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2022年クリプトラクトGOTY選評

今年はいかがお過ごしでしたでしょうか。今年もそれぞれ多くの出来事、変遷があったことかと思いますが良い一年を過ごせたなら何よりです。
今年も過ぎてみればあっという間に一年が終わろうとしている中で年を締めくくるにあたり、Gentei Of The Year 通称GOTYの時期がやって来ました。
今年の限定キャラは2021年の水準を遥かに超えたキャラが年明けから多く、平均して不作なキャラが殆ど居ない傾向が強かったです。やや私見気味になりますが順位が下のキャラでも特定編成や特定状況で猛威を振るうキャラばかりで甲乙つけがたい年だったと言えます。
そして順位発表を始める前に、この選評は例の如くわたしの独断と偏見で9割構成されているので普遍性を有するものではないというのは前述しておきます。ランク付けが野暮ったいものであるのは重々承知した上でそろそろ始めていきましょう。
それでは、一体どのキャラがどの順位帯に居るのか予想しながら楽しんでいただければ幸いです。


評価 EX級 評価規格外。あらゆる状況に適応し単一で環境を激変させた規格外存在。

1位 光ハウラ

「——―此処に居る私は、私なのか?」

総合評価 EX+級
アタッカー性能 EX級
汎用性 EX級
サポート性能 EX+級
オート性能 EX級
対人性能 EX級
スコアイベント EX級
攻略適正 EX級

公式や多くのユーザーから愛され、公式イラストにも数多く抜擢されたハウラの最新属性である光ハウラが首位にランクイン。
正に魔境といってもいい2022年でもある一人のキャラを除いて最強キャラとして独走しており、正にクリプトラクトの歴史を一変させた最強キャラ。
契約の固有能力[一撃の心得]。これが凄まじい性能をしておりハウラのターンが回っただけで味方全員にその状態を付与するのだが、何と付与されただけで攻撃力が3倍になる。


ハウラにターンが回っただけで全ての味方の攻撃力が3倍になる。


まごうことなき化け物。


闇サシャが所有していた会心の陣はクリティカルバフを付与されたキャラの攻撃力が2.5倍になったが、何とそれを上回る上昇率の固有バフをただ自分のターンが回るだけで味方全員に付与してしまう。

これが汎用性の塊で、7周年以前とそれ以降で常識を打ち破る編成が生まれることになった。その恩恵から攻略は勿論、ユニバト周回や対人戦にスコアイベント、期間限定イベントでもあらゆる場で活躍し常に第一線で姿を見せるキャラとしてハウラは変貌した。

ただし弱点もあり、まず防御面は一切の特殊能力を持たないので非常に脆い。そしてこれが最重要なのだが一撃の心得状態は1ヒットごとに1消費してしまう。
つまり、3連撃以上の連撃では攻撃力が元に戻ってしまうのでその恩恵を十二分には受けきれない。これは会心の陣と使い分けする為の運営の意図的な調整であるため仕方ないとも言える。
しかしそれを踏まえても強く、契約で一撃の心得を所持している光ハウラだが一方で進化や進化前では会心の陣を持っていて、闇サシャと似た編成に組み込んでそちらで運用しても強い。1キャラで会心と一撃を行き来出来る性能からいくらいても困らず、正に召喚祭の看板キャラ。もし初心者が今クリプトラクトを新たに始めるなら誰をおすすめするかという質問があるならばこの光ハウラ所持から始めるのはもはや揺るぎないだろう。ゲーム序盤から第一線まで腐ることがない。所持している光属性キラーも対抗馬はいるものの自身がアタッカーになれるのでサシャ同様腐りにくく単純で使いやすい。

ダメ押しで7周年を迎えた3月に同時追加された新昇華キャラ昇華ヴァネイトや恒常キャラウェイツァをはじめ、新シャーマンが数多く実装されたために今年は正に光ハウラの年であったと断言できる。設定では作中でも最強クラスのキャラが正に設定どおりの性能を得てファンとしては感無量といってもいい。ストーリーもハウラメインで進んでいる節があるので運営にとっても今年はハウラが主役であったというのはほぼ間違いないだろう。
未所持者は是非とも光ハウラを手に入れて快適なクリプトラクトライフを味わってほしい。

所持した瞬間から世界が変わること間違いなしのキャラです。

2位 レテ

「忘れません……ずっと……私だけは」

総合評価 EX級
アタッカー性能 EX+級
汎用性 EX級
オート性能 EX+級
対人性能 EX級
攻略適正 EX級

アンヌと火ワルドが生まれてしまった悪名高い6月に実装されたキャラ。
瞋恚の列伝にて姿を見せた悪魔であり、性能は極めて単純で進化はスコアアタッカーにしてボスキラー、契約は攻略と対人に強い。ここで主に挙げるのは契約の方の性能についてだが、特殊能力はギア[30]と先制と紫電の3つのみ。所持している先制キラーや闘争キラーが刺さるケースはやはり対人が多いだろう。

問題は契約のFS構成とLSと特殊の3要素全てが完全にレテ単独で噛み合った凶悪なシナジー性であり、契約はFSが500%越えの防御無視付き全体と自身を対象にした9ターン短縮を所有。自分のギアを高速で上げるので実質攻撃力は約5000からスタートしているようなもので金剣4の契約レテをギア30にすれば攻撃力は大体8000程度となる。ここに会心の陣や上記の光ハウラの一撃が乗れば大抵の敵は消し飛ぶ。ただ火力が高い全体を繰り返すキャラならまぁ、まだ大した事はなかったはずなのだが―――

何を血迷ったのか契約の全体にはアンチ1の祝福が付与されている。


レテの台頭により高祝福で耐久を得ていた大半のキャラやボスは水の藻屑として消えることになった。契約レテは祝福に頼らない高HPボスすら樹属性以外では等倍ですら仕留められる超火力を頻繁に敵全体へばら撒くモンスターであり、FS構成が極めて単純なのでオートでもその力を遺憾なく発揮してくれる周回の神のような存在。
しかし良いことだけではなく、光ハウラもそうだが耐久系能力を持っていないので先に敵を殲滅する以外に生き残る道はない。

やられる前にやれ。引けば老いるぞ臆せば死ぬぞ。GOGOGO!脳みそまで筋肉に浸食された火力ゴリラになれ!火力で圧殺しろ!!力こそパワー!!!


LSも先制シャーマンのスピード80%上昇で対象キャラが尋常ではなく広い。火力特化LSにせずともスピードを生かして思考停止で全体を打てば敵陣は崩壊するのでレテが如何に異常なキャラかはもはや語るまでもない。最近では重力強化や重撃の実装によりレテが更に凶悪になって手が付けられない。
人によってはレテこそが7周年記念キャラであるとすら言うユーザーまでいるほどで、光ハウラに唯一性で7周年キャラの中で対抗できる者がいるとすればこのレテを置いて他はあり得ないだろう。レテは常に強化要素が毎月来るレベルで優遇されたキャラであり、7周年は実質周年記念級キャラが二人生まれた異常な年になった。

余談だが列伝では同声優のデアトートとレテが会話していて声優さんの演技力の高さが窺える。一応聞き比べてみるといいかもしれない。

そして一つだけ致命的な欠点があるとすればそれはレテが超召喚限定キャラであり、悪名高い光リティシアやまだ排出され続けている過去の限定キャラ達がレテの排出を阻む。一人目の入手方法が煌めくのも手であるほどの超凶悪キャラなので是非とも狙ってハウラレテの凶悪シャーマン編成を使ってみて欲しい。

その時、あなたはハウラレテ編成から逃れられなくなる。


SSS級 環境トップ勢。汎用性に秀でながら唯一性も光る、EX級を除けば極めて優秀な二強。

3位 闇イスナ

「この想い……遂げてみせます!」

総合評価 SSS級
汎用性 EX級
サポート性能 SSS級
耐久性能 SS級
オート性能 EX級
攻略適正 EX級

春を前にした冬の最中、乙女は想い人へ親愛を籠めてチョコを送る。人生短し恋せよ乙女。恥じらいながらも思いを贈り物へ託す姿、その時君は美しい。人それをバレンタインと呼ぶ。
では運営から領主たちへ送られた今年のバレンタインの贈り物はどうだったか。

またバレンタインキャラに悪魔が生まれてしまった。


光ハウラとレテという規格外攻勢存在に対して規格外防衛存在。それがこの闇イスナ。契約は加護状態でバフを使うと味方全体に4ターンテイルバフを撒くという必殺スキルのようなバフを有しているが、例外を除いて運用するのは基本的に進化の方である。最近では重力短縮などで契約の全体バフの短縮も容易だが本命はこっちではない。

進化の性能は先制と極光の盾2500と祝福15というセーレを彷彿させる性能。では、あれと何が違うのか。同じ0ターン引付でありながらイスナの引付には味方全体1ターンクリバフが付与されている。これにより攻撃貢献と防御性能を同時に有するキャラとして立場を確立していて、オートでは特に優秀。会心の陣を攻略で使う場合は是非とも編成しておきたい。

それだけではなく単体アタッカーとしても敵に手を出すことが出来て、その場合でも味方全員にクリバフを付与する。平たく言えばセーレの進化契約のサポート性と攻撃性を半々ずつ得てプラスアルファした存在と言えるだろう。

しかしセーレはセーレで誰に引付をするかで状況に合わせた立ち回りが出来るし全体短縮も有能なので単純な上位互換ではない。上手く両方を使い分けられると攻略に幅が出来るだろう。そしてイスナはLSが無敵なのでそれを生かした立ち回りもできるし総じて敵の初手を工夫次第でどんな敵相手でも受けきれる性能をしていて、正に守護神。

会心の陣キャラが一気に増えた今年はイスナの評価も右肩上がりであり、優秀なレテ同様に超召喚限定キャラなので去年の選評で上位を獲得した水アナや先述したレテと同時に狙うのもいい。
汎用性に優れていて、ぜひ一人は所持しておきたいキャラとなっている。

4位 バイロン

「龍の顎の力を知れ!」

総合評価 SSS級
アタッカー性能 SS級
サポート性能 SSS級
汎用性 SSS級
オート性能 EX級
攻略適正 EX級

2022年は多くのキャラのレベルが引き上げられた年でもあるが、ついにクリプトラクトコレクション―――通称クリコレの限定追加ペースが毎月になった凶悪な年でもある。
総勢12名のクリコレ限定追加キャラの内、多くの領主が「今年一番凶悪なクリコレ限定は誰だったか?」という疑問に対してほぼ満場一致で回答を出すキャラがこのバイロンである。

進化は迅雷に味方全体クリティカル100%2ターンが付与されており、闇アストリアとは何だったのかという単一で完結した意味不明天候を所持しており、更にこの迅雷が破格の性能でCT1なので意味が分からないのだが全体連撃も最大1440%で打ち消し効果までついているので高防御でなければそのままフィニッシャーにすらなりえる凶悪極まりない性能をしている。

しかし、その圧倒的な性能の進化ですら前座でしかないと言ったら———貴方はどうする?


本命はストーリーでも立ちふさがった契約の方であり、こちらの方は追撃はそのままに先制を追加で獲得、ドラゴン編成に特化した性能をしている。

後述する限定ドラゴン編成の核となるキャラがこの契約バイロンで、ドラゴンタイプ全体に3ターンテイルバフと全体9連撃迅雷を所持。この完成した組み合わせが秀逸で、先制ターンにバフからの通常ターンで迅雷連撃連打であらゆる雑魚を粉砕する。脇に会心の陣キャラを添えるだけでオート放置でもう全部バイロンだけでいいんじゃないかな?という高火力かつ継戦能力を発揮する。事実として周回イベントやある程度の難易度ならそれで全てカタがついてしまう。

「順に滅すぞ、其処に並べ」「それが全力?笑わせるなッ!」と白龍が天へ登る背景とともに連打される迅雷連撃は正にドールの龍の怒りの顕現とも言える。


ここからが更に凄まじいのだが、バイロン登場以降の外地5、神話、EXは全てバイロンでクリアできてしまった。敵がどんな編成であってもバイロンかバイロンの子飼いドラゴンが突破できてしまうのだ。レテのシャーマン編成も凶悪だがバイロンを中心にしたドラゴン編成は2022年でも特に猛威を振るった編成二強だった。この編成が型落ちするのはだいぶ先なのでは?という思いすら抱いた程で、2022年で単一で最も完成したキャラが誰かというとレテかこのバイロンの二択だが筆者はこの龍を推したい。

領主各位にはクリコレに挑んでドールの龍の力を是非狙ってみてほしい。このキャラなら向こう2年は絶対に第一線で腐らない。


SS級 今年屈指の実力者。その水準と持ち味は極めて高いSSS級に次ぐ四強。

5位 闇アルテラ

「この歌を世界の果てまで轟かせるわ!」

総合評価 SS+級
アタッカー性能 SS級
サポート性能 SSS級
汎用性 SS級
オート性能 SS級
攻略適正 SS級

最強のメイドにして最強の魔族が帰ってきた。

水は対人で今でも最強クラスであり、火は火ワルドティリオのお供としてまだまだ一線級。では闇はどうなのかといえば、共通で重撃全体短縮を所持。重撃については初所持者の光プライヤの項目について触れるとして、進化はセーレすら超えた最優の全体短縮使いでそれに新能力重撃が付与されているのが驚愕といってもいいが、毎ターン全員3短縮できる上に加護状態でさえあればそれが5ターンまで増えるので超優秀な全体短縮使いでありながらバフ使いなので重めのアタッカーメインの編成ならどんな隙間にでも投入できる。
契約は解放プロメテウスのようにややラグがある全体短縮使いだがこちらにも重撃がついていて性能上進化より重撃適正も高く、全体攻撃の倍率とギア持ちである点を考慮すると傀儡などで短縮を使えば全体アタッカーとして無理なく使っていける。

が、本命はここからで解放グノシスを所持していると強さのランクがEX級に迫る性能を秘めている。


進化は解放進化グノシスと使っていくと加護起動が容易になり重力効果で全体短縮効果が10まで増えるしアルテラ自身の全体攻撃力も大幅に上がる。
契約もやはり解放契約グノシスと使えば重力効果で全体短縮が10ターンとなりギア上げが容易になり圧倒的な盤面制圧力を発揮する。
解放グノシス自身のLSもそれぞれ進化契約でアルテラの性能とかみ合うのでこの二人は恐らく意図的にそうなるように設定されていてとにかくやばい。
イスナとバイロンに匹敵する存在で、正に魔境じみていた2022年最後の限定キャラとして相応しい存在と言える。

6位 樹ルージュ

「滅びを予言してやろう」

総合評価 SS級
サポート性能 SS級
耐久性能 S級
汎用性 SS級
攻略適正 SS級

2022年初列伝、陽と紅のジンテーゼにて再登場した篝火の魔女のリメイク版。本家ルージュは円環に特化した性能で今でもある意味使えなくはないのだが……

だがルージュは弾けた。


2021年ラストの限定キャラ火シェオールに続く裏ギアの潮流に乗るキャラで0ctや2回行動で敵を抑え味方をサポートする性能を行き来するのだがとりわけ優秀なのは進化の方だろう。
0ctテイルバフと0ct超確率沈黙付き全体時限攻撃を所持する他、馴染みの燐光の盾も所持。先制もあるので選択肢は無数にあるが、特に使いやすいのが会心の陣に組み込んでバフ役として採用する流れだろう。進化のルージュは代償として味方全体に遅延を強いるのだが短縮や0ctアタッカーを起用すればバフ使いの短縮を切り詰めて枠を圧縮できるというのも同義で、RTAや神話においてその性能を遺憾なく発揮する。会心ルージュで補強したパーヴェルは一定以下の難易度では手動最速クラスを誇る編成の代表格。

特にアザトース極など一部の神話でボスに沈黙耐性がないだけで永久に嵌められることもあるのでそうした永久コンボ所持なのも固有価値が大きい。
未所持なら大召喚でついでに狙いたいキャラで、召喚ではハウラサシャに次いで所持しておきたいキャラと個人的には言える。

7位 光プライヤ

「この想いが上手く伝わるといいのだけど…」

総合評価 SS級
サポート性能 SS級
汎用性 SSS級
攻略適正 SS級
スコア適正 SSS級

バレンタイン以来の長い時を経て三度目登場のプライヤ。その性能は相変わらずサポートに終始しており、生涯そのスタンスを崩すつもりが無いようだ。

進化は契約2ヨモギの互換性能で烙印と短縮という組み合わせはエンプレス以外に恐らく存在しないので汎用性が高い。
が、本命は契約の方に追加された新効果の重撃で、CTを基準にそれぞれ加算減算処理を行う特殊攻撃バフを与える。CTが短いほど強烈な減算処理、CTが長いほど高いバフを獲得する変動バフという初効果であり、その余禄というべきか追加効果として敵味方の攻撃面デバフバフすら無視してしまう。なので対人戦や攻略において凶悪な攻撃デバフを所持するキャラに対するカウンターにもなりえる。味方側で非リバースとリバースを共存できてしまう謎構成も可能ですでに面白いのだが、可能性の開拓はこれから先の話と課題といえる。現状では解放グノシスや後述する光ハウザー、そして先に述べたレテあたりと相性がいい。

うまく重撃短縮を利用できれば事実上短縮とバフを同時に行える強力なFSなので魔境のヒロイン出身キャラだが獲得にリソースを費やすのは悪くない選択だろう。

8位 水カナリア

「街を守る事も秘書官の務めですから」

総合評価 SS級
アタッカー性能 AA級
サポート性能 EX級
汎用性 S級
攻略適正 SS級
スコア適正 EX級

2周年から久しぶりの登場。ハロウィンに際して扮装する程度には柔らかい対応をするようになったカナリアがその成長を見せてくれた。
なんと周年記念以外では初の三人目の会心の陣持ちキャラで、領主たちの度胆を抜いた。
進化はパラディンサポートかつ対人を見据えた性能、契約では性能がリバースメインかつサシャやハウラでさえできない非先制の会心の陣持ちとなる。

特に防衛戦や背水戦線ではこの点が重要で、ターン処理や倍率が減衰しないので「無駄な行動をしない陣持ち」という唯一無二性の評価が高く、レテやイスナなどと同じ超召喚キャラなのでぜひ入手しておきたい。
先日追加された四人目の会心の陣持ちの契約2アマテラスと共に今後スコアイベントはさらに加速していくと思われる。

S級 使いやすい子や一芸に特化した優等生たち。

9位 クティーラ

「どうなっても知りませんよ!」

総合評価 S級
サポート性能 S級
汎用性 S級
攻略適正 SS級

深譚の王女。エルヴァクロフトの秘蔵っ子でありクトゥルーの娘でもあり、エクソシスト達にとってはある意味でエルヴァクロフトに匹敵する無邪気な人類悪。彼女がそこにいるだけで彼女の声に応じてクトゥルーが顕現するので、動くカオスのような存在でもある。
彼女の特筆するべき点は進化でのあらゆる攻略編成の隙間に組み込める汎用性の高さだろう。契約での深淵特化性能もカーリーやミカボシ戦で悪くないものの進化の方は完成されたサポーターの一人といって差し支えないのでやはり起用するならこちらしかない。
CT1時限全体攻撃に紫電を利用した行動パターンを持つので味方に一切代償を強いらない自身のみで完結した時限確定行動ルーチンを有しており、味方に麻痺代償キャラを採用することでその利便性はさらに上がる。
シャーマンでもあるのでレテの紫電起動に必要な麻痺獲得に関与しない行動順で採用するならばそこでの活躍も見込めるし、光ノワールの遅延代償麻痺を吸って時限を行う黄金コンビも強い。チェンジで裏から出して時限だけ撃って引っ込めるのは契約樹ルージュかこのクティーラだけであり、チェンジの申し子といってもいい。バイロンがいなければ今年のクリコレ最優秀キャラを獲得していたであろうキャラで、SS級入りしていても不思議ではない性能をしている。
S級に落ちた理由は後述するあるキャラの存在で、時限攻撃が足止めではなく文字通り必殺攻撃に昇華したせいもあるのだが、その点はのちに説明させてもらうのでここでは割愛する。

性質上クリコレでピックアップされることが多いので狙えば入手は割と容易でもある。一人は所持しておくと攻略に安定感が出てくるだろう。

10位 ストレリア

「応援しちゃうぞ☆」

総合評価 S級
サポート性能 SS級
汎用性 S級
攻略適正 S級

ある意味で最強クラスのサポーター。


その理由は単純で複数の限定キャラのいいとこどりをしたハイブリッドサポーター要素で構成された性能をしているためである。

進化クティーラの4短縮と紫電を共通で所持し、進化では契約レユニカの割合に似た敵のスピードデバフ効果付き割合、契約では契約アヌシュカの割合に近い打ち消し付き割合を所持している。つまり進化はクティーラとレユニカのキメラ、契約はクティーラとアヌシュカのキメラ性能キャラなのだ。

これら3キャラのサポート性能は高く、それらの組み合わせを単一で有しているストレリアの評価も当然高くなる。クティーラと同じでどこでも運用していける万能サポーターとして採用しやすいがではクティーラとストレリアの順位を分けたのは何だったのかと問われるとやはりタイプに尽きる。
優秀な相方やリーダーを擁するシャーマンと比較してストレリアはサポートの薄い重戦士でありストレリア自身の汎用性はクティーラと恐らく6対4で優っているが、組み合わせで考えたときタイプ統一編成で採用できない点でストレリアは大きく減点を生じさせたのが二人の順位の結果の表れとなる。

基本的にここの評価は単一での評価を心がけているもののクリプトラクトではタイプシナジーも重要なので今回はこうして評価するに至りました。

しかし単独での評価は高いので今後の新キャラを期待して取る価値は高いですし今のままでも単一性能はサポーターでトップクラスなのは間違いないです。

11位 オモイカネ

「———疾風。雷。来れ」

総合評価 S級
アタッカー性能 S級
サポート性能 SS級
汎用性 S級
攻略適正 A級

光プライヤに続く重撃使いで神編成を次世代に推し進める立役者。単純な性能は契約の神サポートに目が行きがちだが本命は恐らく進化の方。

わたしは以前から重力のてこ入れが行われたことにより実質的に新重力の下位互換となった絶対時間をどう生かして来るのか注目していたのですが、重撃という相方を得たことで2023年の流れを予兆する天候として生き返りました。


元から絶対時間の存在で闘争持ちは長いCT持ちが多かったですが、進化オモイカネの登場により短縮と高い倍率のバフを同時に得られるようになったことで再び使えるようになったとも言えますが、2023年以降はネトのように更に重いCTで凶悪な性能のFSが跳梁跋扈していくことでしょう。それは闇アルテラや光ハウザーなどで既にその雰囲気を感じているのですが、敵側が凶悪になっていくにつれてFSひとつに対して求められる性能が年々高くなっています。
短いCTでそれを行うと酷似したFSを持つ過去のキャラが死んでしまう。
それを行わない為に長CTでの超火力や超性能を実装して住み分けるつもりなのだと思います。それの前準備がこの重撃絶対時間や重撃短縮使いなのだとも。

2023年の未来次第ではオモイカネのランクが数段上がりますが、今現在のオモイカネの性能はまだS級といったところ。獲得できれば契約で神キャラと組ませながら進化の使いどころを待つといいでしょう。いずれ来ます。

12位 水ユウラ


「ねぇパム。私もいつか結婚するのかしら?」

総合評価 S級
サポート性能 S級
スコア適正 SS級

フィリックス皇子のハーレムメンバーその何号か或いは未来の本妻かは神のみぞ知る。
リバースアタッカーかリバース傀儡かつ烙印かはお好みだがやはり進化で運用した方がリバースで足りない枠を補いやすいだろう。契約水カナリアとの互換性も高く相互互助が可能なので両方同時に入れるとリバース編成において稀有な火力面で強く出られるが敢えて現状リバースでいく神話があるかといわれると答えに窮するので選択肢の一つとしてもっておきたいくらいだろうか?
本命は防衛戦適正で、ユウラがいるといないでは組める編成が若干変わってくるがユウラを採用するということは地獄の窯が開くということでもある。相応の覚悟をもって挑むべき。
クリコレで宝結晶を多面待ちの際に投入し入手を狙うのが一番丸いだろう。

13位 光レべリア

「へっ、楽しい夜はまだまだ終わらないぜ?」

総合評価 S級
アタッカー性能 AA級
対人性能 SS級

ある意味で悲劇のキャラ。進化でのユニオンバトル性能はもはや言うまでもないほど優位性が実証されているが問題は契約で、進化光バイロンや光プライヤを使えば第一線で戦えなくもない。しかし進化水カナリアをメインにした先制パラディン編成で運用した方がパラディン攻略に関しては遥かに安定している。
が、一応契約レべリアの性能に近いマガツミカボシの方は普通に使える。なぜならオモイカネや契約2アマテラスといった最新キャラでサポートされているのも大きいが、やはりこちらは契約レべリア自体の競合先が多いせいともいえるだろう。
レべリアはやはり進軍で進化運用が丸いしそれが一番完成しているのでもし重撃パラディンや迅雷パラディンが出たら契約を運用検討し始めるかもしれない。契約レべリアの夜はいつか明けるのだろうか?
…おそらく。たぶん。きっと。

14位 光ハウザー

「卿はいつまで私を導くつもりなのだ……ギルヴェルト」

総合評価 S級
アタッカー性能 EX級
サポート性能 S級
汎用性 AA級
攻略適正 S級

驚愕するレベルの火力お化け。


進化ではファランクスを所持していて紫電を絡めた高火力で進化闇サシャと似た運用をしていくことになるがサシャにはない加護でさらに上の火力を出していける。ファランクスで条件維持を狙うことになるが解放シャールや進化チロシなどを利用して防御を高めてファランクス強化を狙うのもいい。
が、マガツミカボシのように最近では盾貫通してくる敵もいるので過信は禁物。

本命は契約で、進化と共通した加護とファランクスを破棄した代わりにギア30を所持しており火力に特化している。全体の火力が防御無視付きの681%という意味不明さもさることながら単体の数値が契約2コカゲや光トライに等しい防御無視付き1210%を有し、二人にはない加護とギアを絡めてその単体———破国一閃を打つとキラーが刺さらない相手にすら軽く100万へと至る。もはや敵のHPを考慮せずに撃って撃破できるレベルで、最大火力面だけならば光ハウザーは2022年で最強のキャラと断言できる。

が、CTのケアが当然課題なので火ギルヴェルトや重力を絡めた短縮でうまく軸に据えれば当面の敵はいないだろう。召喚祭で是非入手を勧めたいキャラとなっている。

15位 ベラドンナ

「私は不可避の物。命の糸を切る鋏。生命の果てに佇む、貴方の死」

総合評価 S級
アタッカー性能 S級
サポート性能 S級
汎用性 S級

少女とドラゴンにおいて限定的状況だがチート能力を有するキャラ。アルカナ家の一角で大アルカナ「死神」を司る処刑人。
進化は裏ギアアタッカーとして纏まっているものの火シェオール並みの爆発力は無いが闇サシャとLS関係上組ませやすく裏ギアの天井が火シェオールやカーリーなどと比べて低めなこともあって取り回しがしやすい。樹ルージュや解放光メルセスカ、解放契約2マールテイトなどと組ませて立ち回るといいだろう。本命は契約で所持しているFSダンスマカブル。2回行動確定と合わさって確実に味方全体にクイックを発動するのでチェンジバトルで採用すれば即死コンボのキーパーツとなる。
少女とドラゴンにおいて魔改造されたフアナが所持しているスタン無効LSがあるので向こうではスキル制限がないステージでは無限行動をベラドンナ及び味方全員に付与するイカれたコンボを使える。
こちらも何らかで輸入できれば恐竜神話までならばベラドンナだけで完封できそうだが恐らくその登場は難しいと思われるのでほんの少しだけ期待しながら待つことになる。

が、それ抜きでも契約の使い勝手は高いので押さえておくに越したことはない。

16位 闇エルヴィー

「人がもっと強くなれば……それは私の我儘かしら」

総合評価 S級
アタッカー性能 S級
サポート性能 AA級
汎用性 A級
攻略適正 AA級
特化性 EX級

クリプトラクトにおいて到達点と言われている三種の神器の一つを持っているキャラ。


進化は烙印付きの全体攻撃や昇華ウォルターの採用次第だが自前で加護の条件を満たせる高い倍率の回復付き連撃を持っていて纏まった性能。
が、重要なのは契約の方で何個か制約を課されているがついに登場した三種の神器の一つ、自動蘇生持ちの円環キャラだったりする。
これにより敵側の打ち消しを受けなければ樹セリポスや自動蘇生持ちの2枠を利用して行っていた敵側の追撃や紫電を絡めた複数攻撃の強制終了を1枠でできるようになった。もちろんその場合は残したキャラで仕留める手筈か全体蘇生が必要になるが、反撃の手が作りやすくなるので余裕があれば抑えに行ってほしいキャラとなっている。

17位 ユナ

「声が……聞こえたから!」

総合評価 S級
アタッカー性能 EX級~AA級
サポート性能 AA級
攻略適正 EX級~A級

進化は順当に優秀な二回行動持ちファランクスキャラとなっていて特に解放樹ノーチェ編成で活躍します。また、防御バフ持ちと組ませてチェンジバトルで裏からユナを出して先制ファランクスを展開するのも良し。解放水アテナや光ハウザー、闇サシャでもそれを行えますが諸々考慮すれば先制ファランクス枠は進化ユナ一択と思います。

が、ユナの評価をするにあたりその強さは進化より契約で所持している90%割合にあります。単体に収束すればどれ程無尽蔵のHPを持っていようが1割に削るので、道中でCT消化できればボスのHPは削り切ったのも同義なのですが重力やクイックなどを利用してそれを行う方が丸く、更にはボスにそれを収束させないといけないので使いどころも限られますが大きな可能性を秘めたキャラなので本当の評価をするには契約の今後の刺さる場所待ちだと思います。現在は未知数な要素が多いです。

18位 光エメロード

「——―領主の誇りにかけて、此処を退く訳にはいかない」

総合評価 S級
アタッカー性能 EX級
攻略適正 SS級~A級

時限攻撃を必殺技に昇華させた、孤軍奮闘元祖のリメイク版。


本家エメロードはかつて様々な戦場を荒らしたが、そのエメロードが装いも新たに帰還。その性能はと言えばやはり孤軍奮闘を軸にした物なのだが……

攻撃性能が大幅に殺意を増している。


進化契約で共通の最大4000%の10連撃全体時限がとにかくやばい。打った時にダメージが決まるので発動した段階で代償で会心の陣キャラが死のうが既に会心効果は時限に乗る仕様なのでカウントの再付与か自発的な麻痺付与による紫電、もしくは石化以上の状態異常にならないとこの攻撃から逃れられない。あまりに致死性能が高く、単純な火力だけで加護とギア30を付与したキラー非対象の光ハウザーの破国一閃に匹敵する火力を発揮する。
契約はそれを更に加速させようと敵にクイックを付与するという裏技まで行う。上手く嵌ればボスを即死させられるのでやや捻くれたキャラだが神話からお試しで出た際には回収を勧めたいキャラです。

AA級 単一では決め手に欠けるが居なければならない、或いは将来に備えて持っておきたいキャラ群

19位 闇リュナ

「えへへ、夏は美味しい物がいっぱいだね!」

総合評価 AA級
アタッカー性能 S級
サポート性能 AA級
汎用性 A級
攻略適正 EX級

単一性能ではオモイカネと解放シンシャの登場によりやや苦しくなったキャラ。


契約が所有する絶対時間が単純な効果では進化オモイカネが持つ重撃絶対時間の下位互換天候になり、更には重力という天候効果自体が上位互換ライバルがいるので契約運用は現状かなりきつい。
しかし進化は話が別で、バイロンや後述する火ソラリスとドラゴン編成で組む際のリーダーにすれば神話や外地において無双する。
その為本来はS級クラスキャラなのだがこの位置に付けた。

攻略面で当面安牌のドラゴン編成を完成させるためにやや回収がきついヒロイン出身キャラだが狙ってみるのは大いにあり。

20位 火ソラリス

「———紅き雷よ!」

総合評価 AA級
アタッカー性能 AA級
サポート性能 SS級
汎用性 AA級
攻略適正 EX級

何とこのキャラ、リュナのライバルに関わらずオモイカネと解放シンシャの被害をちゃっかり免れている。


理由は単純でソラリスは光ロレーユの互換キャラなのでリーダーになることは極めて少ない為、むしろオモイカネや解放シンシャが出た今、契約に関しては当時より性能が上がっていたりするし、本命のドラゴン編成でも相変わらず進化火ツキノの光ロレーユのように無くてはならないパーツとして君臨している。ある意味神話でドラゴン編成が環境たらんと座しているのは進化火ソラリスのお陰で、ソラリスがいるといないでは安定度が全く違ってくる。
リュナとバイロンを回収したならばソラリスもそうしなければいけないが、完成すれば無類の強さを誇るドラゴン編成の為に集め切って見て欲しい。

21位 火リズ

「似合っている、ですか?有難うございます……なんだか、照れますね」

総合評価 AA級
サポート性能 S級
汎用性 S級
攻略適正 AA級

強い筈。強い筈なのだが性能上、ライバルが多い。特に今の環境ではバフや短縮担当は相当熾烈な枠争いをしていて、最大のライバルは対象次第だが短縮とバフを同時に行いながら攻撃デバフ耐性も得られる闇アルテラや光プライヤ、隙間に捻じ込みやすい闇イスナあたりの上位サポーター。或いは単独で完結した存在のバイロンやオモイカネなどもライバルかもしれない。
しかし使いやすく馴染み深い性能なのは間違いないので回収しておけばリズでクリアする場面もあるはず。余力があればクリコレ上位キャラと同時に狙ってみると良いかもしれない。

22位 樹メープル

「きょ……強化魔法陣、発動します!」

総合評価 AA級
サポート性能 S級
汎用性 AA級

火リズと同じくやや競合ライバルが多い。特に後述する水メルトリッテと共に昇華アズサと組む前提の契約がやや苦しいのでいっそアズサの採用を辞めてメープルをリーダーにし、解放スイラや解放レプティアをフォローした方がいいかもしれない。
進化は紫電クイック互換キャラで契約2フギンやヨモギあたりと使い分けることになるがバフの効果がやや長めなのでそれとクイック目当てでボス狙いアタッカー担当のバフ使いとしての起用もあり。

23位 火フレイ=リィ

「空を彩る光よ!」

総合評価 AA級
サポート性能 S級
汎用性 AA級
攻略適正 AA級

神話攻略に特化した性能をしていてバフ使いである以上、火リズやメープルなどのサポーターと同じ悩みを抱えている。とにかく対抗馬が多い。
進化で打ち消し付き全体、契約で割合に変わる以外は特に差を見つけられないが進化契約どちらも神話で重宝する組み合わせで持っていれば使う場面は意外とあるかもしれない。
しかし他に組み合わせが近いキャラもいるので敢えてピンポイントでフレイが欲しいという状況は少ない。
フレイ推しかRTAプレイヤー以外は神話でお試し獲得できた時以外では他を優先した方がいいと思われる。

24位 水テフレア

「確実に仕留める!」

総合評価 AA級
アタッカー性能 AA級
サポーター性能 A級
対人性能 S級

対人ではちょこちょこ見かけるキャラで特にユニオンバトルで進化として敵に現れると厄介極まりない。
お供にカエサル二人を連れていると無敵が機能しなくなるので進軍において水アナコンダと共に劣勢進軍では見たくない双璧と化している。
契約のアタッカー性能はそれなりに高いのだが同族性にあのレテが後輩で出てきたためにあえて契約で運用する機会は稀といっていい。

25位 火イワナガヒメ

「変わらない心を貴方に……」

総合評価 AA級
アタッカー性能 A級
サポーター性能 A級
対人性能 S級

オモイカネの登場により進化での運用がそれなりに強くなった。
それ以外ではやはり契約でのコンバートが対人での起用目的になるがコンバートは完成したキャラのアンヌが居るので用途に応じて投入ということになるが不意の二回行動により事故負けもあるので対人での契約への対策は怠らないように。

A級 それぞれの強みがあり背水アタッカーやサポート特化が多い印象を感じる

26位 樹イーゼル

「あなたの色はどんな色?」

総合評価 A級
サポート性能 S級
汎用性 A級
テイル&ヴォイス特攻 EX級

よりによって妹のテイルの従者、闇アルテラ被害者と化した。

契約はまだチェンジバトルにおいて使い勝手が残されているのだが、進化の方は進化闇アルテラがほぼ完全上位互換でCT5以上の樹アタッカーであればアルテラの方がうまくサポートできる。バフ自体も解放進化樹ノーチェの方を採用した方が纏まりがいい。CTが軽い樹アタッカーをサポートしようにも、それで有力どころと言えば現環境だとまず樹オウロンなのだが、シーフタイプ専用サポートの樹ペルシャがいるにも関わらずペルシャより他でいいとなっているのでサポートの枠争いがやばすぎる。

結論としては契約で遅延とテイルバフを使いこなす道で生き残りを賭けるしかない。イーゼルが弱い訳ないのだがサポーターの質が高すぎる。

27位 ギーゼラ

「さぁ張り切って魔界生物をぶっ潰……こほん。迷える子羊たちを救うと致しましょう」

総合評価 A級
アタッカー性能 S級
えっち度 EX級

クリプトラクトえっち部門殿堂入り。

キャラと見た目の完成度はトップクラス。アタッカー性能も自前烙印持ちでキラーが刺さる場所ではめっぽう強い。

そのはずなのだが、適正場所として用意されたはずの再臨サヴェジガスト極ではオウロンでほぼフルオートが可能でシラヌイではあのレテが適正と化していたので敢えてギーゼラを使う理由がなかった。ちなみに重力抜きでギーゼラをメインにしてシラヌイをクリアしようとすると五芒神話でも屈指の難易度となる。意味が分からない。

後述する水メルトリッテもほぼ攻略面ではレテ被害者なのでこの二人は泣いていい。強い筈なのに対抗馬が強すぎる問題が定期的に来る。

28位 樹オウロン

「託されてやるよ。アンタ達の望みも全部ひっくるめてな」

総合評価 A級
アタッカー性能 S+級
身体の頑丈さ EX級

なんか一人だけ世界観が違う戦闘をしてる人。数百メートルどころか恐らくキロメートル単位で吹き飛ばされて受け身を取った形跡がないのにほぼそれ自体は無傷で、ビルに匹敵する高層建築物を素手で破壊している。意味が分からない。


性能に関して言えばカラステングとサヴェジガスト極では最高クラスの適性を持つが別に前者は樹エメロードで飛ばせるし今なら光エメロードでもよかったりする。後者は今でも替えが恐らく効かないはずだがもう必要な人は完成させているので無用の長物と化した。ペルシャでギーゼラも同様だが専用サポートを得たはずなのに特に使われた形跡はない。クリプトラクトは性能の廃り流行りが頻繁過ぎる問題の被害者。

29位 水メルトリッテ

「一発で決めちゃうよ!」

総合評価 A級
アタッカー性能 S級
サポート性能 A級

シラヌイでは属性上有利だしあからさまにシラヌイを意識した性能だったがギーゼラ同様に攻略面ではレテに役目を奪われた。
背水では高スコアアタッカーだったがこちらも1番手どころか2番3番ですらなかった。踏んだり蹴ったりである。
やはり案の定性能は高い筈だし実際に神話でギーゼラやオウロンやメルトリッテでも勿論勝てるのだが、こうした些細な比較で今年の限定でもEX級とSSS級が他とは別次元なのが分かる。あまりに隔絶した性能差を感じる。

30位 火アンジュ

「守って見せます!」

総合評価 A級
アタッカー性能 S級
サポート性能 A級

最強の恒常アタッカー、大将軍の被害者。

ギュウキとヤコヴィアーザ極の適性としてデザインされたであろう火アンジュ。その立ち位置はいかほどか。進化で樹相手に立ち回るのなら悪くはないのだが、契約でメインアタッカーになろうとすると全身発熱男こと大将軍エイデンが全力でその座を奪ってくる。エイデンはギュウキだろうがヤコヴィアーザだろうがワンパンにし、終いには後追いだが重力強化が来たことでグラウィスの方がこの二つなら回りやすい。といっても、火カトレアとこの三人はほぼこの二つの神話で周回速度が五十歩百歩ではあるのだが……。

31位 火カトレア

「アルケミストの英知、その目に焼き付けて逝きなさい!」

総合評価 A級
アタッカー性能 A+級
パッド増量 EX級

運営の好意で見せ場を作って貰えた、ある意味奇跡の存在。

強い……強いのだが、別にカトレアじゃなくてもいい……そういう立ち位置の存在。今なら進化オモイカネで強化されたはずなのだがそれでも別にカトレアじゃなくてもいいと思ってしまう不思議。
あまりに不憫だったのか大半の予想を覆してシュテンドウジ背水において敵に400%攻撃デバフ持ちとかいう仕様を無視した敵すら出てきたのはもはや伝説である。その後?

わたしの記憶では特に火カトレアが活躍した記憶はありません。

32位 グラウィス

「自由は好きよ。何処に行っても……何を壊しても良いんだもの!」

総合評価 A級
アタッカー性能 S級
不幸度 EX級

私、光界の王女に転生したので世界を破壊します~実の両親が母親のストーカーによって処された上にそれでも最後は生きたいように生きて死んだのに死後別の存在とストーカーの意思で合体させられて人格破壊されました~

スヴァッガァとかいう史上最狂のサイコパスに目を付けられたのが運の尽き。

グラウィス自体に落ち度が一切ないのに明らかにバッドエンドが確定してて何も言えない。やだ何このスヴァッガァ怖すぎるんですけど……。

不幸が天災のように降りかかる時代の出来事。人災もまた天災。
それはさておきグラウィス自身の性能はと言えば、シャーマンだったことがかろうじてグラウィスに残った唯一の長所。使いようはいくらでもありますがレテやハウラが仲間なのでグラウィスがやや扱いにくくてもフォロー出来ます。やはりクリプトラクトではタイプが万事を分ける。
グラウィス自体をメインにするならオモイカネかシンシャでギア上げを速めて上げるのが唯一にして最高の戦術。これしかないです。

33位 樹ペルシャ=ルー

「ここは任せるにゃ!」

総合評価 A級
アタッカー性能 A級
サポート性能 A+級

なんか使いどころがないまま旬が過ぎた人。

シラヌイでギーゼラと使うのかと思いきや背水で不使用だったし何ならカラスでも恐らくオウロンのサポーターは別でいい。
ミカボシ背水ではどうなのかというと恐らくそこでも使わない可能性が高い。

専用サポーターなのに使わないとは罠にもほどがある。


もう何度目か分からない擁護の仕方だが、樹ペルシャ自体が別に弱いわけではない。全ては最近の環境で役割を一つしか持てないのが厳しいというだけなのだが……せめて攻撃スキルを積まずにサポート特化していれば話は別だったかもしれない。人の振り見て我が振り直せというが、ペルシャは今の環境ではアタッカーサポーターのいいとこどりをするには相当欲張らないとだめだと私たちに教えてくれたのかもしれない。

34位 デジレー

「デジレーを……満たして」

総合評価 A級
アタッカー性能 A-級
サポート性能 A-級

デジレーの長所は進化で運用すれば敵がリバースキャラなら防御力を皆無にできるのでメインアタッカーの選択肢が増える。


え?終わりなのかって?終わりです。

固定ダメージキャラとしては水アナコンダにない単体収束連撃持ちで祝福削りしやすかったりしますが祝福相手は全てレテで相手が事足りるのでそれは強みになりにくいです。
進化でリバースボスに対して運用するのが唯一の光明というか……水アナコンダと住み分けようとしたのかスピードがあまりに低く、重力運用しようにもデジレーをそうした時に強みが増えない性能なんですよね……ペルシャの枠で言及したアタッカーとサポーター半端になるといけないという例の一つだったりします。幻影でも敢えて水アナコンダよりデジレーという場面がなく、総じて火力が高いわけでもない、足が遅い、デジレー自体の強みが薄く進化のリバース特攻くらいなのでそうする他にないという感じです。ただリバースの敵に対してちょっかいを出せるのは悪くないと思うので……

なのでタマモに連れて行くと良いと思います。

35位 エルヴァ・クロフト

「さぁ……深淵を受け入れて」

総合評価 A級
アタッカー性能 A-級
サポート性能 A-級
ラスボス候補 EX級

時代に反逆している性能をしている。

ギアの時代が始まり始めた2022年においてボルテージアタッカーというのはあまりにアクセス性が悪く、エルヴァ自体の火力は悪くないのですがそれを出そうとした場合、ロマン要素が強くなりすぎます。なので深淵よりも重力や重撃絶対時間、三千世界や迅雷といった強天候に流れやすいです。
流動性がそれらと比較して深淵はデメリットの方が大きく、そもそも敵味方のステータスがますます離れる昨今、敵だけでなく味方のバフ付与すら封じるのはデメリットの方が大きいです。
総じてエルヴァを使用するのは2枚天候で敵のバフを封じてカットを切り深淵を解除して他天候を張る……という流れの時くらいだと思います。強いアタッカーでもあるし特異性もあるのですが、その戦術上切り捨てるものが多くリスキーなキャラ。
次はボルテージやラッシュの上昇加速救済が必要ですが救済やりすぎるといけないのでこのまま流れていく可能性が高そうな気配がしたりしてます……新しい能力出して感触確かめた方が運営さんの利にもなりますからね。

そんな訳で私見だらけの2022年総評を締め括ります。いかがでしたでしょうか?納得いった方もそうでない方も各々いるかと思いますが、それをこうした場で他の方の総評も拝読してみたい気持ちもあります。それと今年ぎりぎりまで私用で総評が遅れてしまったのは反省なので来年もやるなら次は着手を早めようと思います。
2023年は更に魔物じみた性能が跳梁跋扈しそうですが、この物語の行く末を最後まで見届けたいですね。
それでは今年もあと僅かですが、この拙い文章が時間のある時に誰かの暇潰しになれば幸いです。良いお年を。

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