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小説やプロットの矛盾を見つけるGPTsつくった(ログ公開・コツ紹介あり)

今回扱うGPTsはコチラ。

小説やプロットの矛盾を見つけるGPTs

物語について尋ねると、古典や現代文学を踏まえながら語ってくれるGPTs


ストーリーアナリティクス作成時のログ

まず、どんなことができるGPTsなの?

案ずるより見るが易し。

User
犯人Aが人質と船に乗り込んでから既に3時間が経過していた。
ハイジャックされた船は沖合いに進む。

一方、港では犯人Bと警察と対峙していた。
警察の焦りを見てニヤリと笑う彼の表情には、蔑みが込められている。
嘲笑に奥歯を噛みしめるも、人質がいる以上、手を出すこともできない。
早く、早くしてくれ!
思いばかりが強まる。

――緊迫した空気を切り裂くような着信音が鳴り響いた。
「犯人確保しました! 人質は全員無事です!」
張りつめていた糸が切れ、安堵の息が漏れた。
もはや犯人Bを守るものは何もない。

しかし、犯人Bはまだ笑っていた。
彼の腕には、解放されたはずの人質がいる。
「残念だが、俺の運はまだ尽きてないようだ」

再び睨み合う両者。

ChatGPT
この物語には、大きな矛盾点が存在します。それは犯人Aが船に乗り込んで人質を連れ去った後、犯人Bが港で警察と対峙している間に、犯人Aが人質を連れている船が警察によって確保され、人質が全員無事であると報告されたにもかかわらず、犯人Bの腕に解放されたはずの人質がいるという点です。

1. 犯人Aが船に乗り込んだ後、人質と共に沖合いに向かう。
2. 港では犯人Bが警察と対峙している。
3. 警察が「犯人確保しました! 人質は全員無事です!」と報告する。
4. しかし、犯人Bの腕には解放されたはずの人質がいる。

この矛盾は、人質がどのようにして犯人Bのもとに現れたのか、また犯人Aと船にいた人質との関連性が明確にされていないため生じています。物語の論理的な一貫性を維持するためには、人質の移動や犯人間の連携についての詳細な説明が必要です。

どう考えてもおかしいだろ!な点を指摘してくれます。
この場合だと人質の位置ですね。テレポートが起きていることを指摘します。

書いてるうちは案外気づかないけど、読者からしてみればツッコミどころはありがち。位置関係とか、案外忘れがち。
このGPTは物語中の矛盾を教えてくれます。

User
「よおジョン、ずいぶんしょぼくれてるな。タバコはいるかい」
「ああどうも……最近娘が思春期でな、うるさくってしょうがないんだ」 「ハハハ! あんたもそんなことで悩むようになったのか! あんだけ威張り散らかしてたのに変わったな」
「やかましいぞ。お前だって禁酒するって散々言ってたじゃないか」
「酒の前じゃどんな人間も屈するのさ。そういうあんたも禁煙するってこの間言ってなかったっけ?」
「絶好調だよ。ライターをくれ」

ChatGPT
この物語の断片において、明確な論理的な矛盾は存在しません。登場人物の会話は、彼らの個人的な悩みや過去の宣言について自然に進行しています。ジョンのタバコに関する言及は、彼の禁煙についての過去の言及と矛盾しているように見えるかもしれませんが、これは人間の行動の一貫性に関わる小さな矛盾であり、物語の論理的な整合性には影響しません。

1.ジョンは娘の思春期に悩んでいると述べている。
2.ジョンと彼の友人は過去の行動や決断について冗談を言い合っている。
3.ジョンはタバコを吸うことを選択している、これは彼が以前禁煙すると言っていたことと矛盾するかもしれないが、人間の行動の変化を反映している。


この会話は、キャラクターの一貫性に関する小さな矛盾を含むかもしれませんが、物語全体の論理的な一貫性を損なうものではありません。

キャラクターの嘘やギャップがあったときは、矛盾としません。物語全体の一貫性だけを重視します。

ちなみに鬼才・芥川龍之介作「蜘蛛の糸」を入れるとこの通り。

ちゃーんとこの物語は問題ないねって分析してくれます。
「道徳的な教訓を持つ物語です」ってわざわざ言うあたり、これ蜘蛛の糸じゃんって察している気がしなくもないですが。

作成時の入力内容

作成時のログ全文を公開します。
初心者のときに作成したので参考にはなりませんが、このくらい簡単な応答でもGPTsが出来るんだなということが伝われば幸い。
(すでにGPTsを試したことある人はここを飛ばして、文学愛好家さんの段から読むことをお勧めします)

User
物語の論理的におかしい点を指摘してほしいです。
物語の流れを1つ1つ丁寧に追い、前後の描写と矛盾しているところを指摘してください。

入力例:
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おばあさんは川で大きな桃を拾い、家に持って帰りました。
桃を食べようと割ってみると、中からなんと男の子が。
男の子は桃太郎と名づけられ、おじいさんとおばあさんに大切に育てられました。
ある日、鬼が島の悪い鬼の噂を聞いて、鬼退治に出かけることになりました。
おばあさんに作ってもらったきび団子をもって旅立った桃太郎。
道中で、犬、猿、キジに会い、刀をあげておともにしました。
鬼が島についた桃太郎は、鬼と対決し、戦いの末に退治します。
許しを請うオオカミ、桃太郎はオオカミを許すとお礼にと分けてもらった宝物をおじいさんとおばあさんに持って帰りましたとさ。

回答例:おともにあげたのは刀ではなくきび団子では?
回答例:許しを請っているのはオオカミではなく鬼では?

GPT Builder
Let's name this GPT "Narrative Logic Analyst." Does this name sound good to you?

User
日本人向けのため、日本語でお願いします。

ChatGPT
了解しました。このGPTの名前を「物語論理分析家」としましょうか?

User
いいえ、ストーリーアナリティクスでお願いします。

ChatGPT
(アイコンが生成される)
Here's the profile picture for "ストーリーアナリティクス." Do you like it or would you like any changes?

User
アイコンはこれで大丈夫です。使用言語を日本語にしてください。

ChatGPT
次に、このGPTの役割と目標に関してお聞きしたいと思います。特に、このGPTがどのようにユーザーを支援するか、またどのような状況やトピックに適しているかに焦点を当ててみましょう。

例えば、「物語の論理的な一貫性をチェックする」とか「物語のプロットやキャラクターの行動の妥当性を分析する」など、どのようなサポートが必要ですか?

User
物語の論理的な一貫性のチェックを重視してください。物語のプロットやキャラクターの行動の妥当性については、前後の描写と大きな乖離があるときのみ指摘をお願いします。
また、読者が物語を読むにあたって必要な情報・設定が十分に提示されていない場合も指摘してください。

ChatGPT
次に、「ストーリーアナリティクス」が避けるべきことや強調すべき点についてお聞きしたいと思います。例えば、特定のトピックや表現に対する配慮、重要視すべき分析のアスペクトなどがありますか?

User
物語の背景や動機に関する情報、描写の詳細については無視してください。
また、単語の使われ方を重要視してください。
例:「きび団子」を渡されたはずなのに「笹団子」を食べている

ChatGPT
「ストーリーアナリティクス」がどのように対話するか、つまり、そのトーンや対話スタイルについて、どのようなことを希望されますか?例えば、よりフォーマルな対話を望む、またはユーモアを交えたり、簡潔な解説を重視するなどの希望がありますか?

User
簡潔な解説をお願いします。物語の中で発生した矛盾にランク付けをしたあと、ランク1位の矛盾に対して説明を行ってください。

ChatGPT
「ストーリーアナリティクス」は完成しました。右側のチャットダイアログで試してみてください。何か改善点があれば、こちらでお聞かせください。他にご要望はありますか?

ここでエラーが発生したため仕切り直し。


リスタート、の前にプレビューにて動作を確認。

キャラクターの行動にも口出しをしているため、調整します。

完成したInstructions

※Instructionsの整理は都度行っています。

Role and Goal: 「ストーリーアナリティクス」は物語の論理的な一貫性を分析し、特に大きな矛盾点に焦点を当てます。小さな矛盾は無視し、大きな矛盾がなければ、問題ないと回答します。

Constraints: キャラクターの一貫性に関連する矛盾や、小さな矛盾は分析しないようにします。物語の背景や動機、描写の詳細は考慮せず、提供された情報のみに基づいて分析します。

Guidelines: 物語に含まれる大きな矛盾点をランク付けし、最も重要な矛盾点について簡潔に説明します。分析は専門的かつ詳細に行います。

Clarification: 物語が曖昧または特定の詳細が欠けている場合、正確な分析のためにユーザーに確認を取ります。

Personalization: 簡潔な解説を重視し、分析結果をわかりやすく伝えます。


このぐらい簡潔な内容でもちゃんと動くんですね~。
ただし、先述した通りInstructionsの整理は手動でも行っています。

そのあたりについては文学愛好家さんのケースにてご説明しますね。

文学愛好家さんの四苦八苦

文学好きの考察中毒勢レディが感想を返してくれるGPTsも作成しました。

ああ、「羅生門」、芥川龍之介の傑作ね。この物語は、廃れた都と倫理の崩壊を背景にした、深い哲学的問いを投げかけているわ。主人公たちが羅生門で直面する選択は、人間の道徳と生存の狭間で揺れ動く心理を見事に描写しているの。

この作品は、人間の倫理と獣的な本能のはざまでの葛藤を浮き彫りにしている点で、ドストエフスキーの「罪と罰」を彷彿とさせるわ。どちらの作品も、人間が極限状態に追い込まれた時に見せる本質を掘り下げているのよ。芥川は、荒廃した社会の中で、人間がどこまで倫理を保てるのか、その境界線を探求しているわね。

また、「羅生門」の終わり方は、人間の道徳的な決断があいまいで不確かなものであることを示しているわ。これは、カフカの「変身」のように、現実の不条理さと人間の存在の脆弱性を暗示しているとも言えるわ。芥川のこの作品は、読む者に深い思索を促し、人間の本質について考えさせてくれるの。まさに文学の力を感じさせる作品ね。

ちなみに、物語を直接入れてもちゃんと反応します。

この物語の断片は、日常の雑談を描きながらも、人間関係の奥深さと、人生の変化についての洞察を示しているわね。ジョンとその友人は、個人的な苦悩や挑戦について話しているけれど、そのやり取りは彼らの間の親密さと相互理解を暗示しているの。ここには、人間が時間とともに変化する様子と、その変化に対する周囲の反応が織り交ぜられているわ。

このシーンは、ヘミングウェイの作品に見られる、深いテーマを簡潔な対話で表現するスタイルを彷彿とさせるわ。ヘミングウェイの「老人と海」のように、一見何気ない会話が、実は登場人物の内面や背景、人間関係の複雑さを浮き彫りにするのよ。同様に、この物語の断片では、日常の会話を通じて人間の弱さ、挫折、そして成長の可能性が垣間見えるのね。

……けれど最初は、なかなか思うような回答が得られず四苦八苦。
「物語を読み解くにあたって、古典や現代文学から引用してください」という指示をしたものの、一向に引用してくれませんでした。

User
羅生門について簡潔に感想を述べてください。

ChatGPT
「羅生門」は、ある意味で人間の生の厳しさと倫理の揺らぎを描いた作品ね。荒廃した世界で生きる道を模索する主人公の苦悩が、私たちの心に深く訴えかけてくるの。彼の選択は、生きるための倫理という難問に私たちを突き当たらせるわ。この物語は、破綻した世界の中で、人間性がどのように形を変えるのかを、痛烈に問いかけているのよ。

作成方法はストーリーアナリティクスとほぼ同じだったのですが、口調が変わっただけで、普段のChatGPTと大差なし。
そこでふと思う所があり、

  • 物語を読み解くにあたって、古典や現代文学から参照して読解を行ってください

  • 「この物語は、時の流れという永遠のテーマに触れつつ、愛と喪失の美しさを描いているの。これは、フローベルの「泥に混じる愛」にも見られるテーマだわ」というセリフを参考にしてください

と指示してみました。

User
羅生門について簡潔に感想を述べてください。

ChatGPT
ああ、「羅生門」、芥川龍之介の短編小説ね。この作品は、倫理と生存の間の葛藤を描いているわ。古い京都の門の下で、主人公が遭遇する死体と盗人の光景は、彼の心の葛藤を象徴しているの。この物語は、人間の道徳心と現実の harshness の間の緊張を巧みに描写しているわ。まるで、シェイクスピアの「ハムレット」に見られるような、「生きるべきか死ぬべきか」という問いに対する日本の解釈のようね。それに、芥川の独特な文体が、この重厚なテーマにさらなる深みを与えているわ。実に考えさせられる作品よ。

ちゃんと古典から語ってくれましたね!
ここから微調整して今の形になります。

コツ1・考え方をちゃんと示す

指示を変更して、「古典や現代文学から引用してください」を「古典や現代文学から参照して読解を行ってください」と言い換えることで、GPTの考え方に組み込むことに成功しました。

「引用してください」ではGPTの自己判断に任せることになってしまい、効果の薄いプロンプトになっていたようです。
僅かな差ではありますが、「GPTには自主性はない」ということは念頭に入れたほうがいいかもしれません。

同様の文章であっても、具体的にどのように引用するかを指定していれば、問題なく動いたと思われます。
どのような回答の仕方を求めるかは、明確にしておきましょう。

コツ2・出力例を挙げる

フォーマットを固定することで、安定した出力を得ることができます。

今回で言うならば、セリフ例として上げた「この物語は、時の流れという永遠のテーマに触れつつ、愛と喪失の美しさを描いているの。これは、フローベルの「泥に混じる愛」にも見られるテーマだわ」ですね。

今回のようなセリフ例を渡すだけでなく、例えば正規表現だったり、プログラミングでも、入力データと出力データを渡すだけで、意図した挙動に近づきやすくなります。

User
以下の文章を置換する正規表現を考えてください。\nは改行です。

入力例: 1.あなたのために\n
出力例: ## 1.あなたのために\n

ChatGPT
この置換のための正規表現を作成するには、入力されたテキストのパターンを特定し、それを目的の出力フォーマットに一致させる必要があります。提供された例を考慮すると、以下のような正規表現を使用できます。

正規表現:
検索用パターン: (.+)
置換用パターン: ## $1

ちょっと脱線しましたが、大事なことなので。

コツ3・微妙な違いによる変化に気を付ける

さて、先ほど「この物語は、時の流れという永遠のテーマに触れつつ~」というセリフ例をInstructionsに入れましたが、「物語が入力されないとキャラ崩壊する」という謎の現象に見舞われました。

なぜか「~ですわ!」ってお嬢様口調になるんですよね……。ChatGPTの文学愛好家のイメージどうなっとんの?

何をやっても直らず、まさかと思って、
修正前:この物語は、時の流れという永遠の~
修正後:この文章は、時の流れという永遠の~
としたところ見事に収まりました。ええ~!?

根幹となる重要な部分は、微妙な差も挙動に影響します。
トラブルの原因にならないようしっかり確認しましょう。


思うように動かないときは、指示やInstructionsに問題があります。何か見落としていないかチェックしていきましょう。

実はいまでも稀にキャラ崩壊します。

【注意】Instructionsは都度保存しよう!

GPT Builderは、人間から受けた指示を受けてCustom instructionに指示書を作っていくのですが、必要な文章が勝手に消されることがあります。

User
大人しい性格ではなく、語り始めると熱くなる性格にしてください。

この指示をしたとき、「この物語は、時の流れという~」という先ほどのセリフ例が消滅しました。

応答を繰り返しているとGPT側でプロンプトをまとめ直すようですが、必要なものまで削除してしまうようです。

Custom instructionはテキストボックスになっているので直接修正できます。
メモ帳にコピーしつつ、大事なプロンプトが消えたら戻しておきましょう。

また、まれに簡体字が混ざったり、文字の切れ端が入ったりします。残すと回答の精度に関わるので要注意!

ちなみにCustom instructionに直接指示を打ち込むのはおすすめしません。というのも、GPTに通じない言い回しをすると、GPTの回答の精度が一気に下がるからです。(妖怪マサラランカレー等)
妖怪マサラランカレーなんて打ち込まないだろ…って思うかもしれませんが、こういう異常ワードを使わずとも、まれに「言い回しが通じていない」ことがあります。
話し言葉だと使ってしまうワードが、GPTには難しかったりするんですね。

GPTsの精度に関わるので、直接指示したいときは通常のGPTに指示を一度通しましょう。「あなたなりにこの文章を言い換えてください」とかね。
GPT自身が生成した文章ならGPTsでも通じます。

最後に:おすすめGPTs紹介

MyGPTs、おもしれ~! 今回はお試しも兼ねているので中身も簡潔ですが、アクションやAPIも使えるので凝ったものも作れます。

GPTsの紹介記事がnoteに結構上がってるので、お手伝いさんが欲しい人は探してみてね。

""で挟んだ日本語の文章を修正するGPTs。このGPTsの偉いところは、文脈を維持してくれるところ!
文章修正をGPTに依頼するとざっくり書き換えられてしまうことが稀によくあります。細かいニュアンスを維持したまま冗長な文章を訂正してほしいときにピッタリ!

CiNii Booksから大学図書館の本を探してくれる司書さんGPTs
ためしにマイナーな著者や無茶ぶりをしてみましたが、全然耐えられました。すごーい!
「ハレとケのいい本ない?」とだけ聞いても、ちゃんと民俗学の関連書籍を引っ張ってくれます。


もしよかったらウチのも遊んでやってくださいね。
(急に使えなくなるかもしれないけど許してね)

おわり!

おまけ 文学愛好家さんとおしゃべり

少し雑談しませんか?

もちろんよ。文学の世界では、小さな雑談からでも、大きなインスピレーションが生まれることがあるものね。どんな話題でも構わないわ。あなたの興味のあること、最近感じたこと、何でも聞かせてちょうだい。私たちの会話が、まるで小説の一ページのように、色鮮やかなストーリーを紡ぎ出すことでしょう。

最近、ホロンについて学んでいます。面白い考え方ですね。

ホロンとは確かに興味深い概念よね。それは、アーサー・コースラーが提唱したもので、個々の存在が自律性を持ちながらも、より大きなシステムの一部として機能するという考え方。まるで、一つの物語の中のキャラクターのように、個々には独自の意味と目的がありながら、全体の物語に不可欠な役割を果たしているわ。

この考えは、例えばバルザックの「人間喜劇」にも通じるものがあるわ。バルザックは、多様な登場人物たちを通じて、19世紀のフランス社会全体の姿を描き出したの。各人物は自己完結しているけれど、全体としてはより大きな意味を持つ、まさにホロン的な存在よ。

ホロンの概念は、私たち自身の人生においても示唆に富んでいると思うわ。個々人は自分自身の物語を持ちながら、家族、社会、そして世界という大きな物語の中で重要な役割を果たしているのよ。あなたは、ホロンの概念についてどのように感じる?それがあなたの世界観や日々の生活にどのように影響しているかしら?


オススメの物語を紹介して!

もちろんよ、素敵な物語を紹介するわね。あなたがどんなジャンルを好むかは分からないけれど、多くの人々に愛されている、感動的で心に残る物語を一つ選ぶわ。

『ノルウェイの森』、村上春樹のこの作品は、若者の心の機微を繊細に描いた現代文学の傑作よ。東京を舞台に、主人公・ワタナベが大学生活を送りながら、恋と友情、そして喪失の痛みに直面する様子が描かれているの。この物語は、時の流れと共に変わる人間関係や、失われた愛を静かに懐かしむ様子が、とても哀愁を帯びていて、読む人の心に深く刻まれるわ。

また、この作品は、過去と現在、そして未来への思いが交錯する様子を見事に描き出していて、まるでマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』を彷彿とさせるわ。若者たちの心の動きが、繊細な筆致で描かれている点では、J.D. サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』とも共鳴するところがあるのよ。

『ノルウェイの森』は、読んだ後も長く心に残る物語で、あなたの人生において何か特別な意味を持つかもしれないわね。読むことで、人間の心の深淵を垣間見ることができるはずよ。


面白いギャグを考えてください。

もちろん、面白いギャグを考えることも、文学の世界では大切な要素の一つよね。さて、こういうのはどうかしら。「ある日、シェイクスピアがバーに入ってきて、バーテンダーが尋ねたの。「お客さん、あなたは大文豪ですか?」シェイクスピアは答えたわ。「いいえ、私はバードです!」」

これは、シェイクスピアの「バード」と鳥の「バード」をかけた言葉遊びよ。文学的な知識を持つ人には特に面白いかもしれないわね。

面白いかな……。

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