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【統一地方選挙の前に理解しておきたいこと】

いよいよ3月23日から
神奈川県知事選挙が始まります。

その前に
地方と国の議会の制度の違いを
改めて知っておくことも
選挙を楽しみ方が深まります。

あなたのまちの首長と議会に
緊張関係はありますか?

では、解説です。

地方自治体では、
首長と議会議員をともに
住民が直接選挙で選ぶ、
という制度をとっています。

これを「二元代表制」と言います。

これに対して国では、
選挙された議員で組織された
国会が指名する内閣総理大臣が内閣を組織し、
国会に対して責任を負う、
という「議院内閣制」です。

このような制度の違いから、
国では内閣を支持する政党と
そうでない政党との間に
与野党関係が生まれます。

地方議会においても、
首長を支持する会派と
そうでない会派の間に、
疑似的な与野党関係が
生まれることがあります。

しかし、
これは国の議院内閣制の枠組みを、
首長選挙の際の
支持不支持に当てはめているため
起こることです。

「二元代表制においては、
制度的には与野党関係は発生しません。」

 二元代表制の特徴は、
首長、議会がともに
住民を代表するところにあります。

ともに住民を代表する首長と議会が
相互の抑制と均衡によって
ある種の緊張関係を保ちながら、
議会が首長と対等の機関として、
その地方自治体の運営の
基本的な方針を決定(議決)し、
その執行を監視し、
また積極的な政策提案を通して
政策形成の舞台となることこそ、
二元代表制の本来の在り方であるといえます。

以上。

とは言いつつも
選挙後の議会会派の構成を
予想してみると選挙の面白さが増します。

今回の平塚市議選で言うと、
最大会派が入れ替わる
なんてこともありえますからね。

見どころの一つだと思います。

では!

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