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英語学習に向いている職業は俳優・女優であったと言う話


今日は一番英語学習に向いている職業は、俳優・女優であったと言う衝撃の事実について書いていきたいと思います。(絶賛異論受付中。)

「実は、一番英語を習得しやすい職業は、俳優・女優なんだよ。」

こんなことを僕は、セブ島はフィリピン、常夏のリゾートに語学留学をしていた時に当時のスクールオーナーに言われました。

みなさん、この言葉を聞いて正直どう思いますか?

「あぁ〜、なるほどそう言うことね」

と数秒で思える人、もしくは

「え?!なんで?!」

と思う人の大体二つに分かれるのではないかなぁと。。。

僕は、当時「え?!なんでそうなるの?!ってことは俳優・女優にならないと英語習得への道は遠いってことを言っているの?!」なんて思ってました。

ここで早速結論に入っていきますが、実はこれ大事なのは「演技力」だったのです。


少し解説していきますが、あなたがもし「ドラマ・映画」にバンバン出ている売れっ子俳優・女優だとしましょう。
そこであなたはマネージャーからある日こう言われるのです。

「映画のオファーが入ったわ。役は日本語のあまり話せない帰国子女の役よ。」

ここまで聞いてあなたはおおよそ、

「明日から英語を話せる、というかむしろ英語しか話せない人」

のフリをしなければならない、ということはわかりますね。

ここで問題なのは、「あなたは帰国子女ではない。」ということ。そして「それでもさもネイティブスピーカー」のように話さなければならないのです。

片言な英語で

「アー、ンー、ナイストウミーチュー」

みたいに精一杯言えたからと言って

「すごーい、良く頑張ったね!」

なんて言ってくれる人は残念ながらどこにもいません。

そしてきっとあなたは、「どうしよう、大丈夫かな。」

とひとしきり考えた後に、

「台本を読んで、セリフを覚えた」後に「読みの練習」

をするはずです。

そしておそろく、その自分の「発声・発音」を録音して一度聞いてみるか、もしくはネイティブの友達に聞いてもらい、なんらかのフィードバックを得るはず。(なかなかセリフ覚えただけで英語を話す役に臨む役者さんっていないですよね、、、?違ったらすいません。)

つまり僕が考える役者さんたちは

「自分の言いたいことをなんとか英語にしてみて、相手に伝わった」=英語を話せた。

という大抵の人が持つ「英語を話すこと」についてのハードルを

「自分の言いたいことを英語にしてみて相手に伝えるだけでなく、ネイティブのよう伝えられた。」=英語を話せた。

というようにして、あげている気がします。

もちろんこれはただの「演技」で、実際に話すことができるのか?と言われると必ずしも「Yes.」ということはできませんが、大事なことは「積み重ね。」

毎回毎回「相手にどう聞こえるか?どう感じられるか?」までを考えた上で「話す」練習を続けているとしたら、「ただただ相手に伝えよう!」と意気込んでいる人が得られるものに比べると、そこに出来上がる差というものも大きいはず。


俳優・女優といった役者さん、ひいては「自分のことを客観的に評価し、フィードバックを与え、相手へのみられ方。」を意識していきながら「練習」を続けることが、あなたの英語習得をより早めることができるのではないでしょうか?

さて、ここまでの話はなんだか「マインドセット」的なお話になってしまいましたので、次はこれを具体的に日常の学習にどう落とし込んでいくかを考えたいと思います。
ということで実際に僕が意識しながら行っていた方法を紹介したいと思います。

① 毎日英語のインプットをする。
 → 洋楽を聴く、海外アーティストのインタビュー動画を見る、ネットフリックスを見る。
(なるべく典型的なインプットを避けて、”勉強している”感覚をなくすと良いかも?詳しくは別の記事で)
② 痺れる表現、フレーズを発見する!
→ここは人によって違いますが、例えば映画の俳優が言っているフレーズがかっこよかったら一旦ポーズして、リピート再生、鬼暗記します。
③ 1人でこっそり練習
→ 「自分が今思いついて喋ってますよ?」ぐらいの感覚になるまで鬼練習。
コツは、明日の授業で流暢に喋れている自分を思い描き」ながら練習すること笑 
スマホでレコーディング、セルフフィードバックしてまた鬼練習。
④ 実際に使ってみる。(演じる)
→ クラスの授業・留学生との会話・英会話などの場面で実際に使ってみる。間違えてもオッケー!今度はセルフフィードバックではなくて第三者からのフィードバックが得られます!(ここで何も言われずに、会話が進んだり、授業が進んだりするとそれはそれで本当に嬉しい)
⑤ もう自分のもの
→ おめでとうございます!④まで達成できた頃にはそのフレーズはもうあなたのもの!
次から何食わぬ顔で使って良いのです!
⑥ また①へ戻る 
→ 繰り返し繰り返し行い着実に「自分のフレーズ」を増やしていきます。


ここまでが、僕が「英語を喋れるようになりたい!」と本気で思い練習し始めた初期の頃。

そして月日が過ぎ、大学の講義で教授達が問いかけてきた質問に徐々に英語で答えられるようになってきたときもこのプロセスは自分の中で続けていました。

① 質問が投げかけられる。
→ 基本的に全ての質問に答える意気込みで授業に参加しており、常に質問(自分が発言できる機会)を待ち構えています。
② 鬼思考スタート
→ 「どう答えるか」の思考が始まります。 これは少し説明するのが難しいですが、自分の中でスクリプト(台本)が書き上がる感じです。そしてこれを頭の中で暗唱、文法や発音所作などにセルフフィードバックを与えていきいます。
最初の頃はこのプロセスに時間がかかり過ぎて、結局質問できない、、、なんてことが多々ありました。
③ 実際に発言する。(演じる)
→ 自分の中でのデモンストレーションが終わり次第、挙手をしてから実際に発言します。
④ そしてミスする笑
→ そして豪快に間違えます。これは単に僕の英語力の低さからくる間違いもありますが、「大勢の人の前で話す」ことへの心的プレッシャーからくる間違いもありました。
⑤ 自己反省
→ 発言を終えると同時に自分が犯した間違いが悔しくて悔しくてどうにかなりそうになりますがそこは言ったん置いておいて自己反省へ。
具体的には「ミスをした所を把握する。」これだけです。
本来
”I went to supermarket yesterday”
と言いたい所を
“I goed to supermarket yesterday”
と言ってしまったら
「あ、自分は今 ”go” の過去時制を間違えて言ってしまったんだな。」と。これだけ把握できればオッケーです。
すぐに次の質問が来るのでくよくよしている時間はありません。
⑥ → ①へ戻る。

今後は、自分の中の「鬼思考」「頭の中のデモンストレーションの時間」が減り、スラスラと喋れるようになったらなと思い練習中です。

最後に、、、

良き演技者にならないといけない。


ここで、最初のトピックである「英語学習に向いている職業は俳優・女優であった。」というお話に戻って。

「ただ自分の言いたいことを言うだけでなく、しっかりとした発音・所作でバッチリ決めないと行けない!」

と、自分が持てる英語を話す機会に少しの危機感を与えてみるのがオススメ。

そしてその結果失敗してもいいんです! 
誰もあなたをクビにしたり、減給したりなんてしません。

「俳優・女優様の仕事にかける意識だけを頂戴して、実際はノーリスクで英語は伸びるし、いいことだらけ」

「英語を話せる」もしくは「英語を猛烈に頑張っている自分」を演じてみる所から初めてみるのも、いいかもしれませんね?


みなさんの英語学習方法をどんな感じでしょうか?

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