ベンチャーの成功の鍵/チームビルディングとマインド

ベンチャーの成功の鍵としてチームビルディングやマインドはかなり大きな部分を締めているいると感じます。いくつかここまでやってきた中で大切だと感じたことをリストアップしてみました。

忍耐強い

これは色んな会社を見て思うのですが、やはり忍耐強いです。どんなことが起きてもいくら資金がなくなっても戦います。どうにかして生き延びて、サービスが開花するまで戦っているタイプです。クックパッドの佐野さんやpixivの片桐さんなどの話などを聞くと本当にもの凄く苦労されたのだなと感じます。

ベンチャーをやっていると、あまりにも大きな競合が出て来たり、思ったようにサービスが伸びないことが多々あります。ここで普通なら諦めたり心が折れたりしますが、簡単にピポットするのではなく"出来ることを全てやりきる"これに尽きると思います。創業時は会社の行く方向性やサービスの方向性に不安を抱えたりしがちですが、まずは目の前の問題がから一つ一つ拾っていくしかありません。できることをできる限り全力でやるのです。

あと一歩でサービスが開花したかもしれないのに、諦めてしまった。そんなサービスが世の中にはたくさんある気がします。

取捨選択

これは1とは少し矛盾するかもしれませんが、時には捨てなければいけないという苦しい決断がスパッとできることも大事だと思っています。いくら鉄の意思があっても会社の資金、リソース、競合、これらを考えた上で現実的にできないこともあります。特に営業+資金勝負になるような事業ではとんでもない大物が出て来たときに、会社の立ち位置を考えた上、できること、できないことを明確に分けて冷静に判断する必要があると思います。


チームとしての意思の硬さ

会社は一つの人間のようなもので、会社の色はトップの色に強く染まる傾向にあると思います。トップが強い意思を持って戦うことで、どんな状況に陥った場合でも、簡単にチームの心は折れなくなると思います。チームとして強ければいずれ絶対に大きくなるサービスに巡り会うものだと思います。何度倒れても立ち上がり続ける意思がベンチャースピリッツではないでしょうか。


地道な作業を継続して続けられる

以外と簡単そうに見えて出来ないことはこれです。地道なことを継続して続けること。モチベーションの維持の上手い人は総じて一流であるように感じます。(もはや一流の方はモチベーションという概念はなく、それをやることが普通な気がしますが。)
この地道な作業にこそ成功の要因が隠されていると思います。こここそが他との差別化要因にもなりますし、大手との戦いの時に唯一ベンチャーができることではないでしょうか。地道な作業が実を結ぶのは何か月後、何年後になるかは分かりません。そしてそれが正しい努力なのかを疑ってしまうことがあります。だからこそ、ここに成功の秘訣があるのだと確信しています。



この他にも事業選択やファイナンスなど様々な要因があると思いますが、それはいずれ付いて来るもので基本となるのは今回書いてあることにあるのでは無いかと思います。マインドと強いチームさえあればどんな外的要因があろうといずれ成功するので、まずはここからだと思います。