症候群
パリに来てもうすぐ1ヶ月が経とうとしている。
4ベッド、最大2人滞在可の部屋で3週間と少しを過ごして、3人のルームメイトと過ごした、そして3人目は継続中。
全部偏見で語ります。
一人目は多分ホテル暮らしのご婦人。特有の香水や化粧品類の香料の匂いがきつくて大変だった。俺のハンガーを素知らぬ顔で使って、それで声をかけた時のなんとも言えない、自分を卑下しながらはにかむようなあの笑顔は、忘れないし、「あ、この顔は世界共通なんだな」と思った。そして俺もよくする。(保険として書いておく)
二人目はボルドーに留学中の台湾生まれの女の子。「コロナ禍なのにパリ観光来ちゃったよ〜www」みたいなことを言ってパリを日中8~9時間も観光で歩き続けるその子は明るかった。ただ最中に門限が18時へ引き上げられ、しかも当日パリは大雪に見舞われ、流石にその子もダウンしていた。多分かなり俺に気を使ってくれていたような気がした。申し訳なく思いつつも比較的居心地良く過ごさせてもらった。
そして三人目は血はアルジェリアとおそらく言っていたフランス人の男性。今回ブログを書きたいと思ったのは多分この人のせい。
英語はしゃべられないらしく、中々コミュニケーションがうまく行かない。(僕もフランス語勉強したがからっきし)
レストランで働いていたらしいが今はコロナで休業、補助金で生活をしているとおそらく言っていた。荷物や外套の多さからこの人もホテル暮らしを現在しているのだろうと思う。
週3回ほどホテル連中(多分同じような境遇の人達)深夜ミニパーティ的な物をして部屋に戻ってくる。
まあ同部屋としてコロナ来そうで怖いとか、多分俺もすでに感染してるんだろうなとか色々あるんだけど、それよりもその人の日中の様子が気になった。
夜飲んで、昼はベッドの上で寝るか、まどろみながらNetflixやスマホゲームをしている様子。
補助金のおかげで働かなくても(働けなくても)生活ができるのだろう。
スマホに視点が固まって視野が狭くなって、血流も悪くなって、、、
てのは僕のいつもの妄想が始まる。
書き出した理由として、ニュースで見かける労働者問題、雇用問題の渦中に、しかもこのコロナの渦中でその渦中に、入れずとも一端を見てるのかな思ったため。
もっと書きたいと思ったけど、長くなるなと思ったのでまた別の日にします。
さようなら。
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