見出し画像

Hedgeの通知をLINEに転送

普段、動画ファイルのコピーをする際に、Hedgeというアプリケーションを使用しています。

画像2

HedgeはAPI等をサポートドキュメントとして公開しています。
そのなかに、「Slackに通知を送る」スクリプトのサンプルが掲載されています。

予め指定したSlackのワークスペースの特定のチャンネルに、ファイルコピー完了の通知を投げるAppleScriptです。これをLINE通知に投げれないか?とカスタムしてみました。

そもそものきっかけ

Hedgeを使っている理由として、ファイルコピーの際に転送ログの出力ができること、またiPhoneに「Hedge Connect」というアプリケーションをインストールしていれば、そちらに通知がいくことが便利、という点があります。

画像2
こんな感じで通知がきます。ダウンロードはこちら。
https://apps.apple.com/jp/app/hedge-connect/id1466156133
Androidはこちら。
https://play.google.com/store/apps/details?id=nl.syncfactory.connect

Hedge Connectでスマートフォンに通知が出せているので、別にLINEに通知を吐き出す必要はなかったのですが、通知先をグループチャットにすれば複数人に通知できたりと、何かに使えるかな、と作ってみました。

使用するもの

IFTTT
・Hedge.app
・スクリプトエディタ

まず、事前にIFTTTのアカウントを作成し、LINEアカウントと連携をとっておきます。

IFTTTでWeb requestを受け、LINEに通知するレシピを構築。

画像6
画像3
ここで、イベント名は「Hedge_FileCopyCompleted」と設定。
ここで決めたイベント名(図中{event}の箇所)が入ったURLにHedgeからWeb requestを投げることで、LINE通知を動かします。
画像6
https://maker.ifttt.com/trigger/{event}/with/key/{your_key}
この{event}にイベント名、{your_key}には自身のIFTTTの
My Services/Webhooks/Documentationに記載のものを使用します。
画像5
LINE側のどのトークルームに、何というコメントを投げるかを設定します。
無難に「Hedge File Copy Completed!」にしました。

AppleScriptの編集

Hedgeのサイトより、「Hedge to Slack.scpt」サンプルをダウンロード。
これをmacOSのスクリプトエディタで開きます。

Slackに関する記述を削除し、代わりにIFTTTのWebhook URLをコピペします。
(末尾の「set theCMD to~」のところです)

あと、”FileCopyCompleted_State”というイベントの結果以外は不要ですので、これも思い切って消します。

そして完成したscptファイルをHedgeの環境設定から読み込みます。

画像8

試しにファイルコピーを実行し、LINEに通知が届けばOKです。

画像9


サンプル

以下、IFTTTのWebhookを動かすサンプルです。
使いたいかたがいらしたらご自由にお使いください。

{your_key}の箇所には適宜ご自身のIFTTTのKeyを入れてください。

IFTTTの接続先をLINE以外にしていただければ、もちろんLINE以外のサービスにも通知を投げられます。

Philips Hueと接続して、作業完了後、照明を点灯させたり色変えたりできそう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?