朝顔

さいた!さいた!

アサガオさいた!

夏の朝

大きな声を張り上げていた

小さな君が

いつの間にか

こんなにも

大きくなって

今じゃ

口も聞いてくれない

淋しさもあるが

一歩一歩

成長していく君を

こうやって眺めているだけで

充分

今年も咲いた

朝顔の花

さいた!さいた!

アサガオさいた!

あの無邪気な声を

聞くことは

もう無いだろうが

今年も咲いた朝顔

その花を見るたびに

あの風景を

思い出してしまって

何とも言えない

気持ちになる

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