『おどり村と妖の森』トライアウト公演が終演しました!
1.お礼の気持ちをこめて
6/17、18に『おどり村と妖の森』トライアウト公演が終演いたしました。
S&D Project3作目のオリジナルミュージカル。
僕は振付師として今回も参加しました。
ご来場いただいたお客様、参加してくださったキャスト・スタッフの皆さま本当にありがとうございました。
①お客様へ
全3公演満席の大盛況にて終演することができました。
キャストの皆さまのおかげで早々にA席は完売、その後S席がわずかに残っている状況でしたが千秋楽では当日券も完売いたしました。
当日券完売のお知らせを楽屋でした時には大盛り上がりでその勢いのまま、千秋楽に臨むことができました。
複数回来場のお客様、リピーターのお客様もいらっしゃり初日公演のあとには「また明日来ます!」と言って帰られるお客様もいらしたそうです。
チケット購入の際は出演者・作品への《期待》に対して買っていただけるわけなのでその時点では作品の内容・質は関係ありません。
ですがリピートしていただけることは観ていただいた上で作品の内容に対する評価となりますので良い作品を作れたんだと確信できますし、自信にもなります。
またアンケートには前回の『ひとりぼっちの夜』が良かったので来ましたというお声。
物販ではオリジナル2作目の『ひみつの箱には、』のトライアウト公演のBlu-rayが購入していただけるなど今までの作品からのご来場、今回ご観劇いただいたことで過去作品も観たくなったというのも作り手としては非常に嬉しく思います。
自分が良い作品を作ることがができたかは言葉による感想からも窺い知ることはできますが、やはりさらに観たくなったと思い、チケットや映像を購入していただけたことが1番の評価かと思っています。
今回の『おどり村と妖の森』を観てもう1度観たいから配信も!
また次回作も観に行くよ!というお客さんがたくさんいらっしゃると嬉しいです!
ご来場いただいた皆さま本当にありがとうございました!
②キャストの皆さまへ
トライアウト公演では毎回新しい挑戦があるのですがそのうちの1つがオーディションによるキャストの選考でした。
今まではオファーでキャスティングをしていたのでS&D Projectのクリエイティブチームのこれまでの仕事仲間が多く参加していました。
今回はオーディションをしたことによってS&D Projectに初めましての方、またキャスト同士も初めましての方が多くいました。
ですがキャスト同士がスタッフも知らないうちにどんどんと仲良くなり、コミュニケーションが多くすごく良い雰囲気のカンパニーとなりました。
「#おど森ロス」と皆さんが今でもSNSに写真や振り返りのブログを載せてくださり、作り手側としてはこんな嬉しいことはありません。
また公演をやる上で肝心の実力に関してはオーディションのパフォーマンスしか見られないので未知数な部分も多くあったのですが、皆さん今できる最高のパフォーマンスを出してくださいました。
僕は現在の実力や能力・テクニック以上に「僕やクリエイティブチームがやりたい・やろうと思っていることを汲み取ろうとしてくれ、それを表現しようとしてくれているか?」をとても大事にしています。
その点に関しては今まで僕やS&D Projectに関わったことのあるキャストが特に活躍してくれました。
僕が伝えることを噛み砕いて、初めて関わるキャストにわかりやすく伝えてくれていました。
初めましてのキャストは振付師がどんな好みや特徴があるか探るところからスタートし、段々と理解して表現できるようになっていくものです。
ですが今まで仕事をしたことのあるキャストが間に入ってくれ、僕の好みや表現したいことの特徴をこれまでの経験から掴んでいるおかげで、初めての方が僕の特徴を探るのにかける時間をグッと短縮することができました。
その時間を短縮することができると求められることに対してキャストが自分の長所を出すことがとてもスムーズにできます。
これは振付師にとってもキャストにとってもメリットしかありません。
振付師としてはやりたいことに対して実現しやすいこと、よりスムーズに表現できる方法を早く考えることができます。
キャスト側としては自分が苦手なことや何のためにやっているかわからないことをやり続けなきゃいけないという最もフラストレーションがたまる時間を減らし、より自分の長所を出しやすくなります。
僕と初めましてのキャストを繋ぐ通訳となってくれたキャストには感謝でいっぱいです。
今回の舞台の成功にはこのメンバーの存在が不可欠でした。
そしてそれらを理解しようといつも前向きな姿勢を見せてくれ、表現できるように練習を重ねてくれた初めましてのキャストたちにも感謝でいっぱいです。
またこのカンパニーで作品作りをしたい、S&D Projectと関わりたいと思ってくれていたら嬉しいと思います。
そしていつかまたみんなと作業ができる日が来ることを楽しみにしています!
出演してくれたキャストの皆さま本当にありがとうございました!
③スタッフの皆さまへ
トライアウト公演は制作周りのスタッフとして稽古場〜本番までミュージカルサークルS&Dの学生たちが協力してくれました。
舞台を上演するにあたり、舞台上の役者にスポットライトが当たりますし特に見えやすいのはその部分かと思います。
ですがどのセクションも役割が違うだけでどこも無くてはならない存在です。
稽古を円滑に進めるためにも稽古場の確保から鍵を開ける、バミリをつける、音出しをするなどなど名前のないような仕事が山ほどあります。
また本番の日にはまず最初にお客様が接するのは役者ではなく、受付のスタッフです。
裏方でありながらお客様に接する表でもあります。
気持ち良い挨拶や入場をスムーズにし、開演までを快適に過ごせるように。
良い観劇体験をしていただくためにとても大切な役割を担ってくださっています。
大学生なので授業やアルバイトまた自身のサークル活動の合間を縫ってお手伝いをしてくれています。
関わることによる学びがもちろんありますし、カンパニーの一員になるという中々できない体験をすることができます。
ですが朝早くから夜遅くまでさらに家に帰ってからもMTGをし、円滑に進めるために動いてくれたこと、そしてそれを自分の本業の活動と同時進行でやってくれていること。
本業が舞台でそのことだけを考えていれば良い我々とは違います。
そんな中で一生懸命やってくれたことに感謝でいっぱいです。
出演者のみんなも学生の働きぶりに驚いていましたし気にかけてくれていました。
12月にはこの学生たちが『おどり村と妖の森』を上演します。
ぜひ今回の経験、プロの稽古を間近で見た経験を活かして自分のパフォーマンスを作ってほしいです!
そして今回トライアウト公演を観に来てくださったお客様はぜひ受付で接した大学生たちが舞台上でいきいきと輝く姿をご覧いただきたく思います!
④クリエイティブチーム
クリエイティブチームは、
プロデューサー : 星潤
脚本・演出 : ひらたあや
音楽 : 樹原孝之介
振付 : 落合佑介
この4人で構成されています。
4人で活動し始めたのは2019年1作目のオリジナルミュージカル『ひとりぼっちの夜』を上演することを決定した時からです。
潤さんの呼びかけにより集まりました。
ミュージカルの良さをより広く知ってもらうため。
またミュージカルの教育的価値に着目し、それは演じてもらうことによってこそ体験できること。
そのためには著作権によって制限が掛かった状態ではできないことが多いためオリジナルを作ることが必要という結論から集められました。
そしてその理念に沿ったストーリーをひらたあやさんが考える。
そのストーリーから樹原孝之介さんが音楽を作る。
できあがったストーリー、音楽を読み解きながら僕が目で感じられるような動きにしていきます。
以前のnoteでは僕の振付のプロセスをさらに詳細に書きました。
▼その記事はこちらから
お互いの得意なこと苦手なことが大きく違うのでみんなで補完し合いながらやっています。
トライアンドエラーを繰り返しながら3作品の製作を通してだんだんと作品の精度を上げて行っています。
ただオリジナルミュージカルを上演しながら規模を大きくする団体は日本では事例が少なく難しさを感じることが多いです。
ですが僕らは4人それぞれの才能をリスペクトし合いながら感謝の気持ちを持って日々の仕事に取り組んでいます。
1人では心折れ途絶えてしまうことも複数いれば、誰かは元気づけることができるので継続できるんだということを体験しています。
2.『おどり村と妖の森』をおうちでも!
劇場へ来られなかった方に向けて、もう1度見たいという方に向けて配信がございます!
▼配信チケットの購入はこちら
配信期間は7月29日(土)21:00〜8月5日(土)23:59となっております。
ぜひ『おどり村と妖の森』の世界をご自宅で体験していただければと思います!
3.本番写真ギャラリー
では最後に観にきてくださった方はあの時の気持ちを、観ていない方はぜひ様子をご覧ください!
ここから先は
¥ 500
よろしければサポートお願いします!いろんなお礼コメントを用意してますのでお楽しみに!!