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22/7 LIVE TOUR 2022 「14」追加公演感想-逆転する運命-

 今回の「14」は新生22/7のそして何より新メンバー8人の為のものだった、それを強く印象付けた追加公演だった。グループの止まりかけた針が動き出したように思えてライブ後も震えが止まらなかった。

新キャラクター

  TYPE-MOON作品に触れた学生時代、佐藤麗華不在時も、卒業後も計算中を実況していたこやまさんの事、佐藤麗華が好きだといった月ちゃんの姿全てがフラッシュバックしたキャラクター発表だった。
 グループ結成時のキャラクター決定や、計算中スペシャルイベントにおける3人の追加キャラクター発表が人為的なギミックだったのに比べ、今回はアニメを経た超常的な情報公開として演出されていた。それを目撃した自分も物語の中に居るような感覚になり震えが止まらなかった。グループを好きになって約8ヶ月、メンバー10人は6人になり、14人になり、そして今回キャラクター合わせて総勢28人になった。
 計算中でもキャラクター及び、参加が予告されバラエティ能力に優れる(と思われる)新メンバー参加が楽しみだ。ただでさえSeason4からの計算中は面白いので更にハネることを期待する。

ライブ本編

 ライブ本編はツアー東京公演から1ヶ月時間をおいたことで更に熟成したような完成度が見て取れた。ツアーと並行した日々のツイートやメンバー間のやり取りによって新メンバーの掘り下げが進む事とパフォーマンスの向上が相乗効果を生み、見ていくほど面白いツアーだった。更に追加公演までの間に卒業メンバー2人がアカウントを開設したことで、散らばったピースが盤面に戻った状態で迎えた初めてのライブでもあった。そこで聴く「ヒヤシンス」や「僕は存在していなかった」は特別響くものがあった。

 22/7ファンコミュニティにおいて卒業メンバーの事を触れすぎているように感じていたが、この緩やかさこそナナニジの持つ魅力の一つだと思えた。卒業後も切磋琢磨しあえる関係で居てくれるはずだ。

 次のライブで8人のキャラクターが生まれた上で「僕は存在していなかった」を聴きたい。

ナナニジ夏祭り

 コンセプト的に交わることのなさそうな22/7と夏祭り掛け合わさるとどうなるのか、タイトル通り楽しい催しモンになることを期待する。今回のツアーに続き新生22/7が更に経験値と新たなファンを獲得する巡業になるに違いない。
 新ビジュアルには虹が掛かっていた、第二章からその先への架け橋がどこまでも続いていきますように。


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