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2023年ジュニアシーズンの振り返り(JCSベスト32までの道のり)

皆さんはじめまして。

東京でポケカをしているユウタです。
今回は息子の2023年シーズンの振り返りを兼ねてnoteを投稿します。
全文無料で公開しますので、初めての投稿で拙い文章になりますがお読みいただけると幸いです。

◆自己紹介

簡単に私と息子の自己紹介です。

私→ポケカ歴2年
昨年まで大阪に単身赴任しており、チームしょうりのほしに所属し、活動

息子→ポケカ歴1年(小学校6年)
漆黒のガイストからポケカのコレクションを始め、私の誘いでジムバトルへ参加したことをきっかけに対戦にのめり込む。

【2023年度息子の成績】
CL横浜2023→5勝2敗(ヒスイゾロアーク)完走
CL京都2023→6勝1敗(ルギア)25位
CL愛知2023→2勝3敗(一撃ルギア)
CL宮城2023→2勝3敗(ロストギラティナ)
CL新潟2023→4勝3敗(ロストギラティナ)
JCS2023→7勝1敗(ロストギラティナ)17位 
シティリーグ(オープン)→全大会予選敗退

息子最初の公式大会出場はCL横浜2022でした。
この時は今ほど熱量が高くなかったことから、戦績も振るわず1勝3敗と悔しい結果でした。 

この大会を機に息子のポケカ熱に火が付きました。
ポケカを始めたのも遅く、2023年がジュニアカテゴリーで臨める最後のシーズンであったことから、息子のやる気や取り組む姿勢を見つつ、全てのシティリーグ、CLへ出場し、結果を残すことを目標として活動しました。

◆ポケカ上達のために取り組んだこと

息子のスキル向上のために取り組んだことが4つあります。
どの家庭でもやられていることかもしれませんが、振り返りのため書き出します。

①環境考察

どのカテゴリーでも必ず環境読みしますが、ジュニア環境はシニア、マスターとは異なると思っています。
上位層のデッキ分布はマスターに近いものになっていますが、全体を見ると分布に大きな違いが現れます。
私の感覚にはなりますが、ジュニアカテゴリーは以下3つのポイントの内、2つ以上該当するデッキの使用者数が多い印象です。 

・高打点が出せる
・考えることが少ない
・動きの分岐が少ない

例えば直近のCL新潟では、パオジアンのシェアが1位であり、上記ポイントで言うと「高打点が出せる」、「動きの分岐が少ない」をクリアしていることから最も使用者が多かったと考えています。
マスターと同じ環境読みをすることでギャップが生まれるため、デッキ、カード選択にも大きな影響を与えるため注意が必要です。

②デッキ考察

環境考察を終えたら次はデッキ考察です。
環境に合わせてメタデッキを使用するか、どの対面も見れるデッキにするか等、環境考察に合わせてデッキを考えます。
ここで意識していたことが3つあります。
1つ目が、子供が好きなタイプのデッキを提案することです。
息子は当時、非exポケモンを使いこなすことが苦手で、高打点でポケモンをなぎ倒すパワーデッキを好んでいました。
環境に応じてデッキを提供することも大切ですが、何より子供が好きな構築、好きなポケモンが採用されていることでポケカへのモチベーション向上に繋がると思っています。
親子の認識相違があるままではデッキ構築もうまくいかず、勝敗に影響を与えることから、お子さんの特徴を把握することが重要だと考えています。

2つ目が、目標を明確にすることです。
「大会を楽しみたい」、「バクフーンVのプラモカードが欲しい」、「トーナメントに出たい」等プレイヤー各々異なる目標を持っているかと思います。
CL出場前には必ず息子と話をする時間を取り、今大会の目標を設定します。
一番最初に出場したCL横浜2022では、CL1勝以上を目標に設定し、当時の環境をメタれるデッキとして「ハピナスミルタンク」を選択し、大会に臨みました。
結果は目標である1勝を達成することができ、次大会出場へのモチベーションに繋げることができました。
次のCL横浜2023では、バクフーンVのプロモカード獲得を目標としたため、デッキパワーが高く、動きの分岐が少ない「ヒスイゾロアークV STAR」のデッキを選択しました。
結果は5勝2敗と初めて大型大会を完走することができました。
ちなみにこの大会ではじゃんけん全負け、1試合を除いて後攻と大きく下振れましたが、ディアンシーのおかげで勝ち切ることができ、大会を通じて大きく成長した1日でした。

3つ目が息子の意見をしっかり聞き、取り入れることです。
CL京都2023以降ではトーナメント出場を目標に、様々なデッキを握りながら練習を積み重ねました。
採用するカードも子供が苦手とする盤面に対して有効なカードであるか考察し、子供と一緒にデッキを考えます。
親が考えたデッキをそのまま渡すことは間違いではありませんが、その構築が子供にとって使いやすいのか、苦手としている対面を戦えるデッキになっているのをしっかり突き詰める必要があります。
マスターで実績を残しているデッキ=ジュニア環境でも強いと思い込んでいましたが、CL横浜2023をきっかけにマインドが変わりました。
ゾロアークVSTARを使うことが決まっていた中、
ミュウV MAXに対する勝率がなかなか上がらず、ドラピオンVを採用したいと息子に言われました。
当時はヒスイゾロアークV STARのデッキにドラピオンを採用する構築は見たことがなく、他の対面では使わない、最初にスタートした時に負け筋になる可能性があることから、安定感を増すためのカード(トレッキングシューズやボール系統のカード)を採用するため見送るよう説得しました。
最初は納得し、別カードを採用して練習していたのですが、CL前日の自主大会でミュウV MAXに連敗したことをきっかけに、ドラピオンVの採用を強く推してきたため採用することになりました。
大会ではミュウV MAXと2回対面し、相手はドラピオンVがいない読みで盤面を展開した結果、ドラピオンVの大活躍により、2試合とも勝ち切ることができました。
この経験からデッキを作る際は、テンプレートは私が提供し、細かな部分は息子の手に馴染むカードを検討し、実戦を重ねながら細部まで詰めるようにしました。

③対面練習

対面練習では、環境デッキと何度も対戦をして、強い動き、やられたら嫌な動きを徹底的に反復練習して覚えてもらいます。
当時は私しか練習相手がおらず、練習環境が万全ではありませんでしたが、私が所属する大阪のチーム「しょうりのほし」のメンバーが練習相手になってくれてたことが非常に大きかったです。
親(同じ人)が練習相手の場合、頻度多く対面練習できるメリットはありますが、対戦を繰り返すことで癖や動きが読めてしまう場合があります。
プレイヤーによって考え方や攻め方が異なることからたくさんプレイヤーと練習できた方がメリットは大きいと考えています。
同世代のプレイヤーではないにも関わらず、親身に練習相手になってくれたこと、デッキ構築の相談に乗ってくれたチームメンバーなくして、息子の成長は語れません。
この場を借りてお礼をお伝えします!!
本当にありがとうございます!!

身近に練習パートナーがいない場合は、同世代の子たちが集まるジムバトルに参加するのもおすすめです。
私達場合は秋葉原のチェルモによくお邪魔していました。

④メンタルコントロール

ジュニア世代において、最も重要なことがメンタル面での対応です。
勝ち続けている時は良いのですが、1度の負けをきっかけに自信を失い、そのまま連敗することもあります。
沈みかけた気持ちを立て直すことが非常に大事であり、CLのような試合数が多い大会では、いかにしてモチベーションを保つのか、自信を持って試合に望めるかが重要になると考えています。
そこで意識していたことが、「成功体験を積み重ねること」です。
大人もそうですが、仕事やプライベートで辛いこと、大変な場面に遭遇した時、過去の経験から乗り越えられたことがあったと思います。
大会に臨むまでの過程において成功体験を積み重ねることで、いざという時(負けた次の試合やトーナメント進出がかかった試合など)に過去の経験を振り返ることで、平常心or良いイメージを持って戦うことができます。対面練習と一緒で過去に経験したことを思い出して戦えることは大きなメリットだと考えています。
大袈裟かもしれませんが、将来壁にぶつかった時、ポケモンカードを通じて得た成功体験を基に、あの時たくさん練習した、色々なことを考えた、緊張の場面を経験したことが今後に役立つと思っています。
成功体験を積み重ね、自信をつける事で勝者のメンタリティが生まれ、結果に繋がっていくと考えていることから、メンタルケアを重要視しています。
長くなりましたが、以上4つの取り組みがポケカ上達に向けて実践したことになります。

◆JCS2023の振り返りと反省

今大会では、JCSのトッププレイヤーのみに与えられるキャップとTシャツ獲得(ベスト32)を目標に取り組みました。
優先権を持っておらず、当落選発表は緊張しましたが運よく当選することができました。
デッキはCL宮城から愛用していたロストギラティナV STARかサーナイトexのどちらかで悩みましたが、雪道ツツジによる捲りやデッキパワー、柔軟性の高さからロストギラティナV STARのデッキで臨むことになりました。
JCSまでの期間は、平日は1日2〜3時間の練習、休日は自主大会で練習の成果を試すの繰り返しでした。
週に5日間習い事をしており、日中の学校でも疲れている中、ここまで練習できたのは本人の並々ならぬ目標への執着だったのかと思います。
本当によく頑張っていました。

JCSで使用したデッキリストはこんな感じです。 
(投稿初心者のため画像がうまく貼れずすみません)

特殊なカードの採用はありませんが、アクロマの実験を引かないと難しい展開になってしまうこと、終盤の雪道ツツジを高確率で打つためにポケギア3.0を採用しています。
後、あなぬけのヒモを3枚採用(一般的は入れ替えカートの方が採用枚数が多い)にしておりますが、ロストインパクトの返しにギラティナV STARとヤミラミを入れ替える術を増やすことが目的です。

当日のマッチングは以下の通りです。

day1→7勝1敗 17位
幻影変幻ゾロアーク🙆‍♂️
ロストヌメルゴン🙆‍♂️
アルギラブラッキー🙆‍♂️
ロストカイオーガ🙅‍♂️
アルギラ🙆‍♂️
サーナイトex🙆‍♂️
アルギラブラッキー🙆‍♂️
ロストギラティナ🙆‍♂️

day2→トーナメント1没 ベスト32
ロストギラティナ🙅‍♂️

今までのCLと異なり、CSP200pt以上、CLトーナメンター、CSPランキング2位のプレイヤー等対戦相手が猛者だらけの中、day1では7勝1敗の成績を残すことができました。
有利マッチが多かったこと、苦手としていたルギアV STARやパオジアンexとの対戦を避けられたのは非常に大きかったです。
day2では得意なロストギラティナV STARとのミラーマッチにおいて、試合終盤に引きたいカードが引き込めず惜しくも敗戦、ベスト32で終戦となりました。
目標としていた帽子とTシャツは手に入りましたが、今まで手が届かなかったWCSが目の前に見えたことで、敗戦後は見たことないくらい落ち込んでいました。

ここからは反省点です。
デッキの仕上がり、プレイング、直近の自主大会(オープン)でも良い結果を残しており、JCSでも噛み合いが良ければ良い成績を残せるとは思っていました。
しかし、day1突破に全力投球していたことからBO3に向けた練習や考察が足りなかったと感じています。
トナメ向けのデッキを作る、BO3に合ったカードに差し替える、試合の運び方など、考えれば考えるほどやれたことがありましたが、力を入れられませんでした。
息子は頑張っていただけに、親がやるべきことをできておらず、悔しい思いをさせてしまったことが今でも忘れられません。
いつまでポケカを続けてくれるかわかりませんが、同じ失敗をしないようサポートしていきます。

◆最後に

当たり前のことをたくさん書いてしまいましたが、自身の振り替えりと今後お子さんを強くしたい、サポートしたいという親御さん向けに記事を書かせていただきました。
勝敗にこだわることも大切ですが、ポケカをやる上で一番大切なのは「楽しむ」ことです。
やらされ仕事では成長も止まり、カードをやることに苦痛を感じてしまいます。
成長速度はお子さんによって異なりますが、長い目で楽しくプレイしていただくのが良いと思っています。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。
最後にこの記事すごく参考になりました!という方がいらっしゃいましたら投げ銭いただけますとありがたいです🙇‍♀️

有料部分には愛犬のチワワの写真を掲載します。
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