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息子への手紙2通目/本当にやりたいコトとゴールと職業機能の話


息子への手紙という建付けで、コーチングの学びと自身の変化をnoteに記録しております、ごきげんよう。

前回の振り返り

初回記事を改めて見直して、言い訳じみた内容やな懺悔的なニュアンスが入ってしまい「なんだかこじらせてるな~」と我に返った部分もあるのですが、変化していく様を「宣言」したいので、思うままに書いていこうと思います。

「宣言」について少し補足

コーチ・コーチングは、クライアントに対して、現状の外側にゴールを設定し、そのゴールに導くわけですが、コーチ自身が「現状の外側にゴールを設定」し実践していなければ、他者を導くどころか正しい現状の外にゴールを設定させることすらできません。

コーチングを学ぶ中で、私も含め受講者は「現状の外側にゴールを設定」し実践していきます(これを「自己適用」といいます)。
このnoteは、自分の変化を公開することで、『自己適用やるぞ!やってるぞ!』という「宣言」する意図があり、私自身に責任を持たせるためのモノであります。
結果も出ず、中途半端な状態でデジタルタトゥー残すだけにならないようにしたいとは思っていますw
※加えて、スクール課題でコーチングセッションを行うことになるのですが、そのモニター募集のためでもあったりします。。。


息子への手紙 2通目 本当にやりたいこと

本noteでは息子への2通目の手紙から、以下の3点に触れらればと考えています。

  • 外側のゴールは「Want to」という心底やりたいことである

  • 人生(All Life)でのゴール設定

  • All Lifeの一領域である仕事のゴール設定、の前に、職業機能を定義する


親愛なる息子へ

2通目の手紙になるね、普段手紙など書かないから、とても時間がかかってしまうのだけど、父がどう変わっていくのか、大きくなった時の君のほんの少しでも手助けになればと思い、ゆっくりと書き続けようと思う。

今日は、君が私に言った、本当に些細で覚えてもいないフレーズかもしれないけど、父の気持ちが変わったからこそ、君に返した言葉の話を書こうと思う。

君が小学校に行く前に「体育着をランドセルにしまうのが『めんどくさい』」と言っていたのだけど、
これは君にとっては何の意味も無い会話で、ただそう思っただけかもしれないし、『めんどくさい』なんて言葉が新しくてかっこいいと思っていたのかもしれない。
以前の私であれば「面倒だとか言わないでちゃんとしまおう」とか反応してたのだろうね(下手したら「ちゃんとしまわないダメじゃないか」なんて言っていたかもしれない!)

その時に私が言った言葉なんて覚えてないよね、でも、私は意識的にこういったんだよ
「楽しめるといいね、楽しいことだと面倒だと思わないものね」

そして、君はゲームをするときには、父や母の声が聞こえないほど没頭しているよね。とても楽しいことで、夢中になってしまうよね。
なかなか終わらない時は私はイライラしてしまっていたんだけど、
ある時から「終わらせる時間を決めよう」という言い方に変えたのを覚えているかな。
それでも終われない場合には「いいから止めなさい!」ではなくて「ごはんだよー」なんて声をかけるように変えたのだけど。


上手くまとまらないのだけど・・・

自分の好きなこと、楽しいことなら面倒だなんて思わずやれてしまうんだ。人に言われたことではなく、自分で決めたことだからこそできることがあるんだ。
もし、君が成長して、大きくなる間に、
「何をすればいいか分からない」「目標なんて無い。目標守れない」なんて迷うこと、きっと何度も何度も経験してきただろうけど、
『自分が決めるゴールがあれば、君には夢中になれる才能があるんだよ』ということを分かって欲しかった。

そして、父も心の底から好きなことをすること、そのゴールを持つことによって、君との接し方も変えることが出来たと思っている。
この話はもっと沢山伝えることがあると思うので、また次の手紙に書くことにしようと思う。


それでは、また


手紙に込めた意図の話

前のnoteでは、現状の外にゴールを設定することで「今ここに無いモノ」をマインドのメカニズムによって生み出すことが出来る、と書きました。
言い換えると、脳の働きによって、自分自身の(実は気づいていない無意識の)才能や魅力をもって
・今は想像しえない(現状の外側の)自分になりえる
・人生の大きな変革・変化を起こせる
・パフォーマンスを拡大する
ことが出来ます(何でもできる・何でもなれる、という事では無いこと誤解無きように)。

「やる気を出すのは人の気持ち・それを作り出すのが脳なのだから当たり前だろ!」と思うかもしれませんが、、、「やる気」だけでは達成できない理由が脳のメカニズムにあり、別途まとめるつもりです。

今回は

  • 自分自身が心の底から「やりたい」と思うこと=「Want to」が重要

  • ゴールは人生のすべての領域(All Life)で複数設定しよう

  • 多くの大人が悩むであろう『仕事』の領域においては、Want toに加えて、職業機能を定義することが重要

といういことを説明したいと思っています。息子に向けた内容がそのままガッチリはまるわけではないのですが、すみませんmm


Want toの話

「楽しめるといいね、楽しいことだと面倒だと思わないものね」

子供に話した言葉ではありますが、自分が楽しいと思えることは、やりたくなりますよね。ゴールを設定する場合でも、自分が心の底からやりたいこと『Want to』が重要です。
「そういえばアレやりたかったなー」という類のことではなく、息を吸うようにご自身がしてきたことがWant toで、それを「才能」と呼びます。誰もが才能を持っているのです。

Want toは、例えば、過去に権威のある人(単に”偉い人”ではなく、ご自身に影響がある人や環境)が「やれ」「やるな」と言われても、ついつい「やってしまう」ことに潜んでいたりします。抑圧されていた(抑圧していた)ことを思い起こし、無意識に存在する欲求を探し出してみましょう。

また、仕事のWant toとして

  • 「お客様の喜ぶ顔をみる」「お客様のためになる」

  • 「会社の期待に応える」「利益貢献する」

と思いつくことも多いと思うのですが、これは(やりたいことを)やってきた「結果」であり、Want toではありません。「やらなければならない」という「Have to」である、とも言えます。そして、Have toとは外圧であり、他者から期待や要請されていることです。

外圧によらず、お客様が喜ばなかったとしても、結果がどうであれ、ついやってしまう・没頭できることがWant toです。

自分自身のWant toを徹底的に見つめ直し、つまり誰にも負けない自分の才能・魅力を理解し、Want toに立脚した現状の外側にゴールを設定しましょう。

現状の外は、人によって違うことは前回書きました。非常に難しいですし、真のWant toを見つけることも難しいです、コーチがそれを手助けしてくれるはずです(設定しただけでは当然のことながら人生は変わらないので、達成に向けた脳の機能については次回以降に……)。



All Lifeとは

「ごはんだよー」なんて声をかけるように変えたのだけど。

これは、コーチングを学んでから、息子とどのように接するといいのか自分で考えた結果出てきた言葉でした(その後、子育ての方法として、このような呼びかけ方もアリ、というのを知りました)。

その背景を説明するために、All Lifeにおけるゴール設定の話からさせてください。
All Lifeとは、端的に「人生」ですが、それを8つの領域のバランスホイールで捉えると分かりやすいです。
※各領域の詳細は多くの方が説明されていると思うので調べてみてくださいmm

それぞれの領域でゴールを設定すると、

  • 一つの領域のゴールに向かうと別の領域が動き、

  • 同時にできないことが発生したり、別の領域での行動が変化したり

  • 結果的に時間の使い方も変わってく

といった状況が生まれます。
そして、それぞれのゴールが影響し合うことで、それぞれのゴールが更新されていきます(そして、全領域を包摂する抽象度の高いまさしくAll Lifeなゴールも見えるようになります)。

逆に、特定の領域のみゴールを設定しているだけだと、他の領域がおそろかになったり犠牲になる可能性もあります。

私の例で、趣味のゴールのために・・・

  • 家族会話が必要になる・家族との時間が無くなるので調整が必要になる(家族の領域に影響)

  • お金のことを考える・必要になる(ファイナンスの領域に影響)

ということが起ったのかな、と思います。各領域がぶつかり合うといいますか、考える事がとにかく増えますw


手紙に戻るのですが、私がこの各領域のゴールの話を学んだ後

・子供はゲームという『趣味』の領域に夢中です(夢中で外からの声に対して、聞こえているはずが、脳が認識しづらい状況です)

・でも、お腹は減ります、そして息子も(ご飯を食べて)大きくなりたいと思っています。食事は『健康』の領域に関係します。

・なので「ご飯だよー」と声をかけることで『趣味』の領域から『健康』の領域に目を向けさせよう

と考えたのでした。子供の変化の話ではなく、私の意識の変化を伝えたいということを改めて書いておきます。

  • 各領域のゴール設定により、1日の時間の使い方が変わった、変わることを知った

  • 『家族』の領域として、子供についてのゴールをイメージすることで、かける言葉が変わってきた

という感じ。

少し補足します。
『家族』領域でゴールを設定する場合、子供/パートナー/家柄(父母)という3つに細分化し、それぞれに対して「自分がどうありたいか」を設定します。
家族との『関係』がどうあるか、や、『家族と旅行に行く!』ということはゴールではなく、あくまでも「自分」である点に留意します。
(各領域も細分化されます、これも他の方が詳しく書かれていると思うので……)。



仕事のゴールと職業機能の話

ようやく、仕事の話になります
(手紙の話と絡ませられなかったですが、All Lifeの領域から仕事を選択しましょう、とこじつけます)

多くの大人は、All Lifeの領域の中の一つ「仕事」で悩むであろうと思います。

仕事の現状の外のゴールを設定するために、
自分が何者であるか/何屋さんか
を定義する必要があります。

その前に、『仕事』の定義は
「社会への価値提供/世の中に役立つことであり、(本来は)お金を払ってでもやりたいこと」
です。
苦労は買ってでもしろ、とは聞いたことがありますが、、、仕事にお金を払うとは、自分のやりたいことのために自分で資金(資本)を出して会社を創る起業家をイメージすると分かりやすいかもしれません。

お金を得るためにやることは、『ファイナンス』に該当します。
『仕事』の領域と『ファイナンス』の領域を区別して考える必要があります(今までの感覚だと受け入れ難いですw)

※『趣味』の領域は、「社会的には価値が無いが、自分でお金を払ってでもやりたいこと」になるのですが、これは分かりやすいです。


さあ、そんな仕事の領域において「自分は何者ですか?社会にマーケットにどんな価値を提供している人ですか?」と問われます。


例えば、「マネージャー」や「部長」という肩書が出てきたら、それは職業機能ではありません。「部長」という役職・ポジションで、「部長」という価値を提供しているということではないです。

例えば、「営業」だと考えたとします。
人によって営業の中身・やることも違いますし、もっと具体的に掘り下げていく行く必要があります。
どんなサービスを取り扱うのか、お客様は誰なのか、
どんな活動・行動しているのか、その意味・意図は、
などなど具体を深ぼっていく必要があります。
更には過去の業務も見つめ直します。
その中で、過去から一貫してやってきたことが、Want toとのつながりが見えてくるかもしれません。

そして、仕事のゴールは、職業機能とWant to(才能)を掛け合わせて設定していきます。

私の場合は、
過去ではBizDevやアライアンスという外部との折衝、
現状では組織運営という組織内部の調整や会議のファシリテーション、プロマネという立場でエンジニアとの調整などをしてきた経緯があり、
「(ステークホルダーとの)間に入り、問題を整理し調整する」ということが見えてきそうです。

そして、私のWant toの一つとして「チームの調和を図り、熱量を投下し燃やす」というのがあります。職業機能とWant toはかなり重なりあっている部分も見えてきているかな、と思います。


最後の補足

「自分で決めたからゲームを止められた」文脈があるのですが、ゲームを止めるのは息子にとっては「Have to」でしかないはずです、Want toをゴールにしよう、という趣旨から逸脱しますので、例としては良くなかったかと考えたのですが、残しました。

認知科学の話を子供に当てはめる・押し付けるつもりもないですし、
子育論を語れる身分でもないですが、
親が決めたルールでコントロールするのではなく、自分で決めることを意識して欲しい、という思いから「終わりの時間を自分で決めて」ということを私は伝えた次第です。

上に書きましたが「ご飯だよー」はいいアイデアだと思ったら、子育てアルアルだったようで、発明した!的なノリでいた自分が恥ずかしくなりました…

めちゃくちゃ長くなりました、それでは失礼しますmm


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