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新潟駅周辺は、昭和レトロ×お洒落な街だった。

以前、一度だけ新潟駅周辺で新潟の友人と食事をしただけで、実は、ほとんど新潟を観光していなかった。謝罪の念を込めて新潟市内をふらふらしてみようと新潟駅までやって来た。
ぶらり途中下車で何も考えずに長岡に立ち寄って、新潟駅までは各駅停車で約1時間ちょっとかかった。うとうとしていたら新潟駅に到着した。駅のスーパーで佐渡島から連れて来られた蟹を発見。

ちょ、え、やす。ワンコインって、逆に蟹に謝りたくなった。東京だと高価な蟹を「スープ、みそ汁に!」って煮干しと昆布と同じだよ的な超越、いや信越している薦め方。新潟市民、贅沢かよ。

ちょ、毛ガニも580円て。蟹フェス。

新潟は、日本酒やコシヒカリのイメージが強くて田んぼが多いのだけど、新潟駅周辺は驚くほど都会だ。伊勢丹もある。万代町というエリアを万代シティとしてしまうところも都会感しかない。ニューヨークシティかと思った。

ちなみに先日、yahooニュースになっていたのだけど新潟県は江戸時代に人口が日本で1番だった。それだけ沢山の産業があったということだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180422-00000014-it_nlab-life

先日訪れた、台湾の高雄の街並みになんとなく似ていて、昭和レトロなお店もまだまだ現役で残っていたり、そのお店の雰囲気を外から楽しむのも面白い。古町商店街5丁目には、野球漫画の殿堂、水島新司の野球漫画キャラクターの銅像が並んでいる。ドカベンやあぶさん好きは興奮する商店街だと思った。17時にはお店が閉まるところが都会の余裕ですか、と思った。

山田太郎先輩。タイトルのドカベンは、彼のお弁当がデカすぎるから。

殿馬一人先輩。一輪車の達人で、プロ野球編では遠征のときも神戸から千葉まで一輪車で移動したりしていた。バッティングが曲芸すぎる。イチローと殿馬の1番、2番は世界一。

新潟のファーストフードといえば、マクドナルドでも、KFCでも、モスバーガーでもなく、「みかづきのイタリアン。」だと思われる。
現在、LCCのピーチ航空が関西国際空港から新潟空港に乗り入れており、就航を記念で機内食として、このみかづきのイタリアンが取り扱われている。

新潟で「今日は、イタリアンに行こうか♪」と彼氏にささやかれたら、彼女はここに連れて来られるのか、と思った。とにかく店内に入る前からインパクト大。そして、看板商品のイタリアンの値段は、なんと380円。三井系列のクレジットカードを見せたら更に50円引きになった。価格破壊だ。表参道で食べたトマトソースのパスタは1200円だった。みかづきのイタリアンには、何が入っているんだ。そして、ファーストフードと謳っている割に、10分は待つ。もはや全然ファーストフードではないじゃないか。味は、給食でこんなスパゲティ出て来たなぁというような、もちもち麺と濃ゆいトマトソースでなんとも懐かしい味。ちなみにポテトとドリンクを付けても520円らしい。表参道で展開して欲しい。

沼垂商店街というエリアも非常に面白い。ぬったりと読むのだけど、本当にぬったりとしている場所で、お洒落なお店が多くて楽しい場所だ。お酒やコーヒーをぬったりと飲みながら、ぬったり読書して、パンにジャムを塗ったりするのもいいかもしれない。数多くの地方商店街に行ってみたらシャッター商店街でほとんどやっていなかったなど裏切られてきたという傷心を持つボクは期待値が”地方商店街”という名前の響きだけで期待値がかなり低かっただけに、沼垂商店街はハイセンスなお店が並ぶ商店街で良きところだ。

500円出すと新潟県内のお酒がお猪口で5杯飲めるというポン酒館も駅ビルの中にある。このお店は越後湯沢や長岡などにもあるらしい。新潟の美味しいお酒が飲みまくれる。この80銘柄近く揃った機械も、面白い。DHCが酒蔵を持っているという事実も衝撃的。

古町商店街から近い、白山神社も風情があった。

新潟市内は、ステレオタイプなイメージを遥かに超えてくる昭和レトロ×お洒落×蟹が可哀想なぐらい安い街。関西からピーチでばびゅーんと飛んでくるのがおすすめ。安いときは片道4000円なんてことも。

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