錫見原市探索の手引


この記事の目的

最近棺之夜幟による『東京都錫見原市は存在しません』というTwitterアカウントにハマっています。色んな人に勧めたいけど、いきなり「アカウント見て!」というより何かまとめがあった方が入りやすいかと思い書いてみました。興味を持っていただけたら幸いです。後布教に使えそうだなと思ったらぜひご活用ください。

※ある程度筆者の主観が入っています。また間違えている箇所があれば遠慮なく仰ってください。

『東京都錫見原市は存在しません』とは

このアカウントが何かというと、東京都錫見原市という架空の街に住む女子高生が、東京都錫見原市が存在しないことを証明し、彼女のお兄さんを探すために立ち上げた―という体のホラー創作アカウントになります。
現在『東京都錫見原市~』はじめ3つのアカウントが稼働しており、物語が繰り広げられています。

それぞれのアカウントのURL欄からプロフカードを見ることができます。『東京都錫見原市は存在しません』のプロフカードは特に詳しく楽しみ方が記載されているので見てみることをおすすめします。

最初からツイートを遡るのはしんどいなぁ…という方へ

Togetterで有志の方がまとめを作っています!タイムラインよりは読みやすいかも。

非公式Wikiもできたようです!

オススメポイント

  • 臨場感、リアルタイム性がある:特に主人公たちが怪異に襲われている瞬間を実況する投稿は読んでて「どうなるの!?」とハラハラする…

  • 不気味な世界観:存在しないはずの街で次々と発生する事件や怪異。存在しないはずの街に暮らすどこか謎めいた人々、そして神様。

  • 考察しがいのある背景:物語が進むにつれ、主人公たちの人となりや人間関係、街のスポット同士の関係が明らかになっていく。手繰っていけば真相に辿り着けそうだ。

こんな方におすすめです

  • ホラー・ミステリーが好きな方

  • 考察好きな方

  • TRPGが好きな方

楽しみ方

  • とりあえずツイートを読んでみよう フォロワーさんからのリプライに答えていることもあるので、余裕があればそこも読んでみるといいかも。リプライで初めてわかることも多いです。

  • #錫見原感想 や #錫見原考察 のハッシュタグをつけて感想や考察を投稿しよう

  • #錫見原二次創作 や #錫見原市観光 のハッシュタグで、登場人物や錫見原市を題材に二次創作を作ってみよう

  • アカウントに直接質問してみることもできます!読んでいて気になったことや、知らない名前が出てきたけどこれ何?この人誰?なんかも答えてもらえるかも…。

アカウントの中の人は高校生だったり神様だったりします。高校生だと学校に行っている時間帯や夜は返信が来ないことが多いです。また、プライバシーに関することは答えてくれません。(でも明屋慈様はプライバシーの概念がないのか割りとあっさり情報を漏らしていたりする。)

錫見原の人々

基本的には全員錫見原市に住んでいる。

香織(https://twitter.com/Suzumiharasi の中の人)

高校生。ある日「東京都錫見原市は存在しない」ことに気付く。また、兄の光暉が行方不明となっている。東京都錫見原市は存在しないことを証明し、兄を見つけることが目的。
最近まで病で入院していた。後述する「明屋慈」に気に入られている。
後述する小夜姫候補の1人。実家は飲食店を営んでいる。

井森 響介(https://twitter.com/ImoriKyosuke の中の人)

高校生。香織の友人で、後述する心寧の従兄弟。
オカルト好きのやんちゃな少年で、周囲からは爆発物をいつか作りかねないと危惧されている。錫見原で起きる怪異に関心があり、あちこち調べ回っている。香織の協力者。
父の誠之助はおそらく錫見神社の宮司。
錫見原市では22時までに就寝しないと怪異に巻き込まれる恐れがあるのに、不眠症で寝付けずよく怒られている。

菅沼

香織・響介の協力者。農業高校に通っており、そのためか動物の世話が得意でガタイもいい描写がよく出てくる。バイクか原付きかわからないが単車乗り。
響介とは違い、オカルトへの興味というよりは香織の兄である光暉を探すことに集中しているようだ。元々は香織の兄の知り合い。稀に響介のアカウントからツイートする。

守上 心寧

錫見原市に住む高校生。響介の従姉妹。波羽神社の宮司の娘。小夜姫候補になったことをきっかけに香織と親しくなる。

文雄、真央

香織たちに協力してくれる警察の人たち。

明屋慈(https://twitter.com/0vMaMVFnvK90638 の中の神)

香織たちを見守り、時に手助けし、時に人を喰らうカラスの神様。波羽神社で祀られている。正式な名は「明屋慈畢愎神(あきやぢひつびきかみ)」。
自称「あきちゃん」。響介には「あきちゃん様」と呼ばれている。
香織がピンチになったときには響介や菅沼、警察などを呼んできてくれる。
普段は響介や菅沼に構ってもらったり、お菓子を餌付けしてもらったりなど妙に愛嬌を見せ、普段のつぶやきもひらがなだけで幼い印象を与える。
しかし根っこはプライドの高い神様で、夜になると起きている人間を襲っているかのような描写も見られる。錫見原市ではよく首のない人間の死体が見つかるが、これは明屋慈を始めとしたカラスたちの仕業らしい。更に牛の怪異がいない時にはより強くなった姿を見せる。
牛の怪異を嫌っている。以下はあきちゃん様のイメージ図。

金子 鈴美

香織と響介の友だち。現在行方不明だが、時折香織の前に姿を表す。香織の兄、光暉を慕っていたようだ。

光暉

香織の兄。行方不明。医師を目指していた。医師になるきっかけは自分が病気になったからではないかと香織は考えている。過去に菅沼が地元のワルとつるんでいたのを助けたことがある。

錫見原市名所

全体的に杜王町や冬木市以上に怪異が起きまくる。
東京都とは言いつつ特徴からして神奈川県っぽいなぁ~と思ってたら神奈川方面にあるという設定で納得。

波羽神社

明屋慈を祀る神社。年末に「小夜神楽」という舞の奉納行事を行っている。
「小夜神楽」ではカラス(舞鴉)と錫見原市内で生まれ育った12~18歳の女性から選ばれた「小夜姫」が舞を踊る。
怪異で行方不明になった女性は、生還できても小夜姫にはなれない。


錫見神社

おそらく響介の父が宮司を勤める神社。

錫見原温泉街

郊外にある温泉街。温泉街に勤める女性に香織が聞き込みを行っている。

鈴古漁港水族館

6月にオープン予定の水族館。廃村となった旧鈴魅村にあった鈴魅神社が移設されており、御神体を開帳予定。時折全裸の男が現れる。

現れる怪異

人語を話す動物たち

全裸の妊婦の様な姿の怪異

うひめ、或いはうしめ

牛の喉

その他、突然変死体が現れたり、神隠しや行方不明者が続出したり…

まとめ―おいでよ、錫見原!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
個人的には、刻一刻と状況が変わり、香織たちが怪異に巻き込まれる様子を固唾を呑んで見守る臨場感や、ツイート越しに香織たちの人となりがうかがえるような雰囲気がたまりません。後あきちゃん様が一見愛くるしく優しいようで本性は神様らしく高慢なのもめちゃくちゃいい…。クッキーを奉納しよう。

存在しないはずの錫見原市でなぜ彼女たちは生きているのか、香織は兄を見つけることができるのか…一緒に見守ってみませんか?