもそも、納得させ理解して貰ったところでどうだという話でもないでしょう。自分たちの姿を褒めろとでも?順位が、イベントを走ることが偉いとでも言うのでしょうか。
コンテンツ継続のためにお金が必要なことは間違いないでしょうが、それを誇ることはどうなんでしょう。
それならイラストを描いたりだとか新しい色んな人に興味を持ってもらう方がコンテンツの未来によほど有意義な気がします。

私には自分が好きで勝手にやっていることを他人に理解して貰う必要性が分かりません。
イベントの結果もそう。順位が〜なんて肩書にもならない、自慢にもならないような話をするのは仲間内の中の冗談だけ。言葉の温度が伝わらないSNSではそんな話はしないし、自己紹介で触れ回るなんて滑稽なことはできない。




私はイベランや順位なんてほとんど無意味だと思っています。大した価値はそこにはない。




ですが、それでも私にはやり続ける理由があります。


順位や結果が好きの証明になるわけじゃない。

でも、ならばどうやってそれが好きだと証明すればいいのか。
それはただその"姿勢"を貫き続けるだけでしか証明できない。
結果を示すことが自己顕示ではなく、作品を作ることが自己承認欲求ではないと伝えるにはそれしかない。
イベントを走るという行為そのものに意味は感じずとも、それに費やしている時間。そこに向き合おうとする意思は好きからくるものだと私は思うからです。

楽しい、面白いと感じるままに遊び、飽きれば次を探し…そんなことを永遠と繰り返す。
これでは新しい、楽しいという刺激に支配されているだけなのか、自分の好きという感情で動いているのかまるでわからない。
歳を重ねるにつれ感じるようになった、何かを見ても何かを聴いても、たとえライブに行ってもどこか心の奥底では満たされないような乾いた感情。
それを満たすことができるのは外からの刺激ではなく、自分の中の熱それだけだと感じるのです。
エーリッヒ・フロムよ、何かに熱中することはただの現実逃避だと言われても私はこれが好きだからだと言いたい。


ゲームのイベントに入れ込んで、お金を浪費して、徹夜することなんかより有意義な時間、お金の使い方がたくさんあるのはわかっています。
それでも、"今年はやらなくてよかった"だとか"やっている人は大変だな"とか"一度やったから良い"だとかそんなこと言ってられないんです。
ほんの一握りであっても、そこで競い合う人達がいる。
そこから目をそらしてなにが好きと言えるというのか。そこから逃げては自分で自分を認められなくなってしまう。
時間や資金の制限からたとえ目立つような結果が出せずともそこに挑む姿勢を否定なんてできないし、それでも挑戦した自分を好きになれる気さえする。
私はイベランという行為は肯定しませんが、イベントを走る人は否定しませんし応援したい。


周年イベントを走る中でその熱を感じたい。
自分の中で確かめたい。
"本当に"好きであるかどうかを。


ラウンジ勧誘をお断りするのは本当に申し訳ないんですが、周年のこの2週間は自分が何故ミリシタをやっているのかを試す期間でもあるんです。
だから、周りの勢いに流されず、干渉されずに個人として向き合いたい、そんな気持ちがあります。
ただ、必要に応えることも大切だなと毎度悩みもします。次こそはどこかに行こうかな…?




ですが、ただ自分の好きにやればそれでいいというものでもないとも思います。

私は幸運にも2周年からアイドル別のランキングで百瀬莉緒1位を獲ることができています。
逆に言えばそれは、そこを目指す人達の邪魔をする壁になっているということでもあります。

6周年ではアイドル別で1位連覇を継続されている方もいれば初めて1位になった方、そして連覇がストップしてしまった方もいらっしゃいました。
初めてアイドル別1位を達成された方のツイートを見ると、こっちまで泣きそうになったし、連覇が止まってしまった方は本当に悔しかったんだなとも感じました。
そこには結果に見えない、かけた時間、かけたお金、そしてそこを目指した人の意思、思い入れがあるんです。

たとえ全てがポイントで決まるだけのそんな順位であっても、そこを目指す人たちの意思を踏みにじってその称号を受け取るだけの資格が私にあるのかと思い悩んでしまいます。
だからと言ってそんなことはやらない理由には絶対にしたくないし、他の方に順位を譲りたいから忖度して手を抜くなんてことはしません。それこそ失礼に当たります。

ミリシタを始めてから6年近く、何人もの同担の人たちがこの場所から離れていくのを見てきました。
私が最初結果に担当と言える自負を求めたように、もしかしたら結果が出ないから楽しくなくて辞めていった方も中にはいるのかもしれません。
もし、自分より順位が上の人が人として認められず、目の上のたんこぶであったならそのコミュニティにいることすらも嫌になると思います。
私も人から恨まれていたり、周年のエンドロールに名前を残すことが邪魔だと感じられているならここを去ったほうが界隈のためになるのでしょう。その時がきてしまったら、私はユティルという名前とともに消えようかと思います。


だから私は人から、なにより同担から認められるようになりたい。
それは愛想の良いように外面を取り繕うだとか、順位や結果で力を示すだとかそんな話ではなく。
好きなものに敬虔に打ち込む中で人として成長することができればそれは素敵なことだと思う。
だが、私はまだ何もできていない。
人にとっては友人でもあるような、信仰する対象でもあるような担当という存在。

私は私のやり方で精一杯向き合い続けていきたいです。

















P.S.
すき家のキング牛丼は端末では注文できません。
店員さんを呼んでお願いしましょう。
また、器がない店舗では注文ができません。
時間がかかるため混む時間は避けたほうが良いです。
人によっては脂がキツくなるため、トッピングはチーズやニンニクなどよりおろしやネギ玉がおすすめです。

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