スイカゲームの中毒性について

※この記事はCACTUS Advent Calendar 2023 6日目の記事です
https://adventar.org/calendars/9404
こんにちは!CACTUS Advent Calendar 2023、お楽しみいただけているでしょうか?本日は初めて自分が担当させていただきます。久々にブログを書くことになったので慣れるために身近なネタを最初に書かせていただきました。(あと2回くらい書きます)
さて突然ですが皆さん、この顔に見覚えはあるでしょうか?


時間を奪う悪魔 

はい。昨今話題の「スイカゲーム」のスイカの顔ですね。私もこのスイカに幾度となく時間を奪われてきました()
さて、今回はそんなスイカゲームが時間の無駄 とわかっていてもここまではまってしまう理由について考察させていただきたいと思います。


1.スイカゲームとは?

1.1スイカゲームの概要

ご存じの方も多いのですが改めてスイカゲームについて説明します。
スイカゲームとはAladdin X社が開発したゲームで初出はなんと2021年4月。Aladdin X社は元々プロジェクターを開発しているメーカーであり初出時は同社のプロジェクター「popIn Aladdin」内蔵ゲームだったとのこと。

【出典】https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/suikagame-switch-projector

スイッチ版は同年12月に発売され値段は240円とお手頃価格。しかし登場当初、注目を集めることはありませんでした。しかし、2023年に数々の有名実況者がスイカゲームをプレイした動画をアップしたことをきっかけに一気に世に知れ渡ることとなり、2023年11月時点で400万DLを記録している。

1.3スイカゲームのルール

次にスイカゲームのルールを説明します。一言でいうと…

果物落として同じ果物どうしくっつけてスイカを作る!!!以上です!!!

…で済ませるとスイカゲーム学会員の方々から叱られそうなんでまじめに解説します…
スイカゲームとはこのような画面のゲームです。プレイヤーは任意のタイミングで流れてきた果物を落とします。同じ果物がくっつくと合わさって1段階大きな果物にシンカします。シンカは右下のシンカの輪の順に行われ、最終的にスイカを作る、というパズルゲームです。

スイカゲームの画面

果物が箱からあふれ出してしまうとその時点でゲームオーバーです。非常にシンプルかつどっかにありそうなゲームですが一体何が人々を引き付けるのでしょうか?

2.スイカゲームはなぜハマってしまうのか?

ここからはスイカゲームがなぜここまでハマってしまうのか、その理由について考えていきたいと思います。」

2.1シンプルに見えて奥深いゲームシステム


さて、非常にシンプルなルールのスイカゲーム。見た感じ「簡単にスイカ作れそうじゃね?」と思われたそこの皆さん!!残念ながら簡単じゃないんですね…まず、果物を適当に積み重ねるだけではスイカはできません。適当に果物を置いていってしまうと徐々に育ち切らなかった果物が下に溜まる→その上に大きな果物が積み重なって蓋をしてリカバリー不可能となってしまうといった事例や、果物と果物の間に小さな果物が挟まって壁となり果物をくっつけられなくなってしまうといった事例に陥ってしまいます。



小さい果物が下に行ってしまう

 また、スイカゲーム最大の特徴が狂った物理エンジンです。例えばフルーツがくっついてシンカする際にフルーツが弾けることがあります。この弾け具合がなかなか大きく、弾けた反動でフルーツが箱を飛び出てゲームオーバー…なんてことが起きます。(N敗)

このような動作によって良くも悪くもプレイヤーが意図しなかった結果をもたらし、ゲームにある程度のサプライズ性を持たせることでプレイヤーを楽しませるという効果を生み出しているのだと考えられます。 

2.2中毒性のあるBGM

 スイカゲームといえばあのBGMですよね。

個人的にこのBGMが人々の脳内に残る理由は以下の2つだと思います。
1.スイカゲームのゆるい感じとマッチしているから
2.イヤーワーム的な現象

1.スイカゲームのゆるい感じとマッチしているから
 ゲームにおいてBGMは非常に重要な役割を担っています。例えばこんなゆるい果物が現れるゲームでロックとかハードコアが流れてたらちょっと…って思いますよね…スイカゲームの世界観、そして制限時間などの縛りがなくまったり楽しめるゲームシステム等にこのBGMがマッチしていることで「スイカゲームといえばこの曲だ!」みたいに感じるのでしょうね。

2.イヤーワーム的現象
 イヤーワームとは、聞いたことがある音楽が日常生活を送る中で繰り返し脳内再生されてしまう心理的現象である。イヤーワームは音楽そのものの特性とは関連がないとされているがCMなどで曲が繰り返し流れることによってしみついてしまいイヤーワームとなる例が多い。これと同じでスイカゲームを長時間やったり、ゲーム実況者がプレイしているのを長時間見たりすることによってスイカゲームのBGMが脳内再生されるような体になってしまうのだと考えられます。

2.3高みを目指す楽しみ

 スイカゲームには明確なゴールはありません。スイカを作るのは目的の一つですがその先にさらに3000点、ダブルスイカ…などさらに高い目的を達成する楽しみがあります。ゲームに時間的制約や明確なゴールがない分様々な楽しみ方、目標を見出すことができます。

3.まとめ

まとめです。

  • シンプルに見えて奥深いゲームシステム、BGM、ゲームの自由度などがスイカゲームの中毒性に関与している。

  • BGMの中毒性についてはイヤーワーム(?)が関連していると考えられる。

  • スイカゲームは適度に楽しむ遊びです。のめりこみに注意しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?