2回目の起業はマインドファースト「挑戦意欲ある学生のためのプラットフォームを作る」

カレッジワークス代表の相川です。

大学卒業後、グラニというゲーム会社を起業し30歳の年にカレッジワークスを立ち上げました。市場ファーストで起業した22歳の頃と違い、今回の起業はマインドファースト。利益率や市場というより、強い想いでカレッジワークスを立ち上げています。

関わってくれている学生、経営者、投資家など、まだ立ち上げて4ヶ月ほどなのにとても多くなってきました。まだまだ潜伏期間で大きなリリースもせず運営中ですが、ここで宣言します。絶対に損はさせません。30歳にして、第二のミッションを見つけた時のモチベーションはすごいなと自分で感じている日々です。楽しみながら、最高の環境を作っていきますので、これから一緒にお願いします。

学生の皆さんへ。ここからカレッジワークスはどんどん加速します。みんなにとって本気で良い環境を作っています。私が学生だったら絶対に入りたい環境を徹底的に意識してます。一緒に最高の人生を作っていきましょう!

第1回目のnoteでは、今私が感じている学生や企業の課題感をメインに書いていきます。やるべきことは明確化したので、あとは動くのみ。

○そもそもカレッジワークスとは?

詳しくは第2回目のnoteにて書きます。端的にいうと、

「意欲的な学生のためのプラットフォーム

こうなります。

「cheer ・challenge ・career 」の環境を作ります。意欲的な学生を後押しするコンテンツ挑戦軸のコンテンツ、最後にキャリア選択という意志決定のためのコンテンツ。詳細は後述しますが、既に渋谷にオフライン拠点も用意し、より実践的にできる仕組みを現在仕込み中です。現在の学生数は有料無料会員合わせ、約500名になります。

カレッジワークス写真


日々学生と接していて思うこと

意欲的な学生って多いなぁと思うことが多いです。自分が学生の時も意欲的だった自負はありますが、それ以上にとんでもない学生が多くてワクワクしています。しかし、意欲的な学生の何割がそのままの意識で成長していくでしょうか。これは体感ですが、1割いないんじゃないかなと思ってます。

それくらい、今の世の中は構造上それを後押しできない環境になっている。挑戦者が挑戦者のままいることができない環境になっている。

○思考停止での※人気企業への就活

カレッジワークスには意欲的な学生が多く在籍しています。この中から大きく飛躍する学生が多数出るはずです。しかし、そんな学生群にも関わらず、なぜか就活時期になると思考停止で人気企業を受ける学生がたくさんいる。

え?なんでずっと意欲的だったのに就活にはその意欲さ発揮しないの?  その企業の志望理由ってどこまで真剣に考えてみた?

この問いに満足いくレベルで返せる学生があまりにも少ない。これにあまりに不思議に思い、学生にヒアリングしたことがあります。

※ここでは、「人気企業ランキング」や「働きやすい会社ランキング」など、学生が目にしやすいメディアへの掲載常連企業のことを指しています。


○絶対おさえておくべき※穴馬企業の認知度

不思議に思った私は、学生にヒアリングしました。具体的な企業名は避けますが、いわゆる、ITやベンチャー界隈にいる誰もが知っているような成長企業や挑戦し続けている企業名を複数あげて、学生に知っているかアンケートを取りました。すると、9割以上の学生が聞いたことすらない。9割の学生は本来自分にマッチしてたかもしれない成長企業を知らないまま就活しています。以下、ITやベンチャー界隈では誰もが知っている企業だけど、学生の認知度はほとんどない企業のことを、※「穴馬企業」と呼びます。

※本来穴馬ではないのに、意欲的な学生があまりに接点ないまま過ごしてしまっているため穴馬状態になってしまっているという風刺を込めて。


○穴馬企業を知らないことが問題ではなく意志決定に命をかけていないことが問題

ここで問題なのは、意欲的な学生が、重要なキャリアについて本気ではないこと。本気になっているのは「内定の獲得」であって「自分自身の意志決定」ではない。もし自分自身の意志決定に本気になっているのであれば、穴馬企業の認知度は当然上がっているはず。

しかし、穴馬企業が穴馬状態なのは、学生が悪いのか?

結論、これは違います。少なくとも、企業サイドが「学生って無知だな」で終わらすのは、これこそ思考停止です。

では企業が悪いのか?これも違います。


○そもそも学生が知ることのできる情報源に偏りがある

私が日々学生サイドと企業サイドのヒアリングを重ねた結果、日本の構造に大きく問題があると考えています。主に2つです。

1)時代に不釣り合いすぎる一括採用文化

2)学生視点の企業情報の偏り


1)時代に不釣り合いすぎる一括採用文化

どれだけ意欲的でも周りの環境に影響されない強い意志を持つことは難しいはずです。日本は今この時代にも関わらず、「一括採用文化」です。時期がくると、企業を調べないといけない時期がくる。どれだけ意欲的にインターンや自分の興味ある分野に取り組んでいる学生も、その時期にはいわゆる「興味がないこと」を取り組むのに強いられるのです。興味がないことに対して、能動的に動かないと接点を持ちえない穴馬企業を知ることは難しい。

そもそも、一括採用がこれだけ一般化しているのは日本だけ。それも、人口急増の高度経済成長期に仕方なく導入された制度が、人口急減の2019年の現代にも慣習として残っている時点ですごく危険な道を歩んでいるはずです。日本は、10年後には高齢化比率32%になるのです。世界で一位の比率です。

人口推移

それで、世の中は「個人が活躍する時代だからもっと考えろ!」     と言ってるのがあまりに印象的。言ってることとやってることがちぐはぐ。


2)学生視点の企業情報の偏り

学生から出てくる企業名、業界はだいたい同じです。日々学生と接していて、それを強く感じていました。原因を私なりに分析した結果は以下です。

a)多くの学生が目にする「人気企業ランキング」や「働きやすい会社ランキング」などはいわゆるかなりの大手企業が載りやすい

b)これは、掲載元や採用支援企業視点で、大手企業をたくさん囲えている方が企業からも学生から支持がある仕組みになっているので構造上仕方ない

c)「突然やってきた就活」に対して、どのメディアでもオススメしている人気企業以外の情報を集めていくモチベーションを持つのは大人でも難しいはず

d)穴馬企業はPL上、ドのつく赤字の会社も多くある。PL上の赤字=企業の不調を示していることではないのを我々は知っているが、学生認知やランキングにはそれは示されない

e)結果、意欲的な学生だけでなく、ほとんどの学生が穴馬企業を知らない状況に

f)一方、そんな状況の中、自社で活躍できる意欲的な学生を苦労して探すくらいなら、中途採用の方が確度が高いと判断している穴馬企業が多い。そしてこれももっともな判断だと思う

結果、学生視点も、企業視点もかなりの悪循環が起こっています。


○問題なのは、意志決定に本気になっていない環境

繰り返しになりますが、問題なのは意志決定に本気になっていないことであり、穴馬企業を知らないことではありません。ただ、本気になっているのであれば起業・就職どんな選択にせよ徹底的に調べるはずです。

しかし、上記までのようにこの状況下で学生に全てを強いるのは違います。環境や仕組みがそれを後押ししていない。むしろ、この環境で就活を強いられる学生はすごいことしてるよなぁとすら思います。

また、仕組みや環境を超えて突破する学生って1%とかの世界だと思ってます。それを穴馬企業で取り合っていてはなんの改善にもならない。そもそも私が把握している穴馬企業はどこも素晴らしい企業しかありません。もっと穴馬企業の認知度をあげたい。優秀な学生からの認知度をあげるべきです。

そして、カレッジワークスはそこにも踏み込みたいと思ってます。


【次回予告】意志決定に本気になれる環境と局所的一括採用文化の撤廃〜

次回は、今回あげた課題点に対して、どう解決案を出していくのか。カレッジワークスの事業内容について説明します。

意欲的な学生のプラットフォームとして展開していくカレッジワークスですが、やるべきことは決まっています。

「意欲的な学生が、意志決定に本気になれる環境づくり」

具体的には、「cheer ・challenge ・career 」の環境を作ります。意欲的な学生を後押しするコンテンツ挑戦軸のコンテンツ、最後にキャリア選択という意志決定のためのコンテンツ

少し小出しにすると、

・24時間いつでもメンターへのキャリア相談

・成長企業社員とのランチ会

・月一穴馬企業の経営者との交流会

・ゲストスピーカーのパネルディスカッション

・メンター+企業人事とのワークショップ

・各業界の挑戦者を講師に招いた客員教授プロジェクト

・投資家への起業プレゼン

・その学生にあったインターン紹介

・穴馬企業との様々な接点を持てるコンテンツ

・豪華審査員をゲストに招いたピッチバトル

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全てのコンテンツに対して、最高品質の環境にします。

そして、幅広い選択肢から意志決定を可能にし、自身の意志決定に関して本気になれる環境にします。


これは、局所的一括採用文化の撤廃に繋がっています。

局所的というのは、全員対象にするより、挑戦意欲が高い学生だけがすべきだと思っているからです。

カレッジワークスに属している意欲的学生においては、最高品質の環境に常に触れてもらうことで常に意志決定をしやすい状態にします。就活時期がきたから今後を決めるのではなく、活動を通してしたいことがみつかっていき、そのまま行動を起こすことができる。

まずは、カレッジワークス内の学生だけでもこの状態を目指し、少しずつ、少しずつ、大きくしていくことで、いずれは本気で局所的一括採用文化をかえたいと思っています。

次回、具体的に進めていくコンテンツについて、発信していきます。

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