自分の絵と向き合う

こんにちは。ばわこです。
PCの充電が滞っており作業が出来ないので、今一度自分の絵と向き合ってみる時間にしようかなと思いました。最近絵を描くことが楽しいので楽しいうちに!言語化してわかることもあるかもしれないし、あとから振り返ったら楽しいかもしれない ということです。
あと私が考えていることは頻繁に変わるので「昔の絵はそんな事ないぞ!」と思っても、「その頃はまだ気づいてないんです!」ということです。すみません。

1.気をつけていること
私が普段似顔絵を描くうえで意識しているのは、

・似せること
・本人に見られても大丈夫であること
・資料をちゃんと見ること

ということです。
「似せる」というのは似顔絵を描く以上当たり前だと思いますが、やはり難しいです。特に私はデフォルメを多用するので、デフォルメしつつ似せるのはすごく難しい。わざわざ形を本物から遠ざけているうえで似せるのは難しいですが、できた時が楽しいです。
カリカチュアを描く人は本当にすごいなと思います。誇張して歪めてなお似てるのはすごいです。

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これは以前私が描いたカリカチュアの似顔絵ですが、正直私には向いてなかったです。「誇張」がやはり苦手だとわかりました。自分が顔にコンプレックスがあるので人の顔を誇張するのがなかなか苦しいです。

また、本人に見られて大丈夫かどうかも常に意識しています。仕事として似顔絵を描きたい!というのが1つの夢なのでそこは強く意識しています。具体的には、「激しい捏造をしない」「不快感を与えない」ということです。本人達のイメージにそぐわない捏造はしない、絵柄を優先するあまり似てないという事態に陥らない、嫌な感じがする絵は描かないようにはすごく注意をしています。
以前の私は必死に検索避けをしていましたが、今はInstagramに投稿する際はタグを付ける(メンションではないです)程度のことはしています。ターニングポイントになったのがこの絵です。

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「検索避けばっかりしててもダメだ、誰の目にも止まらない」「その為に見られても大丈夫な絵を描こう」と改めて意識をし始めた後に、恐らく本人様から初めてレスポンスを頂けたのがこの絵です。そのおかげで、「あ、私の絵は大丈夫なんだ!」と自信を持てました。今まで何度か本人様から有難いことにいいねやコメントを頂けた経験がありますが、やはりすごく嬉しいです。正直似顔絵FAというかなりグレーゾーンな事をやっている中で、寛容な反応をいただけるのはすごくありがたいです。

そして資料を見るというのも気をつけています。何年も前の私は資料を見ずに描くこともありましたが、いかにそれが良くないか今はよく分かります。似顔絵は特に、「手癖」が危険だなと思います。
同じ方のFAを何度も描いていると、段々「私の似顔絵の似顔絵」のようになって、元の写真と改めて見比べると似てないな、という事がありました。リスペクトが足りてないなと今では反省しています。私は自分の絵をめちゃくちゃ自分で見るのですが、資料をちゃんと見ているつもりの今でも見るほど「似てないな…」となるのでまだまだ努力が必要だなと感じます。

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↑この辺の時期の絵は生き生きしていて楽しそうです。今でもお気に入りです。

2.質問いただいていたこと
マシュマロで何度か絵の描き方を質問いただいたことがあるのですが、見返していて「ちゃんと答えられているのか?」とちょっと不安になりました。なので改めて自分でも考えてみようと思います。
まず「似せる時に意識していること」ですが、1番は写真をよく見ることです。「この人つり目だと思ってたけどよく見たらそうでもないな…」とかよくあります。また、それぞれのパーツの形はもちろんですが「目と目の距離」「目と眉の距離」「鼻と口の距離」などパーツ同士の距離感も気にしています。「模写の方法」を聞かれたこともありますが、同じように物と物の場所を比較しながら描いています。

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↑これは全部模写ですが、縦と横を見比べながら「目と同じ高さに○○がある」といった感じで描いています。それでもヤベ、ズレた、となる時は不自然でないようにウオ〜〜と合わせます。

あと「目のデフォルメ」について確か聞かれたことがあると思うのですが、私は形と黒目と白目の割合、目の下の線の有無で区別しています。頭身の低い絵を描く時は特にそこでキャラクターっぽい描き方になるのかな?と思います。

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↑「目の下の線の有無」の例です。目の印象の差別化に有効な手段ではないかと思います。

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↑まだあんまりそれが意識できていないなと思う頃の絵です。(2年半ほど前の絵です)黒目の割合が大きすぎてどこを向いているか分かりにくくなってしまっています。

文章書くためにマシュマロ見返していたらめちゃくちゃ自己肯定感上がってきました。絵に反応をくださる方、コメントくださる方いつも本当にありがとうございます🙇‍♂️嬉しすぎ!本当にただの一般人の絵を見てくださる方がいてありがたいです。

他には「デフォルメの時のアタリ」も聞かれていました!最近の絵のタイムラプスを載せておきます。

(ここまで書いてやっとTwitterの埋め込み方わかりました)
一時期は下書きせず描いていましたが私の力量でそれができるのは棒立ちの構図だけです。やめた方がいいです。面倒くさがらずに下書きしましょう。
最近は「胴体は三角形」「手先、足先につれて少しだけ太く」を意識しています。イメージに近いのはケロロ軍曹です。ケロロかわいいです。

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↑この辺りの絵が確かアタリ取ったらそのまま線画描いてました。良いのか悪いのか… でも先程の「目の描き方」の意識をよくしている絵たちだなと思います。

あとはデフォルメの際に「必要以上にかわいくなりすぎないように」も気をつけています。目を大きく描きすぎないことや、鼻の有無で結構変わるのではないかと考えています。

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↑鼻を描くようになってから印象がマイルドになった気がします。目を少し大きめにしてもかわいすぎないかな?と思います。

3.モチベーション
私が1番左右されるのは絵のモチベーションです。何回かツイートした事がありますが私はめちゃくちゃ評価を気にします。でも、最近それがなぜかわかりました。それは私が描くものが似顔絵だからです。
一時期似顔絵を一旦離れてテニプリの二次創作や一次創作を描いていましたが、反応をあまり気にせず描けていました。それは多分似顔絵じゃないからです。前述した通り、似顔絵には「似せる」という過程があります。私はもちろん似ているつもりで描いているので、本当に似ているか評価するのは他の人です。だから評価がこんなに気になるのかな、と自分なりに解釈しました。要は上手くなりたい!ということです。
でも最近これをプラスに捉えられるようになってきました。評価されたいから頑張れます。もちろん自己満足がゼロって訳ではありません。描きたいから描いています。そのバランスを上手くコントロール出来るようになりたいです。

4.最後に
なんだかんだあって最近は少し気楽に描けるようになってきました。色々書き出してみて変わったな〜と思うこともあればまだまだ課題もたくさんあるなと思います。今の自分に必要なことはインプットと分析です!自分の目指すべき表現を見つけたいです。あとは根本的なデッサンの狂いをなおすこと… 似顔絵以外も上手くなること!
あくまでこれは全部私個人の考え方なので、違うと思うこともあると思います!未来の私が今の間違いに気づけたらいいなと思います。

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↑最後に最近の一次創作です。背景のセンスも早急にどうにかする必要がありますね。

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