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「小林秀雄を読む」読書会

高円寺での、本日の「小林秀雄を読む」読書会(隔月開催)、終了。
今日の課題図書は『ドストエフスキイの生活』で、これをを読んできて議論、というわけなのですが、「序(歴史について)」がメチャクチャ分かりにくい。どうやらマルクス主義的な発展段階論がお気に召さないようだが、もってまわった言い方をするので理解しにくいのですよ。

でも、メンバーで顔を突き合わせて「ここ分からないね」「こうなんじゃない?」「こういうことなのか?」などと、ああでもない・こうでもないと言葉がゆるゆると飛び交う時間自体が楽しい。誰かを論破したりするのでなく、唯一の正しい「読み」を探すのでもなく、しかし、他人の解釈や言葉から「あっ」と思って自らの思考の組み直しを迫られる事はしばしばで、それが読書会の楽しみではないかと思う。
次回はいよいよ、1940年~45年の小林の文章を読んで「「大東亜戦争」と小林秀雄」について考える事になりました。

※現在は定員いっぱいなので、メンバー募集はしておりません。ご了承ください。