「新郎新婦のためになっていない」結婚式場選びの仕組み

僕たちが結婚式を挙げた約3年前から何にも変わっていない。

式場探しに苦戦し2度のキャンセルを経てやっと決まった結婚式場。

それでも完全に納得して決定できたかと言うとそうではなかった。

僕たちが数年前に体験したことは後の新郎新婦に引き継がれることもなく、今もなおこの仕組みによって後悔・苦労している人たちがたくさんいる。

新郎新婦が事前に情報収集出来ていなかったといえばそれまでかもしれないが、これまで何百人もの花嫁さんの本音を聞いてきた僕からすると結婚式場選びはかなり難易度が高く、もはやこれは新郎新婦ではなく業界側に問題があると言っていい。

これがずっと続いているのは花嫁のリアルな声が”結婚式”であるがために世間に広がりにくいことが大きな原因となっている。
自分たちの挙げた結婚式のことについて、例え思っていることがあったとしても悪く言いたくないですもんね…

SNSやネットには結婚式の後悔などの話題は上がっていますがあくまで他人の話です。
自分は大丈夫だろうと思っていた。けど実際は全然確認出来ていなくて式場契約前にもっと調べるべきだった…
結婚式の準備に入ったタイミングでそうお話しされる方が多いのも現状だったりします。

こういう花嫁のリアルな声がおそらくどこよりも一番集まっている場所がよめむこカフェであると言っても過言ではないと実際に1年半営業してきて感じています。

なので僕はこのリアルな声をもっと大きくして広めていくことで新郎新婦が式場選びで後悔することを減らし、「新郎新婦のためになっていない結婚式場選びの仕組み」を変えたいと本気で思っています。

この記事の後半では結婚式場選びの際に役立つ情報を書いてみましたので、これから式場探しをする方がいればぜひ見てみてください!


仕組みを変えるのは卒花である

僕はこの仕組みを変えるのは卒花さんだと思っています。

自分自身の結婚式から3年。当時は卒花の声こそが変えれるきっかけになるんじゃないかな…なんてぼんやり思っていたのですが、今でははっきりそう思うんです。

そういう僕も卒花です。

周りの卒花さんを見ていると「困っている花嫁さんを助けてあげたい」そう思ってInstagramを更新している人もたくさんいることを知りました。

この人たちの声はとっても貴重です。

よめむこカフェではそのような卒花さんをプレ花さんに紹介したりしています。
同じ式場の花嫁さん同士の交流があってかなり密な情報交換が行われています。

これは正直とても危険なことということはわかっています。
「〇〇さんは出来たのに私は出来ないのおかしい」そんな会話もザラにあります。

それを知った結果、傷付く花嫁さんもいるかもしれませんがそれでも同じ会場の人との交流はあったほうがいいと思っていて、なぜかというと会場側は基本的に”後出し”の場合が多いからです。

多くの式場の場合で相手から提案してくるのではなく、”言ったら出来た”ということが多いです。
いくつか例を挙げてみます。
・提携のドレスショップは1つしかないと元々言われていたが、他にもあると聞いたんですけど…というと3店舗くらい出てくる
・どこにも書いていないけどカメラマンの指名も実は出来る
・言わないと撮影できないけど事前に言ってたら大階段で撮影出来た

などなど他にもたくさん例はあるんですけど、こういうことって同じ会場の花嫁さんしか分からない情報で誰も教えてくれません。

本来は会場側が提案してくれたらいいのですが、そもそも全てを案内することは不可能なのは分かります。ただ、提携ドレスショップがあるのに教えないとかは対応としてありえなくないですか…?

今の時代、Instagramでどこの式場の人がどのドレスショップで借りてるなんてすぐに分かるわけで隠そうとするにも限界があると思います。

そして後で他の提携先でも借りれることをInstagramとかで知った時の花嫁さんの気持ちを考えてほしいです。めちゃくちゃ気に入ったものがあったのであれば良いですが、ここしか提携がないから…と仕方なく選んでいた場合だったら気が気じゃないと思います。

こんな後悔はしてほしくないので、よめむこカフェに来てくれた人は全力で助けてあげたいなって思っています。
幸い良くしてくれてる素敵な卒花さんがたくさんいるので、この人に聞いたら教えてくれるから遠慮なく聞いて!と卒花さんのInstagramのアカウントを教えています。(もちろん許可済み)
こうして花嫁の繋がりがあることで本当に良いことを聞けた!と喜んで帰ってくれる方も多く、素敵な繋がりだな〜といつも思っています。
もっともっとこの輪を繋げていきたいです。

花嫁同士の交流の様子(みんな初対面)


もう一度結婚式をするなら何から始める?

僕が行っている卒花インタビュー企画で「もう一度結婚式をするなら何から始める?」という少し変わった質問をしています。

今までの傾向だとほとんどの方が「1番やっておけば良かったな…」
と思うことをまずはしようと思っているケースが多いですね。

これ…みなさんなんだと思いますか?

Instagramのアカウントを作成し、SNSで情報収集するところから始める

この回答がかなり多かったです。
実は僕がインタビューさせていただいてる花嫁さんは花嫁アカウントを持って実際に活用している人が多いのですが、そんな皆さんも結婚式場が決まってからアカウントを作成したという方がほとんど。

一番大切な契約の時にInstagramで情報収集できていたら契約前にちゃんと確認出来たのに…
そう考える人は多かったようですね。
実際にそこの式場の卒花さんの投稿などを見ているとドレス・料理・装花などあらゆる項目において大体いくらくらいの予算で出来たと書いてくれている人もいるので、そういう人の投稿を確認出来ていると初期見積もりとのギャップも減らせることが出来ます。
また提携式場で気にいるドレスがなかったと書いている人がいれば種類が少なかったのかな…ドレスの持ち込みも念の為検討しようかな…などと契約前に確認や交渉しておいた方がいいポイントがたくさん出てきます。

式場を見学行く前に気になる会場があれば事前に下調べしておくことはとても重要ですね!!

ただ実際にはどうやって調べたらいいか分からなかったり、Instagramでも積極的に花嫁さんに聞いたりするのに抵抗がある方もいるかと思います。
そんな人は気軽によめむこカフェ宛か僕にメッセージくださいね。
(どちらでも窓口は僕ですが…笑)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?