アークナイツPV4の謎解きイースターエッグの翻訳
カセットテープの内容
the custodians tt 9th of March 200 91 629
まだ覚えている、最後に君と弁論をした時、君は断じてもう愚か者達と事をなさないと言った、その愚か者が、宇宙で文明を救おうと試みようとしている最後の人であっても。はあ、今考えたら、私も愚か者だった。しかし最後に何かを試そうとするような人間ではない。きっとこの頃には、君はもう家族に別れを告げたことだろう。でも彼らが知ることはない、君は石棺には入らない。私たちはよく分かってる、保存者計画はそこまで支持を得たわけではない、理由はこの計画は全ての人を救えるわけではないからだ、必ず誰かが惨たらしい犠牲を払わねばならなかった。君は一人で悠久な時を過ごすことになるだろう。そして私は日光を待つ、それが軌道反射鏡から消えるまで。私のそばにある灯し火を消してくれ。フリストン、テラ最後の愚か者から、君に別れを告げよう。
the fosterer tt 23rd of december,200 28 216
ロー、返事が遅れて申し訳ない、だが遅ればせながら朗報だ。君の紺碧の樹の何キロメートルにも及ぶお友達のことで、彼らの生体サンプルの環境適応分析は完全に終了した。分析結果から見るに、彼らは壊滅から逃れられるだろう。しかし彼らが新たな希望を蒔く箱舟になるのには、とても長い時間が必要だ。ロー、君の成功が私たちにとって遅すぎたとは思わないで欲しい、どうか彼らを生かしてやってくれ。この美しい海洋生物たちが、私たちの破滅に加わる必要はない。いつか彼らが私たちが残した小さな小さな塵を掴み、凛凛たる虚空に一歩を踏み出すかもしれない。
the security tt 16th of january 200 29 956
エド、君に私の見解を説明するのはこれで最後だ。もうすぐ、全ての人工天体はみな軌道上の墓標となる、そしてそれらに指示する人間はもういない。君も同じだ。君のささやかな副業をまだ覚えている、あのタグボートで開かれた古いレストラン、合成施設も無く、エプロンとオーブンがあるだけだった、そして君はどうやって動物を捌き、彼らを食べ物に加工するかを覚えている最後の人だった。君は私たちが忘却することにいつも反対していた、つまり、エド、君には理解して欲しい、私たちに必要なのは勝利ではなく、存続だという事に。天堂の支点は確かに強大な武器だ、しかし我々の敵は武器では打ち破れない、設置(......雑音)は無意味だ。
the lumberer tt
一面の不完全な森林を想像するんだ、昆虫と鳥類は僅少で、獲物を求めてそぞろ歩く野獣も存在しない。あるとき、本来まるで違いがない二株の苗木があった、一株は幼少期に枯れ、もう一株は樹冠が生い茂るまでに成長した。あるとき木たちは悪意を含んだ影を投げかけ、彼らの隣人を闇がりの中で萎れさせた。これらは恐ろしいことのうちには入らない、彼らは結局ただの樹木なんだ。しかし森林の中には一人の木こりが住んでいた、木こりは勤勉に斧を振るい、樹木は彼の前で次々に倒れた。彼らの枝がどれほどはつらつであろうと、彼らの果実がどれほど甘美であろうと、樹葉が陽光に照らされる時どんな色をしていようと。この木こりの素性を知る木は一本もいなかった、年季がかった木達はとっくに沈黙したのだ、木こりが斧を振るうことを阻止できる木もまた存在しなかった、どんなに複雑で入り組んだ枝だろうと切り裂かれたんだ。信じられるか?こんな森林があって、こんな木こりがいるなんて。分かった、続けよう。ある日、木こりはいつもの様に斧を振り上げ、また一本の木が彼の前に倒れた。しかし木こりが背を向けて離れると、切り株から樹液が溢れ出て、切り裂かれた幹枝をまた繋ぎ合わせたんだ。木こりが綺麗にした空き地は再び樹木に満たされ、さらにそれだけではなく、透明の琥珀はこの物語の中にしか存在しない森林を飲み込んだ。もうすぐ君の目の前には一粒の綺麗な琥珀だけが残る、風に吹かれて揺れ動く樹木と木こりの斧はもういない、フラクタルも、関数も、哲学の繊維と共に湿潤な土壌の中で成長することはない。今は君にこの琥珀の様子を覚えて欲しい、なんて美しいんだ。
第4節にノイズと共に挟まれた数字
3 0 1 5 4 4 7 2
3 6 6 7 5 5 5 2
2 8 2 6 5 2 2 0
4 2 1 5 3 6 3 1
1 7 7 4 5 0 4 9
3 0 1 2 2 4 3 6
1 1 6 8 4 7 6 4
4 8 3 7 0 3 3 3
0 3 4 5 0 3 6 5
0 1 1 0 0 3 1 7
0 3 1 6
以上の数字列を漢字のコードとして変換した物
自分自身を警戒しろ 源石の目標は既に変わった AMa-10を信じろ
カセットテープに付属された文章
Lynchpin
灰白質のリンチピン
決して君が向かうべき場所を忘れるな。亜空間はすでに征服され、行路から逸脱した精神はこの長い航海においての唯一の脅威かもしれないが、それでも強大な敵であることに変わりはない。いわゆる「リンチピン」とは、一般的に非侵襲的な精神移植技術を利用した、個人の空間認識と記憶能力を向上させる広くに渡って採用されている治療法のことを指す。ほとんどの受容者、つまり「リンチピンド」はSST<亜空間航行>が可能な船舶に乗船する、職務遂行にそのような機能強化が必要不可欠な亜空間航海士である。要するに、「リンチピン」は個人が重要な弁論を経験する過程で、その思考パターンを刷り込み、そして個人のメタ意識層で同じ思想パターンが定期的に再刺激されることによって効力を生じる。航海士にとって、これにより大抵の場合は詳細な航行目的地を自発的かつ明瞭かつ論理的に認識できることが保証されるが、そうでなければ、亜空間に長時間曝露された状況では困難であることが証明されている。
続報待ち
続報なんてねえよ
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