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深夜モスシェイクを飲んで、寝た。

父との思い出の味は、モス。

共働きの家庭で育った私の父との思い出の味のひとつが、モスバーガーである。月に何回かあった父が夕飯を用意する日は、モスバーガーである確率が高かった。

いつも父は、職場を出たら、バスに乗る前にモスバーガーに予約の電話をしていた。最寄のバス停よりも手前のバス停で降り、作り立ての温かな袋を店舗で受け取り、歩くのが嫌いな父がいつもより長い道のりを歩いて帰宅してくれていた。たまに、私が引き取り業務や電話業務を頼まれることもあった。

家に帰ると、大皿の上に紙に包まれた商品を並べ、ランチョンマットの上に置いた取り皿の上で食べるのが定番だった。

父は、モスバーガーやロースカツバーガーも好きだった気がする。いつも先にバーガーを選んでいいよと言ってくれていたので、好きなバーガーを把握していない。大学生にもなると、父から「今日の夕飯はモスです。リクセストがあれば連絡ください。」と連絡が入っていた記憶もある。

深夜にモスシェイクを食べる幸福感。

昨日は、無性にモスシェイクが飲みたくなり(こんな気持ちは初めてだった)、デリバリーを頼んだ。久しぶりに飲むモスシェイクはたまらなく美味しかった。Mサイズのモスシェイクを見て、こんなに大きいサイズは飲みきれないと思ったのも束の間、身体を震わせながら飲み切ってしまった。

受け取った頃には溶けはじめていたモスシェイクだが、溶けているところと溶けていないところをストローで混ぜることで、ぐっと飲みやすくなった。理想は、Sサイズのコーヒー味とバニラ味を、どっちが美味しいか比較しながら飲むことかもしれない。

理想のモスオーダーを考える。

【昨日のメニュー 1人ver.】
モスチキン、枝豆コーンフライ、ライスバーガー焼肉、アップルパイ、バニラシェイクM

【理想のメニュー 2人ver.】
チリドッグ or テリヤキチキンバーガー、モスチキン、ライスバーガー、バニラシェイク、コーヒーシェイク

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