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当事者意識を世界に広げろ

※今回のnoteは最近私が社内へのメッセージを不定期で発信し始めましたのでそちらを外部にも転載しようと考え、今回公開します。あくまでも社内向けのメッセージですので、そちらはよろしくお願いいたします。

当事者意識ってなんだ・・

多くの会社で使われる”当事者意識"という言葉。delyの中でも非常に大切にしている意識です。当事者意識とはどういった意味を持つ言葉か。「全員があらゆることを自分ごとに考え、あらゆる出来事を自責で思考し行動しよう」そんな意味合いで多くの場合使われていると思います。しかし現時的には会社を設立した当初は全員が当事者意識を持っていたのに気付いたら縦割りの組織になりどんどん他人事に・・・、という嘆きも拡大期のベンチャーではよく聞きます。創業者、経営陣、中途、新卒、マネージャー、リーダー、それぞれ立場やインセンティブが違うのに同じ当事者意識を持つなんてあり得ない、構造上無理だし求めすぎだ。そんな議論もしばしばあります。それでもdelyは絶対にこの当事者意識を何千、何万の組織であろうが全員に求め続けていきます。

当事者意識がない人間など存在しない

まず私は、そもそも当事者意識を持っていない人など存在しないと思っています。当事者意識は幅や高さの違いはあれど人類全員が当事者意識を持っています。私がずっと大切だと思って生きてきたことは当事者意識の幅と高さを諦めず、広げ続けるということです。私の中で当事者意識の幅と深さとは"あなたが影響と責任を持つことを諦めていない範囲”です。

私はこのdelyという会社を創業したきっかけは高校受験の前日に3.11の東北大震災が発生し、その時に人を助けたいと思っても助けられなかった無力さを感じました。それまでの私の当事者意識は自分自身の将来や、家族の範囲くらいだったと思います。しかしその日をきっかけに日本の将来にまで当事者意識が急激に広がったのです。日本の将来という言葉で表すと大げさですが次に大きな災害があった時を想像すると、とにかく恐怖を感じ自分でなんとかしなけれないけない、悲しみたくないからこそ少しでも力を付けて多くの人を助けられる力が欲しいと思いました。18歳の私はボランティアで被災地に赴き、瓦礫を運ぶことくらいしか出来ない一方、孫正義さんをはじめとする経済界のトップランナー達や偉大な企業の数々がどん底の日本を救うためのアクションを起こし、素晴らしい影響を与えているのを見て起業家になろうと決意しました。

今自分は自分のいるベンチャー業界、家族、友達、dely、delyのメンバーなどに対して当事者意識を持っています。とある人は自分の今にだけ当事者意識を持っていたり、ある人は自分の将来にまで当事者意識を持っていたりします。どんな人にも当事者意識はあるのです。とある人は日本の環境問題や地球温暖化に対して当事者意識を持っていたりします。私の中で当事者意識が圧倒的に広い人達は孫正義さんやイーロンマスク、ジェフベゾスかもしれません。イーロンマスクの火星プロジェクトはもはや地球人全員を背負っている自負なのでしょう。彼らはもはや自分の会社だけでなく世界中かつ未来の人類に対しても当事者意識を持っています。彼らがこれ程までに広い当事者意識が持てるのも、そこまでの力があるからです。

私は自分自身が持っている当事者意識の幅と高さの最高地点が、自分が持ち得る可能性の最高地点であると考えています。私は今の時点では世界の将来に対してや、全世界に対して心のそこから当事者意識が持てていません。それは僕が影響を及ぼせないことから来る今の自分の器の限界地点だと思っています。世界の未来に対しても自分が変えられるほどの絵が描けていないからだと思います。今は淡々と実績を積み、いつかそこまで本気で思える人間の器になるつもりですし、私自身もそうなるつもりですし、delyはそういう器の会社にしなければいけません。

批判より提案を

今回のコロナ騒動も私は日本政府の対応へ不満が心の中でふつふつと溜まっています。でも批判しているだけでは一切何も変わらないのです。なぜ私が批判的になるのか、それは自分が当事者ではなく日本政府の方針になんら影響を持ててるような力や実績が無いからです。外野から批判的している時点で、自分は能力のない人間ですと言っているのと変わらないと思っています。

多くの会社で組織が小さく全員の顔が見えるような時期、批判などは起きることは非常に少ないです。それは自分自身がこの小さい組織であれば何かしら変えられる、変えてやるんだという意思を全員が持ているからです。もちろん衝突は多くあります、それでも多くの場合話し合って解決します。しかし事業と組織が拡大するうちに自分が組織を変えることを多くの人が諦め他人事になってしまうケースが平凡なケースです。

私たちはずっと批判するならその発言に責任を持つこと、批判よりも提言をすることを私たち大切にしていました。"批判より提案を"。全員の顔が見えなくなった今だからこそ、改めてその精神を持って欲しいと思っています。ただの批判は何も生みません。組織を歪め、組織の崩壊へ導きます。

一方、本気の当事者意識は多くの責任から来る苦悩はありながらも途轍もない成長を生み出すと思っています。あらゆる問題を頭が千切れるほど考える。夢に出てしまうほど考える。これをやり続けるだけで頭抜けた存在になれますし、結果的には成長することで多くのリターンが帰ってきます。不満、課題、苦悩は全て本気で解決しようとする当事者意識は全て成長の種です。批判してしまう時点で考えることを放棄しているのです。会社の前進のため、世の中のため、何よりも自分のためにも全員が批判より提案の姿勢を持ち続けましょう。


当事者意識を世界広げろ


長々と書きましたが、これは自分への戒めでもあります。私も10年後になっても日本の役人がどうだとか、政治家がどうだとか言っているような小さな器の人間でなく、しっかりと実績と力を付けて多くのことに当事者意識と責任を持った提言が出来るようにしたいと思います。

delyのビジョンは" Be the Sun"です。これは太陽のように大きな範囲で、世界を明るく出来るような影響力を、長く持ち続けようという意味が込められています。delyという会社、その中の事業を通して自分たちの器を磨き、全員であらゆる世界の問題に当事者意識を広げられるような会社にしていきましょう。

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インターネットって凄いんだよ。
コメント (1)
同感です。政府や会社が悪いと批判するのは簡単です。アリババはAIを使って、新型を判定するソフトを開発したようです。日本企業もリモートワークを進めるなど、社会貢献が必要でしょう。
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