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商店会からのメール誤爆で分かるIT事情

需要を喚起したく、でも年末年始に向けて新型コロナ拡大は防ぎたいからなのか、GoToのように移動を伴うものでは無く、ご当地クーポンが活発に発行されています。

僕の住んでいる神奈川県では「かながわPay」というものがあり、加盟店で買い物すると、一定の割合がポイントで返ってくるという仕組み。これ、めっちゃ凄いことだと思っている。例えば僕は近所のスーパーでいつも通り買い物をするわけだけど、そこでは20%適用なので、いつもの2割引で買えていることになる!

貯められるポイントに上限はあるものの、当初1人1万円分だったものが、最近1人3万円までに引き上げられた。これが何を意味しているかというと、かながわPayが全く認知されておらず使う人がいないのだ。

でも、分かる。スーパーにこのQRが置いてあって、IT得意な僕ですら「何だろこれ。ま、いっか」で1ヶ月以上見過ごしてしまったから。ということで、神奈川にお住まいの方には強くお勧めしたい。

さて、近所の飲食店を中心とする商店会からもクーポンの案内があった。3,000円で5,000千円分のクーポンに変えられますよというもの。どうやらコロナで予定していたイベントが中止になり予算が余ってしまい、こういう企画になったらしい。

よく食べに行く店も多いので大歓迎だ。コンパクトな商店会でもあるので、販売は1世帯1セットのみで計100セット。申込みは日時とGoogleフォームのURLが記されていた。

電波時計で直後にアクセスし、無事申込完了!(あとで聞いたら案の定早々に完売してしまったらしい) そして数時間後に「申込みありがとうございます」的なメールが来たのだが、驚いた。

100人全員のメールアドレスがCCになっている。。

すぐさま謝罪と削除依頼のメールが来たが、久しぶりの分かりやすい誤爆。メールアドレスの漏洩だけでは個人情報に直結ではないのに、「個人情報を送ってしまい申し訳ありません」と書いてあったり、混乱振りが見て取れる。

興味深かったのは、そのメールアドレスだ。100人分を眺めてみたら、三分の一がキャリアメール、つまり携帯電話会社のメールアドレスを使っていたのだ。

今の時代に。

利便性や性能を考えれば、Gmailに代表されるサービスを使うのが最善なのに、むか〜しもらったアドレスを「なんとなく」使い続けていることが推察される。

そのユーザーにしてみたら、「LINMO? んー、よく分からないからいいや」となって、毎月数千円の使用料を払っているのだろう。「毎月の料金が千円切るんだよ」と言っても「え! 調べる!」と言って調べず、恐らく年額6万円くらい損をしてしまっている。

自分の周りではITに抜け落ちはないと思われる。恩恵を受け、無駄な出費無く、最適な通信環境、家電環境にいる。自分たちが当たり前にやっていることをもっともっとみんなに教えてあげたい気持ちになった。まずは商店会向けに「IT講座やりませんか?」と持ちかけてみよう。

電気代やガス代の高騰がニュースになっている今。
スマホ代(格安に乗り換えない理由は無い。アドレスもGmailに移行しよう)
電気代(今や自由契約なので、基本的には乗り換えよう)
ガス代(意外と大きな差があるのでぜひ検討を。ただし新規契約後に単価を上げる会社もあるので要注意)
ガソリン代(LINE会員、クーポンなど)
この辺りで見逃していることは無いか再考することをお勧めしたい。

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