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学術書編集者として来年やりたいこと(本当にやれるかどうかわからないけど・・・)

年をまたいだ積み残し仕事はまだまだ多いですが、今年はあまりに忙しく(間違いなく有志舎創業以来もっとも忙しかった)、ほとんど目の前の仕事以外考えられなかった一年でした。
休みに入って、少しは「こういうのを来年からやりたい」というものを考え始められるようになりました。
実際にやれるかどうか分からないけど、いくつか挙げておいて目標にしたいと思います。
ただ、協力いただけるような方々も必要なのですが、まだ誰にも相談していないので、全くの試案です。

1)学術書出版についての雑談会をやる
高円寺の「本の長屋」で定期的に土曜の午後くらいに、学術書出版の函主として店番をしつつ、自分の研究を出版したいという研究者の方や、いま学術書出版をしている編集者・出版人の方、これから「一人出版社」を起ち上げたいと構想している方などと雑談をする時間をもちたい。
読書会やトークイベントも良いのですが、どうしてもその日時に合わないと来ていただけないし、申し込みとかもあるから、もっとゆる~くして、「この日のこの時間に永滝は店番しているので、話したい人はどうぞ」くらいでやりたい。
もっとも、実際に来てくれる人がいるかどうか分からないけど、誰も来なくても普通に店番しているだけだからそれだけで良いのかもしれない。
それで、もし時間が許せば、夕方からはコクテイル書房で一杯やってもいいし。
※「本の長屋」についてはこちら

2)研究者の人と「私、こういう研究やってます」「私、こういう本だしました」動画を撮ってyoutubeで流したい。
私が個人的に「面白い」と思う研究をされていたり、面白い本を出した研究者の方(有志舎から出している本に限らず)に私がインタビューするみたいな感じで動画を撮って、研究者以外の人にも分かるように研究の最前線を紹介してみたい。
ただ、本の造り方は分かっても動画制作の方法が分からないので、そこがネック。
「有志舎チャンネル」みたいにできれば面白いのですが。
本と動画は結構親和性があると思うけど、どう見せるかがなかなか難しい。
堅苦しくならないように、でも真っ当な研究をきちんと紹介したい。
よくある「歴史解説動画」があまりにもひどいので。
ただ、私の滑舌があまり良くないので、そこもネック(笑)。

3)学術書編集者などと対談・座談会をして動画を流す。
学術書出版って一体どうやっているの、どんな人がやっているの、というのは多くの読者・研究者にとって謎だと思うので、色々な出版社の編集者・営業担当者に動画に出てもらって、学術書出版の裏側というか、楽しいこと・苦労することなどのナマの声を伝えたい。
そうやって、少しでも学術書出版のメイキングについて伝えられればと思う。
プロの編集者・営業者のワザについてもきいてみたい(自分の勉強のためにも)。

とりあえず以上です。
本業の出版の面はもちろん頑張りますが、それをどうやって世の中へ放っていくか、たくさんの人にどうやって学術書・歴史書について興味をもってもらえるか、が大事になっていると思うので、色々と試していければと思います。
協力してくれる方がいるとありがたいなあ。
来年もよろしくお願いします。