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東南アジア初の高速鉄道、インドネシア高速鉄道に乗る。

こんにちは。先日私はインドネシアを訪れ、東南アジア初の高速鉄道であるKCIC、愛称「Woosh」に乗車しました。

最近開業したばかりで、ちらほら日本でも耳にするこの高速鉄道だが、何せインドネシア、さらには東南アジアでは初めての高速鉄道となるので、開業初期の姿を見ておきたい!という一心で乗ることにしました。

LRTでHalim駅まで行き、そこからKCIC待合室へ向かう

まずはLRT Bekasi LineにDukuh Atas駅から乗り、Halim駅まで向かった。
Halim駅を降りたら、看板の案内に従ってKCICの改札口へ向かう。
待合室前にはチケット券売機と荷物検査がある。私は事前にチケットを購入してあるので、そのまま荷物検査を行う。持ち込み禁止荷物は航空機ほど厳しくはなく、危険物がないかどうかくらいである。


駅構内には撮影看板もある。また、後ろにはジャカルタ鉄道の歴史について展示されている。

KCICは日本の新幹線と違い、発車時刻15分前くらいまではホームに入ることはできない。従って、その間は涼しい待合室で出発の時を待った。

入場時間になったら待機列に並び、改札を通る。

改札口に並ぶ人たち。日中だが、普通にたくさんの利用客で賑わっていた。

さて、改札を通過し、ホームへ。
発車時刻はすぐ迫っていたので、列車の顔を撮る時間を惜しみつつ車内へ。
指定された座席に着席する。

内装はこんな感じ。綺麗な車内だ。

「Woosh,Woosh,Woosh~ Yes!」

車内放送からはなんともユニークな車内放送が聞こえてくる。
出発時、到着時などには次の停車駅を知らせるためのアナウンスが流れるわけだが、放送の最後に、陽気な声で「Woosh,Woosh,Woosh~ Yes!!」といったお決まり?のフレーズが流れるようだ。ユニークで、頭の中に強く印象に残っている。気になる人はぜひ調べて聞いてみてほしい。

沿線から高速鉄道を撮影する。

さて、私は今回、終着駅Bandung駅の一つ隣の停車駅であるPadalarang駅にて下車をしてみた。良い鉄道撮影スポットがあったので、行ってみることにした。撮影地まで駅から40分もかかるので、途中のコンビニで大量にスポーツ飲料を補給した。

列車を待っている最中、ぞろぞろと鶏たちがやってきた。そんな彼らに囲まれつつ、列車を撮ることができた。

感想。

今回乗車したインドネシアの高速鉄道は、車内が何よりとても静かであった。350km/h近くの走行をしていても、騒音はほぼ気にならない。そして、揺れも少なく、安定した乗り心地を感じた。座席はリクライニングで使うことを念頭に置いているため、リクライニングを倒して使えばかなり快適であった。

今後はどのようにインドネシアの高速鉄道は進化していくのだろうか。近年はインドネシア国内重工業企業のINKAが通勤車両の開発を本格的に始めており、ひょっとするなら高速鉄道車両の国産化される日がそう遠くないうちに来るのかもしれない。今後とも、インドネシア高速鉄道の更なる発展に大いに注目したい。

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