君たちはどう生きるか、ぺリカンとインコ

ペリカンはクリエイター(アニメーター)仲間、インコは大衆説。理想を持って高く飛ぼう(理想の作品を作ろう)とするペリカンは、作ろうとするもグロテスクな世界にたどり着くだけで一向に理想の作品にはたどり着かない。終いにはワラワラを襲って食べてしまう。これは子供を作ることを、家庭を持つことを、親になることを放棄するペリカンの生き方が反映されてるのではないか?
最初の門をくぐるのはなんとなくアニメーターの入社試験を受けてる感じにも観える。脳天気なインコに比べて妙にシリアスな描かれ方してるのも
世捨て人としてのクリエイターを反映してるからではないか。
インコは脳天気で欲深い。それでも世界を彩ってるのはそんな普通の大衆であると7割の侮蔑と3割の愛情を持って描いていたと思った。

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