何があっても僕が起業を辞めない理由。

KURASHIRUという動画のレシピサイトを運営しています、dely株式会社の代表の堀江です。会社も3期目に入って、色々ありましたがやっと軌道に乗ってきています。ただ3年目に入るとたまに何故自分がこの道を選んだか、初心を忘れているなと感じる今日この頃。起業当初とてつもない大きな希望と野望を持っていたのに、たまに自分が丸くなってしまったんじゃないかと思う時があります。そこそこ若くて凄いと言われて、そんなことで満足するような小さな自分になっているんじゃないかとここ数日怖くなりました。一昨日はそんな自分が情けなく、普通になるのが怖くて眠れませんでした。

そんなことを考えながら過ごしていた中、昨日一番若い社員からふと深夜に言われた言葉でハッとしました。『堀江さんは社員の幸せもありますけど、孫さんみたいに世界一目指してほしいです。堀江さんの世代の起業家でそれを目指せる位置にいるのはほんの一握りで限られています。目指せる位置にいて目指さないのは勿体無いです。ぼくも頑張ります』と、ふと深夜に言われて、せっかくこの会社に人生かけて入って来てくれた社員に申し訳ないことをしていたなと思い猛烈に反省しました。自分が孫さんみたいになれるなんて今は想像もつかないし、正直自信も全くないけど、せめて目指さなきゃいけないしそれが社員に対する責任だと。

せっかく起業という道を選んだのならば普通になってはいけないし、もっともっと失敗という恐怖に立ち向かいながら、先の見えない真っ暗闇の中を全力疾走しなければいけない。最近は会社の社員が幸せになればそれで良いなんて自分に嘘をついていたと思います。社員の幸せを今は最優先に考えているのは本当なのですが、自分に対して嘘をついている自分に気づきました。社員を幸せにするという最低限のハードルを言い続けてそれがあたかも自分の目標だと自分にも言い聞かせていました。自分が自信がないから本来のハードルを超えようとチャレンジすることも辞めてしまっていたのだと気づきました。

何故会社が何度も危機に陥って限界の状態になっても、この会社を続けているのか。そもそも何故起業という道を選んだのか。なんでこんなに眠いし、精神的にも疲れるのにこんな頑張っているんだろう。もうここまで来て皆に凄いと言われているしもういいか。

いつかまた目の前のことに夢中になりすぎて、元々の目的を忘れてそんなことを思う日が来ると思います。そんな時これを見返したら良いなって思うものがあれば良いと思って書き残しておこうと思います。

自分が起業、ベンチャーという道を選ぶ理由。これから何があっても諦めてはいけない理由。それは堀江裕介、dely株式会社という2つを使って世の中に広く強く影響を持てる人間になるため。簡単に言うとここに行き着きます。起業した理由は世の中をもっと楽しくしたい、もっと平和になって欲しい、身近な人を幸せにしたい、そんなことが多く、結局は世の中に強く広く影響を与える人物に自分がなるしかなかったのです。そして自分が影響力を持つ人間になるための術として起業なのです。
大学受験の日、3.11でした。誰とも連絡は取れず地元の状況も全く分からず、深夜には何度も震度6を超える地震が来て一人でホテルの一室で恐怖を感じて居ました。地震が起きて日本中が映画の中のような世界になって、何か力になりたいと思い、ボランディアに行っても瓦礫を運んだりすることくらいしか出来ず、津波で何もかも流された凄く遠くまで何の建物もない広場のような場所で立ち尽くしていました。本当に自分は無力でした。情けなすぎました。
そんなときテレビを見ると何やら通信の会社をやっている孫正義さんという方が100億円寄付すると言っていました。これは本当に衝撃でなんてカッコいいんだ。そして個人としてこれだけのインパクトを与えられるようになるにはどうすれば良いんだと調べました。この孫正義さんという凄いおじさんはどこやらの石油王みたいに歴代恵まれている家庭でもなく、国籍なども含めてむしろ逆境ばかりの方でした。そして1代でここまでの影響力を持ち、日本人全員が落胆しているそんな時に一人で日本中に素晴らしい影響を与える人物にまでなっていました。そしてわずか30年ほどで日本を代表する会社を作っていました。これしかないとピンときたのです。
とにかく1代で世の中に凄まじい影響を持つには何かのジャンルで歴史に残るような人物にならなくてはならない。でも自分は本田圭佑さんのように世界で戦えるようなアスリートでもない。後天的な努力では負けない自信はあった。でもスポーツは才能が占める部分が多いのも一流をたくさん見て知った。もう起業しかないと悟りました。
これが自分がどんなに苦しくても自分の会社を続ける理由で、凄く大きな会社を作らなければいけない理由です。1代で世界に素晴らしい影響を広く、強く持つ人物になる。これを成し遂げるためです。
5年後自分が1000億くらいの会社までこの会社を育てた時。もうここまで来たんだから止まっても良いんじゃないかという自分の中の甘えと、その凡人すぎる発想と普通すぎる自分に、またとてつもない恐怖を感じられる自分であることを願います。そういう自分でありたいです。
今自分は"70億人に1日3度幸せを届ける"というビジョンを持って素晴らしい仲間と日々働いています。大きな会社を作って自分の夢を叶えなければいけません。世界に素晴らしい影響を与える会社を作らなければいけません。少しでも共感していただけたら僕でも会社にでもご連絡ください。一緒に戦ってくれる仲間がたくさん必要です。時間がありません！
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