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発症から癌(ステージⅣ)と診断されるまで・パート3


こんにちは♬ こちらの記事なんか久々になっちゃいました(^^;)
1か月ほど前から抗がん剤(分子標的治療薬)のみながら、
自宅で自分で色々癌に効きそうなこと片っ端からやってるので、
働いてもないのに(;'∀')毎日忙しくて(笑)(笑)(笑)


それで、前回どこまでお話が進んだかというと、
そうですね、右肺の周りに水がたまってるから、
入院して胸腔ドレーンという処置をすることになった
ところまででしたね。

入院したのは、30年ほど前子供を出産した時くらいで、
とにかく病気知らずだった自分ですが、、、
けっきょく10日間も入院してました。


7階の病室の窓からの景色です。個室で詰所から離れてて、
かなり静かで家族は好きな時間に来れるし、
看護師さんもみなさん優しく、居心地はけっこうよかったです。
ただ、ベッドが狭いのと布団が重いのがイヤでした(笑)


胸腔ドレーンというのは、肺の周りにたまった水を抜くために、
体に穴をあけて細い管を通して、ゆっくり時間をかけて抜いてゆく処置のことです。
(ゆっくりとかいいながら、お水は3日ほどでほぼ抜けてた気もしますけど(笑) そういえば、看護師さんたちが、あまり水が抜ける勢いがすごすぎて、みんなすごい、すごい、と言ってた覚えが、、、)


胸腔ドレーンについて


肺の横の辺りの一番お水が溜まっている部分(って先生言ってた)に管を通して水を抜くということで、もちろん麻酔をして処置しますから、ぎゃあああああああーーとか叫ぶほどの痛みはないんですけど(笑)

でも、処置後思ったよりけっこう地味に痛くて、管を通した部分の皮膚がひきつるので、ズキズキするというか、
とくに入院初日、夕方処置を終えて、車いす押してもらって病室(個室)にかえってきたときに、ベッドへの移動が大変すぎて、看護師さんの前で「痛いっ」ってこぼしながら、思わず涙がぽろっぽろっとこぼれたほどでした。

こんな感じで管はここにつながっていて、
お水のたまる感じと私の体調を
看護師さんが2時間置きくらいにチェックしにきてました。



痛み止めのロキソニンとかのむとかなりマシになりますが、入院中けっきょく管を抜くまで、ご飯食べる時とトイレ行く時以外、ほとんど横たわってましたが、何気に痛かった記憶がありますね。。。
看護師さんにきいたら、ほとんどの人は管抜くまでそんな感じらしいです(笑)
まあ、なんやかやいいながら、のたうち回るような痛みじゃないんで、
普通によく寝て、普通に出てくるご飯は全部完食してましたけど(笑)


オカズよりご飯の量が多く、栄養バランスは満点なんですが、
とにかく薄味が多かった(笑)


あ、それで、水を抜いてもらって、レントゲンとかCTとかもう一度撮り、
お水に含まれていた成分調べたり、お水を抜く前の血液検査の結果とかもそろってきて、、、あれは、、、何日目くらいだったかなあ、、


外科的処置をしてくれた私の担当の先生が夜、
ひょこっと病室に顔をだして、
「血液の中に良くないものが見つかって、、、」
といって、それ以外はあまり言われなかったけど、
その時たぶん、はじめて、私もしかして癌なのかな、、、

って思いました。


ただ、その時は、そんな進んだ癌だとは全く思ってなかったですね。


で、「ご主人がいらっしゃるときに、3人でお話したい」っていわれたので、
夫が会社を半休にして、ほんとは管をいれたまま看護師詰所そばの
カンファレンスルームに私も移動して、お話伺う予定だったのですが、
なんか管のところが、やっぱり痛くて夫だけ行くことにしたら、
先生が個室だから私の病室にきてくれて、そこで夫とベッドで横たわったままの私にむかって、
詳しい病気の名前とか、病状、治療について、話してくれました。


椅子の向こう側にトイレや洗面コーナーがあります。
そういえば、寝てないときは、
大好きな音楽聴きながら、
暇つぶしのために家族に持ってきてもらった
漫画いっぱい読んでましたね、、、


そのときには、まだステージのことまでは言ってなかったですが、
なんか口調はすごい丁寧なんですが、
内容は容赦ないことを、ズケズケ言われた(笑)記憶があります。


ようするに、私は肺がん、正確には肺腺癌で
おそらく、いや、ほぼ間違いない。
それも進行性で、胸膜まででてきている状態なので、
すでに転移しているだろう。


みたいなことを言われました。
実は穴をあけた部分が痛くて、目を閉じていたので、
先生も夫も、どんな顔してたのか全く見てないんですが、


自分的には、ショックというか、びっくりして、
、、、え?  みたいな感じ、
悲しみとか恐れとか絶望とか、そういうのより、
自分事として考えることができない状態でした。


それで、先生は確かそのとき、
もう手術はできないので、
治療の方向性は決まっていて、
私の年齢なら、
遺伝子治療一択???
みたいな感じで話していたような記憶があります。

ただ、その時は遺伝子治療って言ってたけど、
実際は抗がん剤の新しいタイプの、
分子標的薬を使うことだったみたいですね。

ちょっと長くなったので、
分子標的治療薬を使うと決まるまでの経緯や、
分子標的治療薬については、また次回お話しますね。


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